※この記事はServiceNow初心者が学習用のために記載した記事です。内容について誤っている場合がございます。不足点などございましたらコメントいただけますと幸いです。
Impersonate User(ユーザーのなりすまし)機能とは?
- 管理者(admin ロールを持つユーザー)が別のユーザーとしてログインし、そのユーザーの権限やロールでServiceNowを操作できる機能
- 管理者が別のユーザー視点でServiceNowを操作・テストできる機能
使用例
- ユーザーの権限確認
- 特定のユーザーが必要なモジュールや機能にアクセスできるか確認する
- 例:「ITILロールを持つユーザーがインシデントを作成・更新できるか?」
- 特定のユーザーが必要なモジュールや機能にアクセスできるか確認する
- トラブルシューティング
- 「あるユーザーが特定の機能を使えない」と報告を受けた場合、そのユーザーの視点で再現テストができる
- ユーザーエクスペリエンスの確認
- 標準ユーザー(外部ユーザー)、管理者、エージェントなど異なるロールを持つユーザーの画面がどう見えるかをチェック
- ワークフローやUIポリシーのテスト
- 特定の条件でボタンが非表示になるか、フォームの自動入力が正しく動作するかを確認
使用方法
- 画面右上のアイコン右横のセレクトボックスを押下
- 「Impersonate User」を押下
- 「Search for user」でなりすますユーザーを選択
- 選択したユーザーのViewと権限で操作できる
- 解除するときは、画面右上のアイコン右横のセレクトボックスから、「End Impersonation」を押下
注意点
- 監査ログに記録される
- なりすまし操作は監査ログ(Audit Logs)に記録されるため、誰がいつどのユーザーになりすましたかが追跡可能
- パスワード変更はできない
- Impersonate Userを利用しても、そのユーザーのパスワード変更やセキュリティ設定の変更はできない