動作環境

python3
PyCharm(無料版)

PEP8に準拠したコーディングをしたい場合の設定

PyCharm左上のメニュー欄から
File -> Settings -> Editor -> Inspections -> Python -> PEP8 coding style violation から week warning を warning に上げる。
また、その下の PEP8 naming convention violation の設定も warningに変更する。

エラーの表示文と直し方

以下、具体的なエラーの対応方法です。
これらのエラーは、静的解析といい、PyCharmでは無料版においても即時にチェックしてくれます。この結果、バグの防止や可読性が上がります。

PEP8 do not use bare except

と警告が出たら
except:
↓
except FileNotFoundError:
というように、エラーのパターンを記載する。
一度エラーを出して確認すれば、何のエラーかわかります。

Function name should be lowercase

ReadFile
↓
read_file

Remove redundant parentheses

余計なカッコを削除すればよい
class ClassA():
↓
class ClassA:

PEP8: expected 2 blank lines, found 1

１行の空白を２行に変更すればよい

PEP8: expected 2 black lines after class or function definition, found 1

１行の空白を２行に変更すればよい

PEP8: block comment should start with '# '

#のあとに半角のスペースを入れる

PEP8: identation contains mixed spaces and tabs

インデンテーションでスペースとタブが混在している

Method "xxx" may be 'static'

メソッドの一行前に@staticmethodを付ける

Shadows built-in name 'xx'

既存の（組込みの）名前 'xx' とかぶっている（shadow 覆い隠す）。
バグの温床になるので無くすようにする

continuation line under-indented for visual indent

(視覚的なインデントのために継続行がインデントされていません)
引数を最初の行におかずに二行目から列挙していく。ちょっと複雑

simplify chained comparison

（連鎖している比較を簡素化しなさい）
PyCharmの場合、Alt + Shift + Enterを押すと、自動で修正してくれる