更新
・2018/11/12 ガバガバ日本語の修正
・2018/11/12 総評にリザーブドインスタンスについて追記
・2018/11/13 評価の観点に前提を追記
・2018/11/24 マウンテンデューをたくさん飲むために個人開発サーバをEC2からLightsailにしましたへのリンクを追加
本記事は前回のマウンテンデュー単価で考える個人開発用クラウドサーバ比較 ( AWS-EC2、GCP-GCE、Azure-VM、さくらのクラウド )からの続きである。
#三行で分かる前回の記事
マウンテンデュー is God
AWS EC2から安いクラウドサーバに移行してたくさんMDを飲みたい
クラウドサーバだとどこに移行しても3.3MDが限界
##前回の比較結果
クラウドサーバだと3.3MD...普通だな!(小並感)
上記クラウドサーバとの比較結果を踏まえて、今回はVPSとの比較を行う。
#そもそもVPSとクラウドの違いって?
知ってる兄貴は読み飛ばしてくれよな〜
一言で言うと、
サーバ上に構築された固定の仮想サーバを契約するのがVPS
サーバ上に存在するリソースを自由に選択して仮想サーバとして契約するのがクラウド
これもう分かんねぇな。お前どう?
僕はイマイチわかりません(半ギレ)
というわけで、遠足のおやつに置き換えて考えてみる(唐突)
ところで、長年の疑問なんですがマウンテンデューっておやつに含まれるんですかね?
遠足のおやつで考えるVPS
遠足のおやつは決まった予算の中で、おやつを買って遠足に持ち込んでよい。といったシステムだ。
この場合のVPSは予算ジャストの詰め合わせお菓子に相当する。
理由を話そう。
1点目にそのまま持っていって遠足界で通用するということだ。
上記の詰め合わせも、うまい棒などの安牌からいちご大福などの変わり種があって、十分通用するだろう。
これは、決まったスペックで既にLAMP環境などが構築済みだったりするためすぐ使えるVPSサーバの性質と同一していると言える。
だがしかし!(サヤ師派)
2点目だが、**予算ジャストで購入しているため、"拡張が出来ない"**ということだ。
苛烈な遠足界では、突如わたパチが必要になることも考えられるが、予算ジャストで購入している詰め合わせお菓子セットでは変更ができない。
VPSサーバは決まったリソースを持つ仮想サーバ単位の契約であるため、スケールアップ/ダウンやインフラの変更が出来ない点がVPSサーバの性質と同一していると言える。
以上の点から、VPSサーバは予算ジャストの詰め合わせお菓子であると言える。
遠足のおやつで考えるクラウド
VPSは予算ジャストの詰め合わせお菓子だった。
ならクラウドは、自分で考えるお菓子の組み合わせだ。
じゃがりこをおやつに入れない方は連絡ください。屋上行きましょう。
理由を話そう。
1点目は持っていくおやつは自分で考える必要があるということだ。
決まった予算でどんなおやつを持っていくかゼロから考える...。これは結構難易度が高い。
自分を律して、気分に乗せられずおやつを予算をオーバしないように必要な分だけバランスよく選択しなければいけない。
どんなインスタンスサイズにするか?ボリュームはSSD or HDD?静的IPを取得するか?といった様々なことを自身で考えて選択する必要がある性質がクラウドと同一だと言える。
2点目だが、予算が余っていれば購入後に変更が可能ということだ。
予算上限までおやつを買わなければ、必要に応じてお菓子を追加することが出来る。
自由にインスタンスなどを後からスケールアップさせたりすることが出来る性質がクラウドサーバと同一であると言える。
3点目だが、バナナなどのおやつの枠組みに囚われないものも持ち込むことが可能ということだ。
稀にいなかっただろうか?バナナとかいう生モノをおやつとして持ってくる同級生が。
そんな遠足のおやつの定義を逸脱したウルトラCすら予算内という魔法の言葉でまかり通る。それが遠足。
クラウドサーバも単なるサーバの域に留まらず、予算さえ許せばロードバランサーなどの別のサービスと組み合わせて使うことも可能である性質が同一と言える。
VPSとクラウドの違いは以上だ。 **おわかりいただけたかな?(得意気)**
ライダー助けて!(英霊召喚)
わからなかったら上のサイト見てください!なんでもしますから!
