日本語SNS投稿画像を60秒で作るAI画像生成ツールを作った話
こんにちは。個人開発で GPTImage2.jp というAI画像生成ツールを作っています。
これは、Instagram投稿、商品紹介画像、キャンペーン告知画像、noteカバー、YouTubeサムネイル、LINEやSNS向けのお知らせ画像などを、日本語テンプレートから生成できるツールです。
この記事では、単なる宣伝ではなく、なぜこのプロダクトを作ったのか、どんな課題を解決しようとしているのか、どんな設計思想で作っているのかをまとめます。
背景:AI画像生成は便利だが、日常運用にはまだ少し難しい
AI画像生成ツールはすでにたくさんあります。
Midjourney、ChatGPTの画像生成、Adobe系のツール、Canvaなど、選択肢はかなり増えました。
ただ、自分で使ったり、周りの利用シーンを見たりする中で、ひとつ課題を感じていました。
それは、
画像は作れるが、SNS投稿や商品紹介にそのまま使える形にするまでが意外と面倒
ということです。
たとえば、カフェの新メニュー告知画像を作りたい場合、必要なのは単に「きれいな画像」ではありません。
必要なのは、以下のような要素が入った、投稿に使える画像です。
- 商品名
- 価格
- キャンペーン情報
- 投稿先に合う比率
- 日本語の見出し
- ブランドに合う雰囲気
- 何パターンか比較できる出力
汎用AI画像生成ツールだと、ここを毎回プロンプトで細かく指定する必要があります。
Canvaのようなデザインツールだと、自由度は高いですが、テンプレート選び、文字配置、余白調整、色味調整などが発生します。
そこで、もう少し用途を絞って、
日本語SNS投稿画像を、用途テンプレートからすぐ作れるAIツール
として作ったのが GPTImage2.jp です。
作ったもの
GPTImage2.jp は、日本語SNS投稿画像の作成に特化したAI画像生成ツールです。
現在は、以下のような用途を想定しています。
- Instagram投稿画像
- 商品紹介画像
- キャンペーン告知画像
- noteカバー画像
- YouTubeサムネイル
- LINE / SNS向けのお知らせ画像
ユーザーは、最初から空白のプロンプトを書く必要はありません。
まず作りたい画像の種類を選び、その後に入れたい文章、雰囲気、色味、商品情報などを入力します。そこから用途に合った画像を生成し、SNSや告知に使える形でダウンロードできます。
なぜ「テンプレート起点」にしたのか
AI画像生成ツールを作るとき、最初はどうしても「自由入力できるプロンプト欄」を中心に考えがちです。
ただ、実際のユーザーは必ずしもプロンプトを書きたいわけではありません。
多くの人がやりたいのは、次のようなことです。
- 今日のInstagram投稿を作りたい
- 商品紹介画像を作りたい
- セール告知画像を作りたい
- note記事のカバー画像を作りたい
- YouTubeのサムネイルを作りたい
つまり、ユーザーの頭の中にあるのは「プロンプト」ではなく「用途」です。
そこで、GPTImage2.jp では、最初の入口をプロンプト欄ではなく、用途別テンプレートにしました。
この設計にすると、ユーザーは「何を書けばいいかわからない」という状態から抜けやすくなります。
たとえば、商品紹介画像なら、必要なのは以下のような情報です。
- 商品名
- 価格
- 特徴
- ターゲット
- 雰囲気
- 配色
キャンペーン告知画像なら、必要なのは以下です。
- キャンペーン名
- 割引率
- 期間
- 対象商品
- 店舗やサービス名
- トーン
このように、用途ごとに必要な入力項目はある程度決まっています。
AIに任せる部分と、ユーザーが入力する部分を分けることで、より実用的な出力に近づけやすくなります。
Canvaや汎用AI画像生成ツールとの違い
このプロダクトは、Canvaのような本格デザインツールを置き換えるものではありません。
Canvaは細かく編集したい人に向いています。テンプレート、素材、文字配置、ブランドキットなどを使って、かなり自由にデザインできます。
一方で、GPTImage2.jp は、細かくデザインを作り込むよりも、
今日使うSNS投稿画像を短時間で何パターンか作る
ことに寄せています。
汎用AI画像生成ツールとの違いも同じです。
汎用AI画像生成は、自由度が高い分、毎回プロンプト設計が必要になります。画像としては面白いものが出ても、投稿画像として使うには、文字の入れ方、構図、比率、用途との一致などを調整する必要があります。
