概要
RDS(PostgreSQL)をZabbixのDBとして利用する際、
Zabbix初期データの登録コマンドがわからず手間取ったので、その備忘。
環境
EC2(RHEL8)
RDS(PostgreSQL 12.4)
Zabbix 5.2
手順
クライアントモジュールのインストール
# dnf -y module install postgresql:12/client
zabbixユーザおよびzabbix DB作成
Zabbix公式ページに書かれている以下のコマンドに該当する手順。
# sudo -u postgres createuser --pwprompt zabbix
# sudo -u postgres createdb -O zabbix zabbix
上記コマンドはPostgreSQLサーバがインストールされている場合のものなので、今回の構成では使用しない。
RDSへ接続を行い、ユーザとDBを作成する。
# psql -h 【RDSのエンドポイント】 -U 【マスターユーザ名】 -d 【DB名】
作成前にユーザとDBの一覧を表示する。
\> \du
\> \l
zabbixユーザとzabbix DBを作成する。
\> CREATE ROLE zabbix LOGIN PASSWORD '【RDSマスターユーザのパスワード】';
\> GRANT zabbix TO 【RDSマスターユーザ名】;
\> CREATE DETABASE zabbix OWNER zabbix;
ユーザとDBの一覧を表示し、zabbixユーザとzabbix DBが作成されていることを確認する。
\> \du
\> \l
Zabbix初期データ登録
Zabbix公式ページの初期データ登録コマンドでDB名を指している箇所をRDSへの接続コマンドに置き換える。
接続時のユーザ名とDB名は前述で作成したzabbixを指定する。
# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-pgsql*/create.sql.gz | sudo -u zabbix psql XXXXXXXXX.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com -U zabbix -d zabbix
参照
その他、セキュリティグループ、confファイルなど、各種設定は以下の参照元と同じ。
AWSのEC2とRDSを利用してZabbix4.2を導入する