更新
・2018/11/11 マウンテンデュー単価で考える個人開発用サーバ VPSサーバ編へのリンクを追記
・2018/11/13 評価の観点に前提を追記
突然だが、諸君は**マウンテンデュー**は好きだろうか?
マウンテンデューとは、(英名Mountain Dew)とはレモン・ライム風味の薄黄色の弱炭酸飲料である。
~~一般的な炭酸飲料によくありそうな味だが、~~炭酸が強すぎずゴクゴク飲みやすい。
自分は信仰している。
あの独特の風味(鋼の意思)がもたらす清涼感が病みつきで学生時代は毎食500ml缶をお伴していたくらいだ。
マウンテンデュー is God ルートビア is Dust
今回はそんな神飲料であるマウンテンデュー(近所の自販機で500ml 130円)を単価として、各社クラウドサーバーの比較を行う(唐突)
きっかけ
先日無職のプーになり、前々から気になってた技術のお勉強などをしているのだが、その一環で利用しているAWS EC2の利用料が気になったのだ。
無職には当然ながら収入がない(無慈悲)
悲しいなぁ。(諸行無常)
そんな中かかるお金は減らせるだけ減らして、一本でも多くマウンテンデューを飲みたいと思った。(小並感)
マウンテンデューに共感できない兄貴は、7upで考えるのだ。
評価の観点
基本的な考えとしてAWSのt2.microインスタンス(1コア、メモリ1G、ボリューム30G、Inトラフィック10G/月、Outトラフィック10G/月、フリーLinuxOS、東京リージョン)をベースに考える。
RDSみたいなサービスが使いたい?自分でRDBMSインストールして設定しろ(無慈悲)
無職にはDB用サーバを立ち上げるお金なんてないのだ。
t2.microベースに各社クラウドサーバを見ていくが、ポイントは3点。
値段(月)
一月起動しっぱなしにした時の値段。
ベースとなるAWSとの差額をマウンテンデューで換算する。
無料期間
各社サービスは利用開始から一定の期間を無料期間として設けていることが多い。
無料期間の分マウンテンデューがそのまま飲める。
WEB上のナレッジ
クソザコナメクジエンジニアである僕には、問題発生時にWEBですぐ情報が出てくるか来ないかは死活問題のため。
いい感じの指標がないので、よくお世話になるQiitaの検索数を参考にする。
ちなみに以下の前提ありきの比較です。
そんなんじゃ(比較として)甘いよ(棒読)って方はブラウザバック頼むゾ〜。
・各社によって提供しているインスタンスの内容にばらつきがあるけど、メモリが1Gってことを優先して比較対象にピック
・ゆるーくやる個人開発用途のため、各社のサーバベンチマークとかまでは(見て)ないです。公式サイトに書いてある性能だけに着目
それでもOK牧場(激寒)な人は見てほしいゾ。
比較サービス
AWS(EC2)
**王 道 を 征 く**Amazonが運営する従量課金のクラウドサービス。
みんな知ってるスゴイ奴。
今回は既に使っている**"EC2"から乗り換えたら何本のマウンテンデュー飲めるようになるのか?**という視点で考えてみる。
GCP(GoogleComputeEngine)
Googleが運営する従量課金のクラウドサービス。 Amazonよりも後発だが、大手サービスなだけあって様々なサービスがある。 今回はEC2に相当するサービス"**GoogleComputeEngine(GCE)**"で比較する。Azure(VirtualMachine)
Microsoftが運営する従量課金のクラウドサービス。 パッケージ単位で大手企業とかで使われている印象がなんとなくある。 今回はEC2に相当するサービス"**VirtualMachine(VM)**"で比較する。さくらのクラウド
さくらインターネットが運営する従量課金のクラウドサービス。 国内サービスのため、ドキュメントとかサポートとか日本語でいい感じ。以上のサービスを比較するゾ〜。
当初VPSもぶちこんでやるぜ!と思っていたが、厳密にクラウドサービスではないし、課金形態も異なるため本記事では比較対象から外すゾ。
でも、個人開発環境って考えるとVPSも全然ありなので、VPS編も書く予定(宣言することで背水の陣)。 → 書 き ま し た
比較結果
QiitaのMarkdownでのテーブル編集がクッソめんどくさかったので、画像で失礼するゾ〜
さくらのクラウド...僕から7.4本ものMDを奪うつもりなのか...。
ただ上記の画像だけでは、語れない点もあるので詳細に触れていくゾ。
比較結果の詳細
AWS EC2
やっぱりな ♂
高いのは想像してたけど、仕方ないね(レ)
でもSSDのボリュームが使えて、なによりWEB上のナレッジの量が段違いだから初めてクラウドサーバ触る人はまず、AWSが良いのかも。
料金の内訳
・t2.microインスタンス 0.0116USD/時
・EBS 汎用 SSD (gp2) ボリューム 1Gあたり 0.12USD/月
・イントラフィック 無料
・アウトトラフィック 0.114USD/GB
1 GB /月まで 0.00USD/GB
その後 9.999 TB /月まで 0.114USD/GB
その後 40 TB /月まで 0.089USD/GB
その後 100 TB /月まで 0.086USD/GB
150 TB/月を上回る場合 0.084USD/GB
ドルの換算は記事執筆時の1USD = 113.83円で計算するゾ。
t2.microインスタンス利用料 1.32(円/時) × 一ヶ月 約750時間 = 990円
