G空間情報センターからオープンデータとして公開されているProject PLATEAUの三次元タイル（3D Tiles）形式データを、自分の超小型サーバに取り込んで、ウェブ地図の形で見えるようにしています。

超小型サーバというのは実際には Raspberry Pi 4B であり、活用している技術は惑星間ファイルシステム（IPFS; InterPlanetary File System）です。

この実装は「破壊的に安価で、耐え難いほど遅く、そこそこ止まらない」ことを目指した実装です。

この技術は、今年6月にコソボで開催された FOSS4G 2023 のために、私が主任を務めている国連スマート地図グループのプロジェクトとして開発しました。

地理空間情報をIPFSのような分散ウェブ技術によって手軽に共有できるようにし、ウェブ地図を開かれたものに保つことを私たちは目指しています。そのためのプロジェクトとして、国連スマート地図バザールは立ち上がりました。

国連スマート地図バザールは、国連スマート地図グループのプロジェクトであり、国連スマート地図グループは国連オープンGISイニシアティブの第７作業部会です。