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NetworkManagerを使ってRaspberry PiをWi-Fi接続する

Last updated at Posted at 2023-03-15

はじめに

 メカトラックス株式会社@hayat00です。

 弊社では業務用Raspberry Pi周辺機器の開発・製造・販売、および、それら周辺機器を使用したRaspberry Pi組込機器の受託開発・小ロット製造等を行っており、オリジナルのラズパイ向け機能拡張モジュールとして、4GPislee-Pi3ADPiなどを展開しています。

 今回は、シリアル通信等でPCからログインしたRaspberry PiをCUI(CLI)から操作し、NetworkManagerを使ってWi-Fi接続する手順をご紹介します。
 最新のRaspberry Pi OSにはデフォルトでネットワークの設定ツールとしてdhcpcdとNetworkManagerがインストールされており、デフォルトでdhcpcdが使われていますが、ここではCUI上でdhcpcdからNetworkManagerに切り替え、Wi-Fiに接続する方法をご紹介します。
 なお、弊社製品の4GPiOSイメージではデフォルトでNetworkManagerが有効化されているため、Wi-Fiを使う場合は今回紹介する方法での接続を行ってください。

使用したRaspberry Pi OSの情報

Raspberry Pi OS Lite

  • Release date: February 21st 2023
  • System: 32-bit
  • Kernel version: 5.15
  • Debian version: 11 (bullseye)

NetworkManagerのインストールと有効化

弊社で公開している4GPiOSイメージを使用する場合は、デフォルトでNetworkManagerの有効化がされているので、この章の操作は不要です。

Interactiveモードでの操作

 Raspberry Piにログインし、下記のコマンドを実行します。

$ sudo raspi-config

ターミナルソフト上に下記のような表示がされます。
「6 Advanced Options」にカーソルを移動させ、エンターキーを押します。
WS000102.JPG

次に「AA Network Config」にカーソルを移動させ、エンターキーを押します。
WS000103.JPG

続いて「2 NetworkManager」にカーソルを移動させ、エンターキーを押します。
WS000104.JPG

にカーソルを移動させエンターキーを押し、再起動を尋ねられるのでにカーソルを移動させエンターキーを押し、再起動します。

これでNetworkManagerの有効化は完了です。

Non-Interactiveモードでの操作

 上記の操作を下記のコマンドひとつでNon-Interactiveモードで完了することも可能です。

$ sudo raspi-config nonint do_netconf 2

Wi-Fiへの接続

 下記のコマンドでRaspberry Piから見えているWi-Fiを確認します。

$ nmcli dev wifi

接続をしたいSSIDがあることを確認します。
WS000084.JPG

下記コマンドでWi-Fiに接続します。SSIDとPASSWORDにはそれぞれ、接続するWi-FiのSSIDとパスワードを入れます。

$ sudo nmcli dev wifi con SSID password PASSWORD

最後に下記コマンドで接続を確認します。

$ nmcli con

接続が完了するとWi-Fiの項目が追加されます。
WS000085.JPG

終わりに

 今回はNetworkManagerを使ってWi-Fiに接続をする手順をご紹介しました。ぜひ参考にしてください。

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