はじめに
2025年、Perplexityを信じすぎた。
高校生として個人開発をしながら、気づいたらPerplexityなしで技術選定できない体になっていた。
ライブラリを選ぶとき、実装方法を調べるとき、何かを買うとき──「とりあえずPerplexityに聞こう」が口癖になっていた。
でも振り返ると、「思ってたのと全然違った」が何回も起きていた。
自分のPerplexity活用パターン
使っていた場面はだいたいこの3つ。
- モノを買うとき:「予算◯万円で比較して」
- 技術的な疑問:「Pythonで◯◯するならどのライブラリがいい?」
- OSS選定:「認証系でおすすめのライブラリは?」
特にOSS選定と技術的な質問では、Perplexityの回答をそのまま実装の出発点にしていた。
Perplexityは通常の検索と違い、複数の情報源を統合して回答してくれる。
候補を3つに絞ってくれるのが特に便利で、気づいたらそれをそのまま採用していた。
「思ってたのと違う」が起きたパターン
① バージョンが違う
Perplexityが教えてくれたコードをそのまま書いたら、エラーが出た。
調べると、回答が参照していたのは旧バージョンのAPIだった。
メソッド名が変わっていた。引数の仕様が変わっていた。
それだけで1〜2時間が消えた。
バージョンを指定せずに質問すると、古い情報をもとにした回答が返ってくることがある。
「Python 3.12環境で」 や 「v2.x系で」 など、バージョンを明示するのが大事。
② そもそも「できない」ことを「できる」と言われた
「◯◯ライブラリでXXXの処理はできますか?」と聞いたら「はい、以下のように実装できます」と返ってきた。
コードを書いて動かしたら、そんな機能は存在しなかった。
公式ドキュメントにも、GitHubのissueにも、そんな使い方は一切書かれていない。
自信満々に教えてくれたのに、完全なハルシネーションだった。
AIが「できる」と言っても、公式ドキュメントで確認するまでは「できるかもしれない」に過ぎない。
特に「〇〇はできますか?」という質問は肯定的な回答が返りやすいので注意。
③ 選んだOSSが自分のやりたいことに合っていなかった
「◯◯に使えるライブラリ教えて」と聞いて候補を絞り、そのまま採用して実装を進めた。
しかし途中でわかった。
そのライブラリが得意なユースケースと、自分がやりたかったこととが微妙にズレていた。
Perplexityの回答が間違っていたわけじゃない。
でも「候補を絞った」だけで「自分のケースに合うか確認していなかった」。
Perplexityが悪いんじゃなくて、使い方の問題だった
正直に言うと、最初は「Perplexityの精度が低い」と思っていた。
でも振り返ると、問題は自分の使い方にあった。
| 期待していたこと | 実際にPerplexityができること |
|---|---|
| 最新バージョンの正確なコード | その時点での一般的な情報の整理 |
| 自分のプロジェクトに最適な選択 | 一般的な用途での候補の提示 |
| 実装可能かどうかの保証 | 可能性の提示(幻覚あり) |
2026年、変えたこと
今は意識的にこのフローにしている。
具体的には以下のチェックを通すようにした。
- バージョンを明示して質問する(「Python 3.12で」など)
- 「できる」と言われたことは公式ドキュメントで確認する
- 自分のユースケースを具体的に伝える
- 「なぜこれを選ぶか」を一文で言えるまで採用しない(まだ習慣化中)
特に「ユースケースを具体的に伝える」が一番効いた。
# 悪い質問例(文脈がない)
# 「Pythonで非同期HTTPリクエストするライブラリは?」
# 良い質問例(文脈を渡す)
# 「Python 3.12 + asyncio環境で、100件以上の並列リクエストを
# 送るスクレイピング用途に向いているHTTPライブラリは?
# requestsは同期なので除外してください」
質問の粒度を上げるだけで、ズレが格段に減った。
Perplexityに限らず、生成AI全般に使えるコツだと思う。
他にも試したこと(おまけ)
- Perplexityに「この回答に自信はありますか?」と追加で聞く(効果は微妙)
- 回答の参照元URLを必ず開いて確認する
- ChatGPTと両方に聞いて比較する
いずれも「公式ドキュメントを確認する」には及ばなかった。
結局、一次情報に当たることに代わるものはなかった。
おわりに
「AIに聞けばわかる」の時代に高校生をやっている。
でも2025年に学んだのは、
AIが「できる」と言っても、自分が確認するまでは「できるかもしれない」に過ぎない
ということだった。
Perplexityは最高の出発点だ。でも終点にしてはいけない。
同じような「思ってたのと違う」を経験した人、いますか?