はじめに

qiitaには下記のような素晴らしい記事があります。

ですが、これらの記事は2017年と古く、そのまま試したらlibpafeをうまくインストールできませんでした。
ちょっといじってなんとかしたので、その記録です。
ということでImagawayaki氏の記事をほぼ丸パクリでお送りします。

動作環境

マシン: ラズパイ4
OS: Raspbian bullseye aarch64
FeliCaリーダ: Sony RC-S320

ライブラリ

libpafeを使う。
- RC-S320とかいう骨董品にはたぶんこれしか使えない

環境設定

ここに一工夫があります。

$ sudo apt install libusb-dev
$ git clone https://github.com/rfujita/libpafe.git
$ cd libpafe
$ ./configure  #<- 今はうまくできない

./configureをすると、このままではエラーになってしまいます。具体的には

checking build system type...

で躓き、

unable to guess system type

とか

configure: error: cannot guess build type; you must specify one

などと言われます。
これは同梱されているconfig.guessさんがaarch64をうまく識別できないことが原因です。ということで、こんなやつに頼らず決め打ちしてしまいましょう。
config.guessファイルの中身を全部消して、以下のようにします。

config.guess

echo aarch64-unknown-linux-gnu
exit ;;

スッキリ！
これでもう一回

$ ./configure #<- 直したのでうまくいく
$ make
$ sudo make install

とすれば無事インストールできます。

動作確認

$ sudo ./tests/pasori_test
PaSoRi (RC-S320)
 firmware version 1.40
Echo test... success
EPROM test... success
RAM test... success
CPU test... success
Polling test... success

こんな風になればOKです。

sudo不要にする

$ sudo mousepad /lib/udev/rules.d/60-libpafe.rules

テキストエディタが開くので以下を書き込む。

60-libpafe.rules

ACTION!="add", GOTO="pasori_rules_end"
SUBSYSTEM=="usb_device", GOTO="pasori_rules_start"
SUBSYSTEM!="usb", GOTO="pasori_rules_end"
LABEL="pasori_rules_start"

ATTRS{idVendor}=="054c", ATTRS{idProduct}=="01bb", MODE="0664", GROUP="plugdev"
ATTRS{idVendor}=="054c", ATTRS{idProduct}=="02e1", MODE="0664", GROUP="plugdev"

LABEL="pasori_rules_end"

$ sudo udevadm control --reload-rulesを実行
$ sudo rebootで再起動する

サンプルコードとか

あとはまかせた！！(僕の環境ではコピペでちゃんと動いた)

余談

タイトルに【2025年最新】って書くとメルカリとかヤフオクみたいだよね。胡散臭い。