0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Gitのcherry-pickとは?特定のコミットだけを取り込む方法

Last updated at Posted at 2025-10-01

1. 導入

開発をしていると、こんな場面に出会うことがあります。

「別ブランチにあるバグ修正を、今のブランチにだけ反映したい」
「大きな変更はまだいらないけど、この1つのコミットだけ欲しい」
そんなときに便利なのが git cherry-pick です。
名前のとおり「サクランボを摘み取る」ように、欲しいコミットだけ取り込むことができます。

2. git cherry-pickとは

git cherry-pick は、指定したコミットを現在のブランチにコピーして反映するコマンドです。

ブランチ全体をマージするのではなく、必要な修正だけを取り込めるのが特徴です。
イメージすると:

  • merge → ブランチごと取り込む
  • cherry-pick → 特定のコミットだけ摘み取る

3. 基本の使い方

単一のコミットを取り込む

git checkout feature/login
git cherry-pick abc1234

abc1234 はコミットハッシュ。
現在のブランチに、その修正内容が新しいコミットとして追加されます。

複数のコミットをまとめて取り込む

git cherry-pick abc1234..def5678

abc1234(開始コミットハッシュ) から def5678 (終了コミットハッシュ)までのコミットを一括で取り込めます。

複数を個別指定して取り込む

git cherry-pick abc1234 def5678 987zyx

これで任意の複数コミットをまとめて適用できます。

4. 実務での活用例

  • 緊急バグ修正をリリースブランチに反映
    開発ブランチで修正した内容を、リリース用のブランチに部分適用。

  • 部分的な機能だけ取り込みたいとき
    大規模な変更の一部だけ別ブランチに持っていきたいケース。

  • テスト用に修正を取り込む
    一部の修正だけテスト環境に反映して確認する場合。

5. 注意点

  • コンフリクトが発生することがある
    mergeと同じように競合解決が必要になることがあります。

  • 履歴が複雑になる
    → 同じ修正が複数ブランチに現れるため、履歴の追跡が難しくなることがあります。

  • 使いどころを見極める必要がある
    → 小さな修正なら便利ですが、大きな変更を無理にcherry-pickするのはおすすめしません。

6. まとめ

git cherry-pick は「欲しいコミットだけを摘み取る」コマンド。
緊急対応や部分的な修正にとても便利。
ただし多用しすぎると履歴が複雑になるので、使いどころを見極めて活用しましょう!

宣伝

現在わが社、くすりの窓口では長期インターン・1DAYインターン、中途採用に力を入れています!
ぜひこの機会に応募してください!

※細かい要項は以下のリンクを確認してください。また長期インターンに関してはリンクのフォームからお問い合わせください。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?