0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Affinityの「不可視ショートカット発動問題」対策

Posted at

「不可視ショートカット発動問題」とは?

AffinityのツールボックスをV2と3(by Canva)で比較したの記事でも取り上げた通り、Affinity by Canvaではベクター・ピクセル・レイアウト各スタジオのツールのショートカットが共通で割り当てられているため、ショートカットキーでツールボックスに無い機能を選択した場合、ツールボックスのアイコンはどれも選択されておらず、何の機能を選択したのかわからない状況が生じる。

たとえアイコンが選択されなくても、機能によって差し替わるツールバーに機能名が表示されれば問題ないのだが、Affinity by Canvaにはその表示がない。
例えば消去ブラシツールのツールバーはこんな感じ。
af_anothertool1.png

この件について、ToooN氏は「不可視ショートカット発動問題」と称し、ツール誤選択による意図しない操作に注意を呼びかけている。

なお、この件については、カスタマイズで対策が可能である。
以下、2つの方法について解説する。

解決策1(おすすめ):他スタジオのツールをサブツール内にまとめて入れる

ショートカット割り振りのある全機能をサブツールに含める形でツールボックスに配置してしまえば、ツールアイコンが選択されていない問題はひとまず解決する。

要するに、ベクタースタジオであればツールボックスをこのようにする。
af_anothertool6.png
個人的な趣味で他2つのスタジオ毎にサブツールを作ったが、インジケータとして機能させられればよいので、1つのサブツールに集約してもよい。

やり方としては、ツールのカスタマイズをクリックし(表示→ツール→カスタマイズとメニューを操作してもよい)、
af_anothertool7.png

区切り文字をツールボックスにドラックアンドドロップし、
最初のツールもドラッグアンドドロップ。
af_anothertool9.png

ドロップしたツールをクリックするとサブツールのツールボックスが現れるので、
af_anothertool10.png
2つ目以降のツールは、サブツールのツールボックスへ入れていく。
af_anothertool11.png

最終的にはこのような形となる。

ベクター
af_anothertool12.png
ピクセル
af_anothertool13.png
レイアウト
af_anothertool14.png

では改めて、サブツールに入れるべきツールを列挙する。
第1階層(黒丸)はカスタマイズ画面のどのグループに入っているかを表している。

ベクター

  • ベクター
    • コーナーツール
    • シェイプビルダーツール
    • ナイフツール
    • パスブラシツール
    • ベクター塗りつぶしツール
    • ポイント変形ツール
    • 鉛筆ツール
    • 境界線の幅ツール
    • 透明度ツール(ピクセルスタジオのサブツールにのみ追加)
    • 輪郭ツール
  • エクスポート
    • スライス選択ツール

ピクセル

  • 写真
    • インペインティングブラシツール
    • コピーブラシツール
    • スポンジブラシツール
    • パッチツール
    • ピクセルツール
    • フリーハンド選択ツール
    • ペイントブラシツール
    • 行選択ツール
    • 指先ブラシツール
    • 自動消去ツール
    • 自動選択ツール
    • 修復ブラシツール
    • 傷除去ツール
    • 消去ブラシツール
    • 焼き込みブラシツール
    • 色置換ブラシツール
    • 赤目除去ツール
    • 切り抜きツール
    • 選択ブラシツール
    • 楕円形選択ツール
    • 長方形選択ツール
    • 塗りつぶしツール(バケツ)
    • 背景消去ブラシ
    • 覆い焼きブラシツール
    • 列選択ツール
  • エクスポート
    • スライス選択ツール(ベクタースタジオのサブツールにのみ追加)

