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【若者の権利】re:Invent 2025 All Builders Welcome Grantへ参加してきました。

Last updated at Posted at 2025-12-09

2025 12/1~12/5の日程でLas Vegasにて開催されたAWS re:Invent 2025にAll Builders Welcome Grantというプログラムで参加したのでそれについて書き留めます。

プログラム概要

プログラムの概要はAll Builders Welcome Grantのホームページに記載の通りですが、以下に一部引用します。

This program expands opportunities for builders to develop and influence the next generation of technology. The All Builders Welcome Grant is for builders in the first five years of their career. It removes the financial barrier to attend AWS re:Invent, December 1-5, 2025. This event provides immersive opportunities to learn, network, and build community.

ざっくりまとめると、

  • 多様な視点を結集して、ビルダーが次世代のテクノロジーを開発し、影響を与える機会を創出する
    • そのために、キャリア最初の5年間のビルダーを対象としてAWS re:Invent への参加における経済的障壁を取り除く
    • 学習、ネットワーキング、コミュニティ構築のための没入型の機会を提供する
      というのが趣旨のプログラムになります。

実際、プログラムには世界各国から推定300人程度の若者が集結し、それぞれのバックグラウンドや興味、熱意を語り合いました。

参加要件

応募要件を満たしている場合に応募フォームを記入することで申し込み可能です。
実施や募集の情報は都度All Builders Welcome Grantのホームページを確認してください。

主要な条件は以下の通りです。

  • 21歳以上
  • キャリアの最初の5年以内であること
  • 以下の2つの選択肢のいずれかを満たすこと:
    • テクノロジー業界またはテクノロジーキャリアにおいて機会を追求する際に、独特の障壁または不利な状況に直面したことがある
    • 本プログラムへの参加が、プログラムの使命を推進または促進するのに役立つこと

最後の条件については、応募フォームで記載していくことになります。応募する場合は、各々の使命感を存分にぶつけましょう。

特典

さて、このプログラムでは様々な特定抜けることができます。ここでは主要なものを紹介します。

re:Inventへの招待

まずはイベントへの招待です。以下を個人の負担なしで受け取ることができました。

  • re:Inventの参加パス
  • 往復航空券
  • 会期中のホテル宿泊
    • TI (Treasure Island))
  • 一定額の生活費補助
    • LyftおよびVisaギフトカード

プログラム概要にも記載がありますが、re:Invintへの参加にあたり多くの若手にとって経済的な障壁は非常に大きいです。それを取り除いてくれるのは非常にありがたい。

Support from Alumni Advisor

およそ8名のGranteeにつき一人のAlumni Advisorが付き、参加前から参加中までの間様々なサポートをしてくれます。
Alumni Advisorは名前の通り以前Granteeとして参加を経験した先輩です。

専用のSlackチャンネルやキックオフミーティングでプログラムに関する情報や自信が参加した際の経験、参加にあたってのアドバイスをしてくれます。

少人数のグループが組成されるため疑問も投げかけやすく不安を払拭しやすいのと、Advisorのプログラムに対する熱量が大きかったので参加に向けてモチベーションがどんどん上がっていきました。

Swag

最初にリュックサックをもらいました。
あとはバッジに付けるABW Grantの印も配られ、回帰中はこれを付けている人はみんな仲間だとわかるようになっていました。

会場内でバッジを見て、"君もGranteeなんだね!"なんていうような会話ができます。
IMG_1391.png

Opening & Closing Celemony

前日の夜にOpening Celemonyが、re:Playの前にABW GrantのClosing Celemonyが実施されました。
趣旨としてはネットワーキングが主で、世界各国から集まった参加者同士"Nice to meet you!"からコミュニケーションを始めます。みんなフラットに初めましてなので、変にグループ化していることもなく、お互いの出身地や仕事について楽しく会話できました。
この場で出会った仲間たちの話は後章で。

ABW Grant Lounge

イベント中の10:00~17:00には、Venetianの一室が専用のLoungeとして提供されました。
軽食が取れるのと同時に、参加者同士のネットワーキングの場として開放されていました。

Loungeの隅にはHead Shotスペースがあり、プロによるプロフィール画像の撮影も行われていました。私は撮らなかったのですが、見せてもらったらいわゆるアメリカ調のプロフィール画像が出来上がっており、記念に撮っておけばよかったと思いました。

