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【再現度高】初学者がはまりがちなfirebaseの罠を簡単なTODOアプリで攻略

Last updated at Posted at 2022-10-09

Firebaseの罠多すぎ問題

学習のため簡単なメモアプリをfirebase/firestoreを使って作成したものの、罠にはまり数日費やしたので初学者(僕)がはまりやすいところについて解説します。

罠一覧

  • そもそもver違いの情報が入り乱れており、他者の情報をもとにスクラッチでコードを書くと動かない
  • 最小構成(JS+html)の情報が少なく、Vueやreact等が必要になり、フロントで躓きがち
  • 意味も分からず、npm initしがち。jsonファイルをつい作ってしまう
  • 公式が初学者には理解しづらく、SDKの案内でnpm i firebase しがち
  • 上記とともに、export、require、importしようとしがち
  • publicフォルダがよくわからず、アプリがデプロイできない
  • htmlの名前をindex.htmlにしていない
  • 公式の情報は今回はfirebaseのconfig設定くらいしか使いません。下手にコピペすると動かんのよね

□環境

■開発環境
  • windows10pro
  • Vs code
  • node js
  • Git bash

■使用ライブラリ
なし!
★罠
nodeもfirebaseのインストールもいりません。
公式の通りにやると、npm i firebaseをやりがちですが不要です。
またnpm installでjson作りたくなりがちですが、まったくいりません。
デプロイに際してインストールの必要があるものがありますが、それまでは何もいりません。

■フォルダ構成
★罠
◇アプリのフォルダの直下にpublicフォルダを作り、
その直下にデプロイしたいアプリを置くこと。
※デプロイ時は設定をしない場合publicフォルダが使われます。
publicフォルダがない場合フォルダが勝手に作られ、
firebase hostingへの案内しかできないアプリと化します。
キャプチャ.PNG

□作業手順

firebaseの設定

①firebaseにログイン(googleアカウントがそのまま使えます)

②使ってみるをクリック
③プロジェクトを追加をクリック
④プロジェクト名をつける(他人と重複できないので、やや複雑目な名前を付けること)
⑤アナリティクスは無視して、続行をクリック
⑥アカウントを選択(default acount for firebase)しプロジェクトを作成をクリック
⑦プロビジョニングで3分ほど待つ
⑧⑦が終わったら続行をクリック

firestoreの設定

⑨左上の設定ボタンから、すべてのプロダクトを選択する
⑩cloud firestoreをクリック
⑪データベースの作成をクリック
⑫テストモード(どっちでもいい)で開始するを選び次へをクリック
⑬ロケーションを「asia-northeast1」を選択し有効にするをクリック
⑭プロビジョニングで3分ほど待つ
⑮DBができたら、何にも触れず左上の歯車マークをクリックし、プロジェクトの設定をクリック
⑯マイアプリの</>というマークをクリック
⑰アプリの登録という画面に切り替わるので、アプリのニックネーム(なんでもいい)をつけて、hostingの設定にチェックを入れる
⑱使えそうなドメイン名を入力し、アプリを登録をクリック
⑲SDKの追加のコマンドは無視し、const firebaseConfig = {}の中身だけコピペし、メモ帳にでも貼り付け次へをクリック
⑳いったん設定終わり

アプリを作る

htmlとjavascriptだけの簡単なTODOアプリになります。
アプリ名のフォルダの直下にpublicという名前のフォルダを作り、その中にindex.htmlとapp.jsのファイルを作ってください。

firebaseのversionは現在9になっていますが、なぜだかうまく動かずはまったので、古いバージョン(8.10.1)を使用します。
よその情報をみると、色々もってきてますが、firebase-appとfirestoreだけでいいです。
とりあえず以下をコピーしてください。

index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8">
        <title>Document</title>
    </head>
    <body>       
        <h1>Firestore-test</h1>
        Document名<input type="text" id="document">
        内容<input type="text" id="content">
        <button id="add-button">追加・内容変更</button>
        <button id="deleteData">削除</button><br>
        <div id="mainText">以下TODO<br></div>
        <script src="https://www.gstatic.com/firebasejs/8.10.1/firebase-app.js"></script>
        <script src="https://www.gstatic.com/firebasejs/8.10.1/firebase-firestore.js"></script>
        <script src="app.js"></script>
    </body>
</html>

