iPadを使って見積書を作成し、その場でレシート印刷してお客様へ渡す方法です。
イメージは自動販売機管理、電気料金、ガスメーター、水道メーターチェックの人が持っている専用端末です。
はじめに
現状、見積書を作成する時はPCを使って作業し、印刷・押印するなどしてお客様へ渡すことが多いです。
例えばリフォーム業者さんの場合、現場調査後、帰社し見積書を作成しお客様へメール or FAX or 手渡し
のような順番になるかと思います。
金額が高額な場合は上記のような順番で構わないかもしれませんが、金額が少額(数千円~数万円)の場合は
その場で見積書を渡せればいろんな手間が減るのでは?と思い作成してみました。
仕様
- iPadで見積書を作りたい。
- ノートパソコン、小型プリンタを持ち歩くのは面倒。
- 顧客情報や担当者、見積項目をカスタマイズしたい。
- 予算10万円くらいで。
- Filemaker、データベース、システム開発初心者
構成(使用したもの)
①iPad 安いやつだと3万円くらい
②FileMaker Pro Advance 個人で買うと単品7万円くらい。法人だと2万円くらいでは?
ファイルメーカー http://www.filemaker.com/jp/
③モバイルプリンタ 1万円ちょっと
KKmoon https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01MU99RQN/ref=oh_aui_detailpage_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
↑安いので試しに買ったのですが、これはダメでした。やっぱりairprint機能がないとだめです。
・モバイルプリンタの性能が良いバージョン
スター精密株式会社 http://www.star-m.jp/products/s_print/sp09.html
↑これは6万円ほどします。
④参考本
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド https://goo.gl/24n4vy
⑤参考本の無料ファイル
ダウンロード http://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798144535
作ったもの
参考本を参考に無料ダウンロードファイルからレシート用のレポートをカスタマイズ作成した。
使えそうな業種(現場調査が必要な業種)
- 電気工事業者
- 太陽光発電販売
- 水道工事業者
- ガス
- リフォーム
- 引越
- 不用品買取
- 庭師
- その他細かな商材
- BtoB BtoCでちらでも使えそう
雑感
・ファイルメーカーは初めて使いましたが、使いやすかった!
いままではマイクロソフトアクセスを使っていましたが、ファイルメーカーもすぐに慣れます!
・ファイルメーカーとiPad連動でいろんな業種の働き方が変わるんでは?とかなり衝撃
・FilemakerGO15だとデータが開けず、FilemakerGO14だと開けました。(原因不明)
・モバイルプリンタは「Airprint」機能があるものでないとアプリで印刷できないので要注意。
・メール送信機能を使えばB to Bでもその場でメールを送れる。
・価格設定をきちんとデータベース化すれば全ての価格を覚える必要なし!
・これで営業担当の訪問回数は確実に減る(働き方改革!)
・用紙サイズは80mmタイプがオススメ
80mm以下だと小さく単なるレシートになってしまう。
80mmサイズでも印刷範囲は72mmくらいになる。
・Appstoreで無料の見積アプリとかあるけど、やっぱりPC連動で管理・カスタマイズできた方がいい
・見積書だけでなく、納品書や請求書、領収書もいけそう
・お客様が知りたいのは「値段がいくらなのかを今、知りたい」
・iPhoneでも出来そうだが、画面が小さいため見づらくなる。
・カメラ機能で現場の写真も案件毎に保存可能。
・署名機能でお客様からのサインをiPadに保存でき、かつレシート印刷で契約書としても使えるかも。