結局どっちがいいの?
上の説明だと、クラウドサーバが優れているような書きっぷりだがそういうわけではない。
VPSは契約したら色々セットアップされているため、すぐ使えるが拡張は不可。
クラウドサーバは契約後も自由に拡張が出来るが、色々とセットアップが必要。
つまり用途次第ということだ。
本番サービスを運用して、負荷に合わせてインスタンスサイズを調整したい!とか要件があれば、クラウドサーバの方が向いており、個人レベルでサクッとテスト環境を作りたい!とかであれば、VPSの方が向いている。
なんか、記事の趣旨を否定するような結論が出てしまった気もするが今回はあくまでEC2から乗り換えたらどれくらいMDが飲めるか?という検証なので気にしないことにする。
ということで(切り替え)、僕は個人開発環境でスケールアップとかをする予定もないし、ロードバランサーを利用した負荷分散環境を使いたい要件もないのでVPSでもOK牧場(激寒)ということで、VPSも移行対象として比較するゾ。
ハイ、よーいスタート(棒読み)
評価の観点(再掲)
前回の記事から引き続き以下の観点で比較する。
基本的な考えとしてAWSのt2.microインスタンス(1コア、メモリ1G、ボリューム30G、Inトラフィック10G/月、Outトラフィック10G/月、フリーLinuxOS、東京リージョン)をベースに考える。
t2.microベースに各社クラウドサーバを見ていくが、ポイントは3点。
値段(月)
一月起動しっぱなしにした時の値段。
現在利用しているとなるAWS EC2との差額をマウンテンデューで換算する。
無料期間
各社サービスは利用開始から一定の期間を無料期間として設けていることが多い。
無料期間の分マウンテンデューがそのまま飲める。
WEB上のナレッジ
クソザコナメクジエンジニアである僕には、問題発生時にWEBですぐ情報が出てくるか来ないかは死活問題のため。
いい感じの指標がないので、よくお世話になるQiitaの検索数を参考にする。
ちなみに以下の前提ありきの比較です。
そんなんじゃ(比較として)甘いよ(棒読)って方はブラウザバック頼むゾ〜。
・各社によって提供しているインスタンスの内容にばらつきがあるけど、メモリが1Gってことを優先して比較対象にピック
・ゆるーくやる個人開発用途のため、各社のサーバベンチマークとかまでは(見て)ないです。公式サイトに書いてある性能だけに着目
それでもOK牧場(激寒)な人は見てほしいゾ。
比較サービス
AWS Lightsail
Amazonが運営するAWSの中で、VPSを提供しているサービス。 王道を征くAWSのサービスであるため期待は出来るが、高そう(偏見)VULTR
~~ヴァルトロ?~~ ヴァルチャーという海外の企業が運営するVPSサービスです。 日本にもデータセンターを持っているため安心! Twitterで「VULTRは、いいぞ」というVULTRおじさんが多かったので、対象に加えてみました。さくらのVPS
さくらインターネットが提供するVPSサービス。 Twitterを眺めると、色んな方が使っていそうで期待出来る。ConoHa
がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛この゛は゛ち゛ゃん゛(キモヲタ)ネットワーク関係をやっているGMOが提供するVPSサービス。
Twitterで@numafly兄貴に教えてもらったサービスだ。ありがとナス!
既にチラチラ値段が見えているがそんなことより(屑)も大事なのは**ConoHa応援団長こと美雲このはちゃん(CV:上坂すみれ)**だ。 **おじさんはねぇ!君みたいなかわいいマスコットキャラクターが大好きなんだよ!!!(豚)**(スッ...) pic.twitter.com/X8lbIJNxGq
— numaf1y (@numaf1y) 2018年11月10日
公式サイトでボイスが試聴できるから聴いて、どうぞ。
以上のサービスを比較するゾ〜(切り替え) 前回行っているクラウドサーバとの差分も分かるように、クラウドサーバ&VPSの全結果を出すゾ。
比較結果
QiitaのMarkdownでのテーブル編集、マジでクッソめんどくさすぎじゃないですかね...?
