はじめに
あるユーザー層とあるユーザー層を重ね合わせて分析したいときもあると思います。
例えば、「購入金額〇〇円以上の顧客」と「サイト流入〇〇回以上の顧客」で条件を設定して売上などの指標がどうなるかを見たいとか。そういうグループ化やその掛け合わせだったりもtableauなら簡単にできちゃいます。
そもそも「セット」とは?
セットとはグループのことです。「売上TOP10の顧客」とか「利益率WORST5の顧客」とかいった集団です。それらを掛け合わすことができるのが「結合セット」です。
上位 N とそれ以外のセット - Tableau
Tableau(タブロー)再現シリーズ(応用編)_3/20選(結合セット(集合)の作成)
こちら↑の記事では売上上位100の製品名のセットと利益下位100の製品名のセットの結合セットを作成しています。
セットを2つ選択したまま右クリックで「結合セットの作成」で作れちゃいます。
和集合・積集合(「または」・「かつ」)
結合セットの作り方は先の通りですが、結合のさせかたについてです。
◯と◯を重ね合わせたベン図が出てきます。高校数学の「場合の数・集合」や「確率」で出てきたやつです。
集合についてはこちらが参考になるかと思います。
数学入門:「和集合」「積集合」の概念をシミュレーターを用いて解説!
AかつB(積集合)
AまたはB(和集合)
結果
この動画では「売上top100」かつ「利益worst100」でくくっています。(つまり、売上高くても利益出てないっていうもの)
動画のように該当のものが青く表示されています。これを見たら「売上高くても利益が出てないなら縮小する」とか次のアクションを明確にすることができます。
このセットについては業務の場面で色々活用の仕方があるんじゃないかなって思っています。
例えば、「APPログインユーザー」かつ「ショッピング利用ユーザー」とか
「あるキャンペーンに応募している人」と「別のキャンペーンには応募しているけどあるキャンペーンには応募していない人」の比較だったりも新たな情報や施策を得るのに重要だと思います。
【Tableau Data Saber挑戦記】の最初の記事はこちら
こちらもぜひ
【Tableau Data Saber挑戦記】1. はじめます
以上、お粗末さまでした。