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AirPodsとMacBookAirで音が途切れる問題

Last updated at Posted at 2017-08-07

問題

【問題1】
MacBookAirでAirPodsを使っていると、いきなり、YouTubeで視聴している曲やiTunesの曲が途切れる音が飛ぶようになった。たまにいいときもあるが、音が途切れ途切れに聞こえるようになった。しかし、ネットの回線が重い、回線が切れたというわけではなく、AirPodsで聴くと途切れてしまう。
ちなみに筆者の環境は、MacBook Air (13-inch, Early 2014),1.4 GHz Intel Core i5,RAM8GB, Apple Bluetoothソフトウェアのバージョン:5.0.5f1 である。
 
 - - - 2017-12-28 追 記 - - -
【問題2】
上記の音飛び問題は解決されたのにもかかわらず、音が途切れたり、飛んだりする状況に陥った。ちなみにその時のMacBookAirの周辺情報は、Apple Wireless Keyboard (2009)を接続していたとき。Bluetoothが混線したのだろうか、曲がブツブツ途切れてしまうときがよくあった。

原因

【問題1】
AirPodsが壊れていないかを確かめるため、iPhoneとペアリングし、ミュージックから曲を聞いてみると、途切れることはなかった。AirPodsの充電が少ないのかと思い、100%になるまで充電してから再び、MacBookAirと繋いで試してみたが症状は変わらず。したがって、AirPodsとiPhoneはOK、AirPodsとMacBookAirはNG、AirPods自体はOKであることから、問題はMacBookAirにありそうと判定。

【問題2】
現象としては、問題1の解決策を施したあとでも起こる。特に、bluetooth接続している時は、混線もしくは干渉されてしまう可能性も無きにしもあらずと感じる。
 

先行事例

事例(1)再起動する

[1] Airpodsが途切れる問題発生!やっぱり頼るは再起動って話
[2] 【AirPodsトラブル対応】エアーポッズをリセットしてiPhoneと再接続する方法
iPhoneとAirpods間でも、音が途切れることがあるとの報告がある。この場合の解決策としては「再起動する」ことである。試しに、MacbookAirを再起動してみるが、音が途切れる問題は以前と顕在してしまった。「再起動する」ことだけで解決することもあれば、解決しない場合があるみたいだ。

事例(2)NVRAM(PRAM)をリセットする

[3] Mac で Bluetooth がブチブチ途切れる問題
Mac miniとAirPodsを使用しているときに同様の問題が発生したようである。このとき、PRAMクリアをすることによって、AirPodsの音が途切れる問題が解決したと報告されている。なぜ、PRAMクリアによって問題か解決するかは定かではないが、「おまじない」的に「PRAMクリアすればなおる」とのことである。

解決策

MacBookAirはMac Miniと同じくMacOSで動いていることから、文献(3)に従い、PRAMクリアをすることが解決策であると考えられる。

NVRAM(PRAM)とは

[4] NVRAM または PRAM

コンピュータの少容量のメモリです。お使いの Mac の種類によって、NVRAMNon-Volatile Random-Access Memory)または PRAMParameter Random-Access Memory)と呼ばれます。NVRAM および PRAM では、macOS がすばやくアクセスできる場所に一部の設定が保存されます。保存される設定は、Mac の種類、および Mac に接続されている装置の種類によって決まります。これらの設定には、起動ディスクの指定、画面解像度、スピーカー音量などが含まれます。


[5] NVRAM/PRAM/SMCってどういう関係?なにがリセットされるのか?

NVRAMに記録されている項目は、nvramコマンドで確認することができます。
ターミナルからnvram -pで調べることができます。
% nvram -p
efi-apple-recovery
fmm-computer-name
fmm-mobileme-token-FMM
boot-gamma
bluetoothActiveControllerInfo
bluetoothInternalControllerInfo
backlight-level
SystemAudioVolumeDB
SystemAudioVolume
分かっている範囲のパラメータ名からある程度想像がつくものと、つかないものがありますが、NVRAMリセットでクリアされる項目はそれほど多くありません。
システムボリューム、バックライトの明るさ設定以外は、
efi-***がEFIボリュームに存在するFirmwareの位置などの情報、
boot-***がブートに関連するパラメータ等ではないかと推測できます。

このことから、NVRAM(PRAM)に、Bluetoothを管理する情報が保持されることが分かる。この管理情報をリセットし、再度情報を構築することによって、AirPodsとの接続が改善され、音が途切れることがなくなるようになると考えられる。

NVRAM(PRAM)をリセットする

[6] Mac の NVRAM をリセットする方法

Mac をシステム終了してから、電源を入れ、すぐに「option」「command」「P」「R」の4つのキーを同時に押し、20 秒ほどそのまま押し続けます。その間、Mac は再起動しているように見えます (Mac の電源を入れたときに起動音が鳴る場合は、2 回目の起動音が鳴った時点でキーを放してかまいません)。

この方法は、4つのキーを押すタイミングが重要であるが、筆者は、システム終了後、4つのキーを押しながら電源を投入し、2回目の起動音がなった時点でキーを離すようにした。

結果

AirPodsとMacBookAirとの間で音が途切れることはなくなった。NVRAMクリアにより接続が改善されたと示唆される(2017-08-07現在)。文献[2]では、AirPods側からアプローチし、AirPodsを接続し直す(ペアリングし直す)ことを行っている。筆者はこのアプローチを撮らなかったが、この場合でもAirPodsとの接続が改善されると考えられる。
この記事を書く中で、NVRAMとは何かを知ることができたのでよかった。Qiitaに載せるほどの情報ではないと自分自身も感じるが、これが同じように悩む人に役立つことを願う。

謝辞:文献[1]から文献[6]の皆様、大変お世話になりました。この場を借りて、深く感謝申し上げます。

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