VPS安スギィ!!!
**MDレベル7.3...!ようやく覚醒したかぁ!Lightsailォ!!!(スターク並感)** ゴールドマウンテンデューフルボトルが生成されちゃいますよ...ヤバイヤバイ...。 というわけで、各サービスの詳細を見ていきますよ。比較結果の詳細
AWS Lightsail
7.3MD、いやー驚いたね。(素)
AWSのサービスは高そうっていう偏見あったけど覆されました。
静的IPとかも概ね必要そうなの全部入りでこの値段だそうです。
といっても、昔からこんなに安かったわけではなく、2018年8月に半額の値下げを行って今の値段があるようです。
しかも値段が固定なわけではなく、一ヶ月フルに使った時の値段でこれらしいです。
おっぱげた...。でもLightsailのWEB上ナレッジ少なすぎない?(困惑)
もっとみんな使ってくれよな〜(他力本願)
料金の内訳
ドルの換算は記事執筆時の1USD = 113.83円で計算するゾ。
1Gタイプインスタンス 5USD/月
トラフィック 月2TBまで無料
AWS Lightsail1月利用料 = 569.2円
VULTR
7.3MD、VULTRもサスガダァ...。
ただ、VULTRもWEB上のナレッジが少ないんですが、それは大丈夫なんですかね...?
料金の内訳
ドルの換算は記事執筆時の1USD = 113.83円で計算するゾ。
1Gタイプインスタンス 5USD/月
トラフィック 月1TBまで無料
VULTR1月利用料 = 569.2円
さくらのVPS
4.2MD、すごいんだけどLightsailとVULTRが安すぎる。
でもさくらVPSの強みといえば、トラフィック無制限と利用者が多いことからのナレッジの多さだろう。
あと地味に2コア。しゅごい。
でも初期費用がかかるのが、ちょっぴりネック。
料金の内訳
1Gタイプインスタンス 972/月
さくらのVPS1月利用料 = 972円
※ 初期費用 1680円
ConoHa
4.7MD、すごいんだけど(ry
でもさくらVPSと同じで、トラフィック無制限と国内利用者が多いことからのナレッジが結構ある。
あと地味に2コアで、SSD 50G。
そこそこ性能が必要なアプリの開発とかする人はConoHaよいかもです。
これマジ?
このはちゃんに会うために、使うかもしれない(豚)
料金の内訳
1Gタイプインスタンス 900/月
トラフィック無制限
ConoHaのVPS1月利用料 = 900円
#総評
やっぱり僕は...王道を征くAWS Lightsailですかね...。
7.3MDの魔力には抗えない。はっきり分かんだね。
ちなみに、上記の表を見るとクラウドサーバは高くてダメだな!と思われるかもしれませんが、そういう意図で本記事を書いたつもりではないです。(それだけははっきりと真実を伝えたかった)
上述した通り、クラウドサーバとVPSはあくまで用途次第で使い分けられると思います。
クラウドは従量課金という方法なので、会社員兄貴は平日の仕事している時間と睡眠時間はインスタンスを停止する方法を取ったりすれば、今よりも安く収められるかもです。
AWS Lightsailも従量課金だよ...
**逆に立ち上げっぱなしなんだよぉ!という兄貴も長期契約ですごい値引きされるリザーブドインスタンス**とかもあるから...。
上記の表を鵜呑みにしてはいけない(戒め)
自分はAWS Lightsailに移行しようかなと考えていますが移行しました、なんだかんだAWS EC2は仕事での出番はあると思うので、使ったことない兄貴は一度使ってみるとよいと思います。
無料期間あるし、俺もやったんだからさ(同調圧力)
前回の記事から通して、見てくれた兄貴はありがとナス!
来月からマウンテンデューいっぱい飲むゾ〜。
じゃあな!