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Cognosレポートの多言語対応(その2)

Last updated at Posted at 2017-12-27

前回の続きでCognosのレポートを多言語対応化する方法その2です。

ひとつ前の記事
Cognosレポートの多言語対応(その1)

第2回 モデルの変更

下の2つのパターンについて変更方法を説明します。どちらもFramework Managerを使ってモデルを変更します。
・コンテンツ言語に応じて参照する列を変えるパターン
・参照する行をフィルタリングするパターン

コンテンツ言語に応じて参照する列を変えるパターン

  1. Framework Managerでモデルを開きます。
  2. パラメータ・マップを作成します。
    パラメータ・マップ- > 作成 -> パラメータ・マップを選択

    20171227_002512_e.png

  3. キーと値のペアを定義します。
    キーの部分は日本語の場合はja、英語の場合はenとなります。
    値の部分は参照する列を識別するためのものです。
    20171227_002513.png

  4. クエリー・サブジェクトを作成します。
    下の例では、PRODUCT_LINEのデータアイテムに式を使い、コンテンツ言語に応じて参照するカラムを変えています。
    20171227_002515.png

#'[gosales].[PRODUCT_LINE].[PRODUCT_LINE_'+ $CA_LanguageMap{$runLocale}+ '] '#

このようなクエリーサブジェクトを作成しておくことで、 PRODUCT_LINEデータアイテムを参照したときに、コンテンツ言語が日本語のときは PRODUCT_LINE_JA というカラムが、
コンテンツ言語が英語のときは PRODUCT_LINE_EN というカラムが参照されるようになります。

コンテンツ言語に応じて参照する行をフィルタリングするパターン

特定の列に言語を識別する値が入っている場合は、コンテンツ言語に応じて参照する行を絞り込むことができます。

  1. パラメータ・マップを作成します。
    下の例ではPRODUCT_LANGUAGEというカラムにJAやENといった値が入っているテーブルを参照しているため、上のパターンで作成したパラメータ・マップをそのまま流用しています。

  2. クエリーサブジェクトを作成します。
    フィルタータブで、コンテンツ言語に応じた行に絞り込むための式を定義します。20171227_002517.png

[CALangModel].[PRODUCT_NAME_TABLE].[(ja) PRODUCT_LANGUAGE]  = #sq($CA_LanguageMap{$runLocale})#

このようなクエリーサブジェクトを作成しておくことで、
コンテンツ言語が日本語のときは PRODUCT_LANGUAGE に JA という値が入った行が抽出され、コンテンツ言語が英語のときは PRODUCT_LANGUAGE に EN という値が入った行が抽出されるようになります。

第3回に続きます。

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