最終確認日時:2026年8月13日 12:52(JST)
この記事は上記時点で筆者環境から実機確認した内容です。段階的な配信やテスト中の機能である可能性もあり、今後表示や仕様が変更される可能性があります。
2026年8月15日 追記
コメント欄で、2026年8月14日にAI文章アシスタント用と思われるモデルをダウンロードできたとの検証情報をいただきました。
その環境では Foundry Local + Qwen3 が動作し、モデルは以下の場所に保存されていたとのことです。
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\CopilotKeyboard\FoundryLocal\cache\models\Microsoft\qwen3-8b-generic-cpu-2\v2また、動作時にはメインメモリを約6GB消費していたとのことです。
なお、筆者環境では2026年8月15日時点でもモデルをダウンロードできていません。段階的な配信なのか、不具合なのか、あるいは環境によって未対応なのかは現時点では不明です。
Microsoftが提供しているWindows向け日本語IME「Copilot Keyboard」。
2026年8月13日に設定を確認していたところ、これまで見覚えのなかった気になる機能が表示されていました。
「AI文章アシスタント」です。
「AI文章アシスタント」が表示されている
Copilot Keyboardの設定にある「AI機能」を開くと、「AI文章アシスタント」という項目が確認できます。
画面には、
入力をしながら文章の翻訳や書き換えができます。「英語」「丁寧に」「短く」「長く」など、ワンクリックで文体を整えます。
とあります。
さらに設定項目を見ると、
- 翻訳
- 「ていねい」などによる書き換え
- 「ながく」などによる書き換え
- 「みじかく」などによる書き換え
といった文章処理を行えるようです。
単純な日本語変換だけでなく、IME上で入力中の文章そのものをAIで編集する機能になっているように見えます。
AIモデルは端末にダウンロードする仕組み
さらに興味深いのが「AI文章アシスタント用モデル」です。
設定画面には、
データは端末の外には出ません。初回のみ、AIモデルのダウンロードが必要です。
と明記されています。
つまり画面上の説明を見る限り、文章を処理するたびにクラウドへ送信する方式ではなく、AIモデルをPCへダウンロードし、端末上で処理する設計になっているようです。
IMEへローカルAIによる文章処理が統合されるのであれば、かなり面白い機能です。
確認したバージョンは「1.0.0.11040」
今回確認した環境では、Copilot Keyboardのバージョンは、
1.0.0.11040
でした。
実際のバージョン情報画面がこちらです。
少なくとも2026年8月13日 12:52(JST)時点のバージョン1.0.0.11040で、「AI文章アシスタント」のUIが存在していることは実機で確認できました。
AI機能以外にも設定まわりに変化?
設定を見ていると、「全般」にも以前は見覚えのなかった設定がいくつかありました。
確認できたものには、
- 文字の種類と文字セット
- ひらがな
- 全角カタカナ
- 半角カタカナ
- ローマ字
- 入力モード切替の通知
- カーソル周辺に入力モードを表示する設定
などがあります。
特に「入力モード切替の通知」では、カーソル周辺に現在の入力モードを表示できるようになっています。
ただし、このあたりについては以前のバージョンとの厳密な比較ができていません。
そのため、今回の1.0.0.11040で追加された機能なのか、以前から存在していた設定なのかについては現時点では断定しません。
AI文章アシスタント以外にも設定画面が変化している可能性があるため、今後もう少し確認してみたいところです。
ただし、まだAIモデルをダウンロードできなかった
早速AI文章アシスタントを試そうと思い、「ダウンロード」をクリックしてみました。
しかし筆者環境では、ボタンを押しても特に反応がありませんでした。
進捗表示なども出ず、実際にAI文章アシスタントを利用するところまでは進めませんでした。
そのため現時点では、
- 実際の文章生成・書き換え