公式で案内されますががexportやrequire、importはいりません(使えません)
詳しいことはちょっとしか知らないのですが、ローカルサーバを立てないと怒られ続けてはまります。12時間くらいはまりました。firebaseはapiサーバの構築をしないでデプロイできることもメリットなので、nodeやwebpackなどを使うのは、今じゃなくていいですよね!
というわけで今回は逃げます。

app.js
//以下はfirebaseの設定をコピーして貼り付けてください。
const firebaseConfig = {
  apiKey: "",
  authDomain: "",
  projectId: "",
  storageBucket: "",
  messagingSenderId: "",
  appId: "",
  measurementId: ""
};
//ここまで貼り付け
firebase.initializeApp(firebaseConfig);
const db = firebase.firestore();
//ここまでfirebaseの設定 
window.onload = function(){
    viewData();
}
//追加・更新機能(set) 更新はドキュメント名を指定してコンテンツを更新
// 定例句:db.collection('DB名はここい書いたものが勝手に登録される').doc(documentData);
//ドキュメントはIDのこと。.docでID指定をできる※指定しないと勝手に降られる
const add = async () => {
    const contentData = document.getElementById('content').value;
    const documentData = document.getElementById('document').value;
    const docRef = db.collection('Users').doc(documentData);
    //docref(ドキュメントデータ)にコンテンツ(コンテンツデータ)を入れる。
    await docRef.set({
        content: contentData//ここではcontentとしているが、ここで決めたものがcolumn名となる。複数olumnも設定できる
    });
    contentData.innerText="";
    documentData.innerText="";
    location.reload();
    viewData();
}        
// 削除用のメソッド(delete) ドキュメント名(ID)を指定して削除
//docでID指定。IDのvalueが合うものを削除。
const deleteData = async () => {
    const documentData = document.getElementById('document').value;
    await db.collection('Users').doc(documentData).delete();
    location.reload();
    viewData();
}
//表示用関数。
//読み取りメソッド(get)&for each
//docはIDのこと。コンソールログでdoc.id=docのID表示。doc.data()はdocの配列。.contentで中身指定
const  viewData=async ()=>{
    const snapshot = await db.collection('Users').get();
    snapshot.forEach((doc) => {
        const mainText = document.getElementById('mainText');
        const ID = document.createElement('span');
        const DATA =document.createElement('span');
        const BR =document.createElement('br');
        ID.innerText= doc.id+"=>";
        DATA.innerText= doc.data().content;
        mainText.appendChild(ID);
        mainText.appendChild(DATA);
        DATA.appendChild(BR);
        console.log(doc.id, '=>', doc.data());//テスト
    })   
}
document.getElementById("add-button").addEventListener("click", () => add());
document.getElementById("deleteData").addEventListener("click", () => deleteData());

とりあえず、ここまでコピーをして保存し実行をしてください。
おそらく、DBを使ったアプリができているはずです。

デプロイ

以下の順番でターミナルに入力してください。
npm install -g firebase-tools
firebase login
firebase init

firebase initでは、使用するサービスを聞かれます。
firestoreとhosting2種をスペースで選んでエンターを押してください。

Use an existing projectではさっき作ったDBがあるはずなのでそれを選ぶ。

あとはエンター連射です。
一か所、publicがどうのと聞かれる項目がありますが、これのおかげでpublicフォルダを先に作っておくと楽なわけです。
firebase jsonができていれば大体成功する。と思っています。なんでかはしらん。

firebase deploy

最後にfirebase deployコマンドを打つと、URLが出てきますので、コピペして飛びましょう。

最後に

自分がFBに触れる最初に出会えていたらなあ・・・という情報を記事にしてみました。 セキュリティの問題などもありそうで、nodeや.envなどを使ったほうがよさそうではありますが、とりあえずDBを使ったwebアプリをデプロイする!というだけが目的でしたらこの方法が最速でした。

サーバーサイドの入り口の予備知識としても優秀だと思います。

これを機にもう少しどっぷりサーバサイド方面に力を入れてみます。

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