レイアウト

  • テキスト
    • ピクチャフレーム楕円ツール
    • ピクチャフレーム長方形ツール
    • 表ツール

カスタマイズが終わったら、A~Zまでそれぞれ何回かタイプし、全てのツールがアイコン表示されているか確認するとよい。

ただし、以下のキーは別機能割り当て、もしくはバグである。

  • D: 境界線/塗りつぶし(または前景/背景)カラーセレクターと、選択されているベクターオブジェクトをそれぞれ黒と白に設定する
  • Q: クイックマスク
  • X: 境界線/塗りつぶし(または前景/背景)カラーセレクターの切り替え(カラーパネルとスウォッチパネル)
  • G: なぜかグラデーションツール(存在しない)がローテーションに入っているため、その順番の時にはアイコンが表示されない
    af_anothertool15.png

解決策2:ショートカットを削る

先述の「AffinityのツールボックスをV2と3(by Canva)で比較した」記事でAffinity by CanvaとV2各アプリのショートカット一覧を掲載した。

この表に従って、該当スタジオにないツールのショートカットを削ってしまう手がある。

まずショートカット設定の「すべてに適用」のチェックを外す。
af_anothertool2.png

その後、以下のように変更する。

ツール名
( )内はV2名称
デフォルト ベクター ピクセル レイアウト
アーティスティックテキストツール T T T T
インペインティングブラシツール J 削除 J 削除
カラーピッカーツール I I I I
コーナーツール C C 削除 削除
コピーブラシツール S 削除 S 削除
シェイプビルダーツール S S 削除 削除
ズームツール Z Z Z Z
スポンジブラシツール O 削除 O 削除
スライス選択ツール L 削除 削除 削除
ナイフツール K K 削除 削除
ノードツール A A A A
パスブラシツール B B 削除 削除
パッチツール J 削除 J 削除
ピクセルツール Y 削除 Y 削除
ピクチャフレーム楕円ツール K 削除 削除 K
ピクチャフレーム長方形ツール K 削除 削除 K
フリーハンド選択ツール L 削除 L 削除
フレームテキストツール T T T T
ペイントブラシツール B 削除 B 削除
ベクター塗りつぶしツール R R 削除 削除
ペンツール P P P P
ポイント変形ツール F F 削除 削除
移動ツール V V V V
鉛筆ツール N N 削除 削除
角丸長方形ツール U U U U
境界線の幅ツール W W 削除 削除
行選択ツール M 削除 M 削除
指先ブラシツール S 削除 S 削除
自動消去ツール E 削除 E 削除
自動選択ツール W 削除 W 削除
修復ブラシツール J 削除 J 削除
傷除去ツール J 削除 J 削除
消去ブラシツール E 削除 E 削除
焼き込みブラシツール O 削除 O 削除
色置換ブラシツール R 削除 R 削除
赤目除去ツール J 削除 J 削除
切り抜きツール C 削除 C 削除
選択ブラシツール W 削除 W 削除
楕円ツール U U U U
楕円形選択ツール M 削除 M 削除
長方形ツール U U U U
長方形選択ツール M 削除 M 削除
塗りつぶしツール
(グラデーションの方)
G G G G
塗りつぶしツール
(バケツの方)
G 削除 G 削除
透明度ツール Y Y 削除 Y
背景消去ブラシ E 削除 E 削除
表ツール T 削除 削除 T
表示ツール H H H H
覆い焼きブラシツール O 削除 O 削除
輪郭ツール O O 削除 削除
列選択ツール M 削除 M 削除

af_anothertool3.png

ここで問題になるのは、全く同じ機能名「塗りつぶしツール」が2つあること。
日本語では全く同じになっているが、英語だとグラデーションの方が「Fill Tool」、バケツの方が「Flood Fill Tool」と異なっているため、この項目のみインターフェイスを英語にして作業するのがよいだろう。
af_anothertool4.png
af_anothertool5.png

リセットでいつでも元に戻せる、カスタマイズの価値あり

以上、不可視ショートカット発動問題対策について解説した。

もし作業を最初からやり直したい、あるいは元に戻したいという場合でも、ツールカスタマイズは「リセットツール」ボタン、ショートカットは「リセット」ボタンで初期値にもどすことができる。

ショートカットキーでツール切り替えを行う人は、誤操作を防ぐためにも、上記いずれかの方法でカスタマイズしておくことをお勧めする。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?