GPTImage2.jp では、最初から日本語SNS投稿画像を作る前提で、用途、入力内容、比率、テンプレートを設計しています。
技術的に意識していること
まだ改善中の部分も多いですが、開発では以下を意識しています。
1. 生成前の入力体験を軽くする
AIプロダクトでは、生成結果の品質だけでなく、生成前の体験もかなり重要です。
プロンプト欄が空白だと、多くのユーザーはそこで止まります。
そのため、用途別テンプレート、サンプルプロンプト、入力補助を用意し、最初の一枚を作るまでの心理的ハードルを下げるようにしています。
2. 投稿先に合わせた比率を用意する
SNS投稿では、画像比率が重要です。
現在は、1:1、3:4、4:3、16:9、9:16 など、投稿先に合わせて使いやすい比率を選べるようにしています。
Instagram投稿、YouTubeサムネイル、スマホ向け縦長画像など、用途ごとに必要なサイズ感が違うためです。
3. 継続利用を前提にする
一回だけ画像を生成するツールなら、単発の生成体験だけを考えれば十分です。
ただ、SNS投稿や商品紹介は継続的な作業です。
そのため、今後は以下のような方向を重視したいと考えています。
- 過去の生成履歴から再利用しやすくする
- お気に入り画像を起点に再生成しやすくする
- 同じブランドトーンで複数投稿を作れるようにする
- 商品やキャンペーンごとに画像を管理しやすくする
AI画像生成ツールというより、軽量なSNSクリエイティブ制作ワークフローに近づけたいと考えています。
どんな人に使ってほしいか
現時点では、特に以下のような人を想定しています。
- 小さなお店を運営していて、Instagram投稿画像を自分で作りたい人
- 商品紹介画像を短時間で作りたい人
- セールやイベントの告知画像をすぐ作りたい人
- note記事のカバー画像を作りたい個人クリエイター
- YouTubeサムネイルをいくつか試作したい人
- LINEやSNSで使うお知らせ画像を作りたい人
特に、デザイナーに毎回依頼するほどではないけれど、自分でゼロから作るのも時間がかかる、という人に向いていると思っています。
料金設計について
無料プランでは、Googleログイン後にクレジットが付与され、最初の画像生成を試せるようにしています。
有料プランでは、継続的にSNS投稿画像を作りたい個人クリエイター、小さなお店、小規模チームを想定しています。
料金設計で意識しているのは、単に「画像を何枚作れるか」ではありません。
SNS運用では、同じテーマで複数案を試したり、季節やキャンペーンごとに画像を作り直したりすることが多いため、クレジット制と継続プランのバランスを見ながら調整しています。
作ってみて感じたこと
このプロダクトを作っていて強く感じたのは、AIプロダクトでは「モデルの能力」だけでは差別化しづらいということです。
画像生成モデルの性能はどんどん上がっています。
その中で個人開発者が価値を出すなら、モデルそのものよりも、
- 誰のためのツールなのか
- どの作業を短縮するのか
- どんな入力体験にするのか
- 生成結果をどう実用に近づけるのか
- 継続的に使う理由をどう作るのか
を設計することが大事だと感じています。
GPTImage2.jp では、まず「日本語SNS投稿画像」という狭い用途に絞りました。
これは市場を小さく見せるためではなく、最初のユーザーが何に困っているのかを明確にするためです。
今後やりたいこと
今後は、以下のような改善を考えています。
- テンプレートの種類を増やす
- 商品紹介画像の入力項目をもっと使いやすくする
- キャンペーン告知画像のバリエーションを増やす
- 生成履歴から再利用しやすくする
- ブランドトーンを保存できるようにする
- 日本語文字入り画像の品質をさらに改善する
- SEO向けの用途別ページを増やす
- 小さなお店や個人クリエイター向けの実例を増やす
特に、単発の画像生成ではなく、継続的なSNS投稿制作に使いやすい方向へ伸ばしていきたいです。
まとめ
GPTImage2.jp は、日本語SNS投稿画像を用途テンプレートから作れるAI画像生成ツールです。
AI画像生成はすでにかなり便利ですが、実際のSNS運用や商品告知に使うには、まだ「用途に合わせる」という作業が必要です。
そこを少しでも短くし、デザイン経験がない人でも、SNS投稿や商品紹介に使える画像をすぐ作れるようにすることを目指しています。
もし興味があれば、ぜひ触ってみてください。
フィードバックも歓迎です。特に、どんなテンプレートがあると便利か、どのSNS投稿画像を作りたいかを教えてもらえると嬉しいです。