EBS利用料 13.66(1G/月) × 30GB利用 = 409.8円
アウトトラフィック 12.98(1G/月) × 9GB利用(※) = 116.82円
※ 10G利用しているが上述の通り、アウトトラフィック1Gまでは無料のため
EC21月利用料 990 + 409.8 + 116.82 = 1516.6円
GCP GCE
おぉ〜**3.3MD**ええやん。と思ったら、メモリが0.6Gはちょっと用途によっては厳しいかもしれない。
(メモリ1Gのインスタンスタイプがなくて、次のグレードのg1-smallインスタンスが1.7Gだったので、基準の1Gとの差が少ないf1-microで比較したゾ)
でも何がすごいって、USリージョンならこのインスタンスを無料期間終了後も無料で使えてしまうのだ。
その場合なんと**11.7MD**。なんて奴だ...。
今回の前提条件は東京リージョンという前提ありきなため、普通に計算するが個人環境としてレスポンスの重たさを我慢できれば、無料で使わせてもらうほうがよいかも。
ただし、解説記事はとても少ない気がした。
Qiitaに限らず、普通にGoogleで検索してもそこまで多く解説記事などが見つからなかった。
料金の内訳
・f1-microインスタンス 0.0092USD/時
・HDDボリューム 1Gあたり 0.052USD/月
・イントラフィック 無料
・アウトトラフィック 0.12USD/GB
ドルの換算は記事執筆時の1USD = 113.83円で計算するゾ。
f-1.microインスタンス利用料 1.04(円/時) × 一ヶ月 約750時間 = 785.4円
ボリューム利用料 5.91(1G/月) × 30GB利用 = 177.5円
アウトトラフィック 13.66(1G/月) × 9GB利用(※) = 122.9円
※ 10G利用しているが、アウトトラフィック1Gまでは無料のため
GCE1月利用料 785.4 + 177.5 + 122.9 = 1085.8円
Azure VM
1.0MD...普通だな!(小並感)
AWSと同じように、アカウント登録から12ヶ月の初回無料期間がついているため、始めやすくはある。
が、一本でも多く飲みたいと言っておいてだが、1.0MDのためにWEB上のナレッジが多いAWSよりも選ぶかと言われると微妙なところである。
仕事でもAzureを使う予定のある兄貴とかにはよいかもしれない。
僕は仕事自体がないので遠慮しておきます(自虐)
料金の内訳
・B1インスタンス 1.53円/時
・Standard HDD ManagedDisks S4 172.04円/月
・イントラフィック 無料
・アウトトラフィック 13.44円/GB
送信データ転送
最初の 5 GB/月 無料
5 GB - 10 TB/月 ¥13.44/GB
次の 40 TB (10 ~ 50 TB)/月 ¥9.52/GB
次の 100 TB (50 ~ 150 TB)/月 ¥9.19/GB
次の 350 TB (150 ~ 500 TB)/月 ¥8.96/GB
500 TB 超/月 要相談
B1インスタンス利用料 1.53(円/時) × 一ヶ月 約750時間 = 1147.5円
ボリューム利用料 172.04円
アウトトラフィック 13.44(1G/月) × 5GB利用(※) = 67.2円
※ 10G利用しているが、アウトトラフィック5Gまでは無料のため
VM1月利用料 1147.5 + 172.04 + 67.2 = 1386.74円
さくらのクラウド
どういうことなの...♂(レ)
まさかMDを剥奪されるとは思わなかった。しかも7.4MD。
ただ、これには2つ理由がある。
1つ目リージョンが東京であること。
さくらのクラウドは北海道(石狩)リージョンもあるのだが、そちらは東京よりも安い。
といっても、AWSよりも高いが...
しかも他のサービスのリージョンは東京で安いやんけ!
2つ目トラフィックが無制限であること。
他のサービスと異なり、トラフィックが従量課金ではない。
そのため、アウトトラフィックをガンガン飛ばすアプリケーションを開発している人とかは、他のサービスよりも安く収まるかもしれない。
これらのことから、特殊な要件がない限りは個人環境で選択する理由はあまりないのかと思う。
ドキュメント・サポートも日本語で行ってくれるため、何かあった場合の対応がスムーズに行くことから企業案件などで採用するのかな?
もし詳しく知っている兄貴がいれば、コメントとかで教えてほしいゾ。
どちらかというと個人開発環境で利用されているのは、さくらのVPSの方が多い印象を受ける。
料金の内訳
・1Gタイプインスタンス 1728円/月
・ボリューム SSD20Gプラン 756円/月
・イントラフィック 無料
・アウトトラフィック 無料
さくらのクラウド1月利用料 1728 + 756 = 2484円
総評
多くても3.3MDかぁ...。
AWSのWEB上ナレッジの量を天秤にかけるとちょっと悩ましい...。悩ましくない?
というか、Twitterの方で呟いてたようにVPS使った方がしゅごい安くなりそうなんですよね。
個人開発サーバをAWSから他社クラウドサーバに移行したら、毎月何本マウンテンデュー(500ml 130円)が飲めるか一覧作った。
— よしつね (@yositune_hassou) 2018年11月10日
さくらのVPSしゅごい...。#AWS #Azure pic.twitter.com/XYa3e2pvxF
上述したとおり、VPS編も書いてから最終判断をしようと思うゾ。
書 き ま し た。