【第42章】Excel巨大ファイル高速化支援|ヘルプデスクの“次の一手”
こんにちは、 HelpdeskTimesの辻つばさ です💼
今回は、 重すぎるExcelファイルを軽くして作業効率を上げる方法 を解説します。
📊 Excelが重くなる主な原因
- 不要なデータや書式が大量に残っている
- 複雑な数式や大量の配列数式
- 不要なシートや名前定義
- 埋め込み画像やオブジェクトの肥大化
🛠️ 高速化支援のステップ
① 不要データの削除
- 空白行・列を削除(Ctrl+Shift+↓で一括選択→削除)
- 使用範囲外の書式や条件付き書式をクリア
② 数式の見直し
- 複雑な関数をヘルパー列で分割
- VLOOKUP→INDEX/MATCH(またはXLOOKUP)に変更
- 配列数式は可能な限り通常数式に置き換え
③ 画像・オブジェクト最適化
- 高解像度画像を圧縮
- 不要な図形・コメントを削除
💡 ユーザー案内の工夫
- 軽量化前後のファイルサイズ比較 を見せて効果を実感させる
- 作業マクロの提供 で定期的なクリーニングを自動化
- 「保存形式の選び方」 (.xlsbで保存すると読み書きが速くなる場合あり)を説明
📝 軽量化作業マクロ例
Sub CleanExcel()
Cells.ClearFormats
ActiveWorkbook.RemoveDocumentInformation xlRDIDocumentProperties
MsgBox "クリーニング完了!", vbInformation
End Sub
🧠 つばさメモ:速さは“作業時間”より“待ち時間”を減らすこと
Excelの高速化は、ユーザーがクリックしてから結果が出るまでの待ち時間を減らすことが目的。
「何分も固まるファイル」 は、心理的ストレスと業務効率を同時に削ります。
📌 次回予告
次章は
👉 「迷惑メール相談窓口運用」 ** ユーザーからの迷惑メール報告を効率的に処理し再発防止につなげる方法** を解説します📩