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2022年のベクトルタイルについて考える

Last updated at Posted at 2021-12-25

これはベクトルタイル Advent Calendar 2021の25日目の記事です。

2022年のベクトルタイルは自律分散協調

ベクトルタイル Advent Calendar 2021に貢献された皆様、素晴らしい貢献を尊敬します。それぞれ素晴らしい内容だと思います。当初、私は本日のエントリーで、皆様のエントリをレビューしようかと思っていました。今は、それは大それたことであると理解しています。読者の皆様、ぜひ一つ一つのエントリをチェックいただければと思います。

2022年のベクトルタイルは、誰か一人の個人が予測できるものではありません。自律分散協調の原則に従って、発展していくものと思います。

私は何をするのか

それはそれとして、私は何をするのでしょうか。私は当座、時間が見つかれば、次のことをしようと思っています。なお、私のアイディアを用いて先回りいただくのは歓迎します!

1. かわいい地図を Charites で実装する

ウェブ地図の多様性と、ベクトルタイルで人を助けることで記載した通りの特性を持つ、かわいい地図を Charites で実装してみたいと思っています。

2. 英国オードナンスサーベイのベクトルタイルを Raspberry Pi でホストする

英国オードナンスサーベイは、グレートブリテン島をカバーするベクトルタイル OS Open Zoomstack を mbtiles 形式のオープンデータとして配布しています。これを Raspberry Pi でさっくりホストしてみたいと思っています。

これまではサーバを Node.js で書いてみていました。今回、勘を取り戻す目的で、Ruby の sinatra と sqlite3 でサーバを書いてみたいなと思っています。このアドベントカレンダーにも、地理院ベクトルタイルを mbtiles にダウンロード・差分更新できるツールという素晴らしいエントリがありました。 mbtiles という形式は、2022年にも、「枯れたフォーマット」として生き延びていくのではないかと私は考えています。

3. スウェーデンの CC0 ポイントクラウドデータをボクセルタイルにする

日本政府内の建設的な動きや、FOSS4G 2021 Japan Online での素晴らしいワークショップ、そして地理院地図ファンクラブのおかげで、2021年はボクセルタイルの仕事が進捗しました。

地図アートの文脈の干渉色カラースキームと合流してからの動きは非常に劇的だったと思っています。

https://github.com/optgeo/cudi はパブリック・テンプレート・リポジトリになっており、ここから新しい可視化が進めば嬉しいと思っています。

加えて、青山学院大学における UNVT Hackathon 及び UNVT Meetup でもボクセルタイルの素晴らしい仕事がありました。

この技術は、日本という領域特有のものではなく、グローバルな普遍性がある技術です。

スウェーデンの地理空間情報当局は、ポイントクラウドデータを CC0 のオープンデータとして提供しておられます。このデータをボクセルタイルにして、Raspberry Pi でホストしてみたいと思っています。

4. デンマーク住所データのベクトルタイルを作る

これは初歩的な作業になりますが、デンマークの住所データについてベクトルタイルを作ると、色々と解るべきことがわかる気がします。

https://github.com/openaddresses/openaddresses/blob/master/sources/dk/countrywide.json
によれば、
http://dawa.aws.dk/adresser?format=csv
にそのデータがあります。なお、上記の URL を踏むと、いきなりダウンロードが開始されるようなので注意が必要かもしれません。

2021-01-19 SDGs「行動の10年」のためのワークショップ

2021-01-19 には、Workshop on Geospatial DRR for Decade of Action (Day 2) - UN-GGIM WG-Disasters TG-B meetingを開催予定です。これは、Geospatial Capacity Development Conference on GNSS applications and DRRの一部となっています。

このワークショップのコンセプトノートの要所を整理してみましたので、最後に共有させていただきます。

 2021-12-25 20.13.12.jpg

このコンセプトノートの第一、第二段落の翻訳はウェブ地図の多様性と、ベクトルタイルで人を助けることに記載しています。

2022年には、ベクトルタイルがこれまで以上に当たり前の技術になり、ウェブの一部としてさまざまな価値を生み出しているようになると思っており、私もその歴史の流れに参加していきたいと思っています。引き続きよろしくお願いします。

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