この記事はラクスパートナーズ Advent Calendar 2025の18日目の記事です。
はじめに
世の中には「10年に1回くらいの大事故」があります。
そうです。rm -rf /*の実行です。
今回はもしもの時に備えてあえてこのコマンドを実行して、
何が起きるのか、どのように復旧するのか検証してみようと思います。
※もちろん環境はVirtualBox の実験サーバーです。実機でやると終わります😇
この記事では以下のことがわかります。
rm -rf /*を実行すると、実際に何が起きるのか- OSはどの順番で壊れていくのか
- 完全破壊状態から復旧するには何が必要か
使用環境
- 仮想マシン:VirtualBox
- OS:Ubuntu
rm -rf /*
みんな大好き、サーバー破壊コマンドの覇王。
私もこれがプリントされた Tシャツ持ってます。街中で見かけたら多分私です。
実行
実施前
sudo su -でrootユーザーになっておきます。
その後、今回のメインイベントであるrm -rf /*を実行します!

実施中
コマンド実行直後は、ファイルエラーが乱立。ここからどんどん壊れていきます笑

コマンド実行からしばらくするとデスクトップのGUIが死にます😇

一通り処理が終わると、何も表示されないターミナルが残りました
コマンドを叩こうとしても何も叩けないです。。

実施後
復旧
今回はスナップショットによるシステムリストアを使って復旧を試みます。
VirtualBoxの画面にて実施前のスナップショットを選択して、復元を選択。

システムリストアを実施します。

何が起きたのか
rm -rf /* を実行すると、
システムが生きるために必要なファイルを片っ端から消し始めます。
そのため、途中までは「動いているように見える」ものの、実際には内部から順番に崩壊していきます。
具体的には──
-
/binや/sbin:コマンドそのものが置いてある場所 -
/lib:OSが動くための“内臓” -
/etc:設定ファイルの集合体 -
/usr:アプリやツールが大量に入っている領域 -
/var:ログやサービス系の動く領域 -
/boot:GRUBを含む起動に必要なファイル
このあたりが根こそぎ消えるため、
- コマンドが動かなくなる
- GUIが壊れる
- プロンプトが無反応になる
- 再起動するとGRUBが読めずレスキューモードに落ちる
という、サーバーの死の4段階変化がすべて起こります。
OS的には「心臓・脳・内臓を全部抜かれた状態」なので、
もうどうにもなりません😇
まとめ
rm -rf /* は「やってはいけないコマンド」ですが、
「壊しても戻せる環境」で検証する価値はありました。
皆さんも安全な環境を使って試してみてください!
おまけ
本当は/boot配下全部削除して、復旧に挑戦していたのですが時間切れでした…いずれリベンジします…