Sessions for Grantees

以下セッションがGrantee専用セッションとして提供されていました。

セッション名 概要
A Portfolio Workshop: Building Your Technical Story 技術的な実績を示すポートフォリオを構築する90分間の実践的ワークショップ。ラップトップ持参推奨
Leadership Panel AWSリーダーによるキャリアパネル。変化への対応、意思決定能力、コミュニケーションスキルなどのテーマで実践的なアドバイスを提供
Speed Mentoring and Networking 業界リーダーとの少人数メンタリングセッション。技術開発、コミュニケーション、ネットワーク構築、AI、アナリティクス、アーキテクチャなどのトピック
Preparing for Interviews workshop STARメソッドを使用したインタビュー準備ワークショップ。
How Community Helps Your Certification Journey Golden Jacket保持者によるパネル。コミュニティプログラムを通じたキャリア成長の加速方法
Closing Reception ABW Grantコミュニティとのクロージングセレブレーション

Reservation Sheets for Keynotes

Keynoteの座席がGrantee向けで1ブロック分確保されていました。Opnening Keynoteでは30分前まで、その他Keynoteでは15分前までに会場へ行けば列をスキップしてその席に座ることができます。

特別良い席というわけではありませんが、それでも長い列に並びOverflowの恐怖と闘うことを考えれば非常にありがたい権利です。私はMatt GarmanのOpening Keynoteを聴講しました。

(SI業務に従事している人間としては、その在り方を改めて見つめ直す必要を感じるようなセッションでした。成長しない限りAI Agentに取って代わられるのはあるいは我々側であると。)

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出会った仲間たち

(プライバシーを侵害しない程度に)世界各国から集まった仲間たちを紹介します。

名前 詳細
Sさん ワシントンD.C.でPhDとしてAIの研究に従事。
Sさん フロリダのソフトウェアエンジニア。The Chainsmokersのイベントで踊っていたイケメン。
Jさん オーストラリアのソフトウェアエンジニア。失くしたスマホを一緒に探してくれたイケメン。
Yさん ネパールの学生兼データエンジニア。Cloud Club Captain。
Iさん スペインのクラウドアーキテクト。5kマラソンで私に勝利。
Yさん アリゾナの修士学生。AI&Robotを専門にする親日家。

などなど。他にも、同じ会社でUK所属の仲間3人とも出会いました。
皆バックグラウンドは様々で、共通して技術への探究心は強い、そんな素敵な仲間たちでした。
彼らとの会話は間違いなく自身のキャリアへの刺激になりましたし、お互いが今後どこかで会えるように各々活動し高め合えるような繋がりが作れたと思います。
(日本語ブログを読むことはないと思いますが、、)本当にありがとうございました!!

感想

まずはre:Inventの体験自体が特別で、各種セッションやワークショップでの学びが非常に大きかったです。選びきれないほどのセッションから自分の興味に合わせて好きなことを、世界中の人と学べる5日間がある。という事実がなんと嬉しいことか。

その中でも特に今回のプログラムに参加して改めて感じたことは

  • 世界はシステムで日々変わっている
  • 自分は今、全世界的な技術発展の中にいる
  • 特にAWSは国を問わずそこに寄与する土台となっている

そして

  • 世界中にはそれぞれの背景の中で様々な体験をしている人がいる

だからこそ、

  • 日本で今やっていることも発信すれば(あるいはしなくても)世界の一部になり得る
  • 学びの種は世界中に広がっているのでアンテナは高く持てば成長は加速する
  • 学び、考え、試し続ければAWSを通じて世界の変化の一部に寄与できる

ということでした。

今後の話

まずは英語力の話。

自分に英語力があれば、もっと深く仲間達のことを理解できた、感動できたのだろうな。というのが率直な感想です。みんなの話が理解しきれずついていけない場面も多々ありました。
エンジニアなんてそこそこの英語ができれば十分でしょ?あとは技術が共通言語になるでしょ?と思っていましたが、会話をしていて一緒に盛り上がれないこと、深く共感できないことが何より悔しかったです。

次につながりの話。

LinkedInで世界各地の仲間たちとの繋がりができました。そして、彼らとのつながりを維持するためにできることはなんだろうかと考えたときに、自分の専門性を定義することと他人の専門性を理解することが重要だろうと思います。
自分の興味は深掘りする、試す、アウトプットすることで自分を定義すること、他人の発信に対する興味を持ちコンタクトの敷居を下げることを心がけようと思いました。

ということで、英語と繋がりをキーワードに研鑽していこうと強く思った帰国後でした。

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