- 翻訳性能
- AIモデルの容量
- 使用しているモデル
- CPU / GPU / NPUのどれを使用するのか
- RAM使用量
- 推論速度
- オフラインでも本当に動作するのか
といった部分までは検証できていません。
個人的には特にモデルサイズとCPU・GPU・NPUのどれで推論しているのかが気になります。
不具合なのか、先行配信なのかは不明
ここは重要なのですが、なぜAIモデルをダウンロードできないのかは現時点では分かりません。
例えば、
- 現在のバージョンに不具合がある
- UIだけ先にアプリへ実装・配信されている
- AIモデルの配信がまだ開始されていない
- サーバー側で段階的に有効化されている
- 一部の環境のみを対象にテストしている
- 特定のハードウェア条件が存在する
- 今後のアップデート向け機能が先行して表示されている
など、いくつかの可能性は考えられます。
ただし、これらはあくまで推測です。
「次期バージョン向けの機能」「ベータテスト中」「先行配信されている」と断定できる情報は、現時点では確認できていません。
確実に言えるのは、
Copilot Keyboard 1.0.0.11040に「AI文章アシスタント」とAIモデルのダウンロード画面が存在している
ということまでです。
正式に使えるようになったらかなり面白そう
個人的には、この機能はかなり気になります。
例えば普段通り文章を入力して、そのままIMEから「丁寧に」「短く」「長く」といった書き換えができれば、
- 文章を書く
- 生成AIを開く
- 文章をコピーする
- 「丁寧にして」などと依頼する
- 結果を再びコピーする
といった操作をする必要がなくなります。
文章を書いているその場所で、IMEが直接文章を整えてくれるわけです。
翻訳まで同じ仕組みで使えるのであれば、
「AIを使う」のではなく、普段の文字入力そのものにAIが入ってくる
という体験になりそうです。
さらに設定画面の説明通り、文章データを端末外へ送信せずローカルのAIモデルで処理できるのであれば、クラウドAIとはまた違った用途も考えられます。
モデルをダウンロードできたら調べたいこと
今後モデルを正常にダウンロードできるようになったら、以下も検証してみたいと思います。
- AIモデルのダウンロード容量
- モデルファイルの保存場所
- モデルファイルの形式
- 使用している推論ランタイム
- CPU / GPU / NPUのどれを使用するか
- RAM / VRAM使用量
- 推論速度
- Copilot+ PC以外でも利用できるか
- 翻訳性能
- 「ていねい」「ながく」「みじかく」の実際の挙動
- インターネットを切断しても利用できるか
特にネットワークを切断した状態でも文章処理が動作するか確認できれば、設定画面に書かれているローカル処理についてもより詳しく検証できそうです。
まとめ
2026年8月13日 12:52(JST)時点で、Copilot Keyboard 1.0.0.11040 に「AI文章アシスタント」のUIが表示されていることを確認しました。
設定画面から確認できる内容は、
- 文章の翻訳
- 丁寧な文章への書き換え
- 長文化
- 短文化
- AIモデルを端末へダウンロード
- データを端末外へ出さない処理
などです。
また、入力モードや文字種に関する設定にも変化があるように見えましたが、こちらについては以前のバージョンとの厳密な差分を確認できていないため、新機能とは断定していません。
一方、現在の筆者環境ではAIモデルの「ダウンロード」ボタンを押しても反応せず、実際のAI文章アシスタント機能はまだ試せませんでした。
不具合なのか、UIだけ先行して配信されたのか、段階的なテストなのかはまだ分かりません。
それでも、今回表示された内容を見る限り、
これからのCopilot Keyboardはかなり面白いことになりそうです。
モデルを実際にダウンロードできるようになったら、モデル容量やCPU・GPU・NPU負荷、オフライン動作なども改めて検証してみたいと思います。
※この記事は2026年8月13日 12:52(JST)時点で筆者環境から確認した情報をもとにしています。今後Microsoftから正式な発表が行われたり、表示・仕様が変更されたりする可能性があります。


