Python歴5年以上になった。
楽しかったし、今も好きだ。でも振り返ると「最初から知っていれば」と思うことがいくつかある。後悔というより、過去の自分への手紙のつもりで書く。
pytestを知らなかった
テストを手動で確認していた時期が長かった。
pytestの存在を知ったとき、「これ最初から使えばよかった」と思った。
自動テストがあるだけで、修正のたびに全部手で確認する作業がなくなる。
開発のリズムが全然変わる。
知らなかったのは仕方ない。でも「テストを書く」という習慣は、早ければ早いほどいい。
pytestを知らなくても開発はできる。でも知ってからの開発効率は別物だ。
データベースを知らなくて、フォルダとtxtで頑張っていた
初期のころ、設定の保存方法を知らなかった。
だからフォルダとtxtファイルを階層で分けて、独自の仕組みを作っていた。
途中からJSONに切り替えたりもした。
今思えばデータベースを使えばよかった——と一瞬思うが、
実はあの方法が正解だった場面もあると思っている。
複雑なクエリが不要で、設定を保存するだけなら、
シンプルなJSON管理の方が速くて軽い。
「正しい技術」より「要件に合った技術」を選ぶ発想は、あの頃から持っていた。
知識がなかっただけで、考え方は間違っていなかった。
最初のDiscordボットは、ずさんだった
初めて作ったDiscordボットのコードは、お世辞にも綺麗じゃなかった。
設定の保存はtxtファイルだったし、設計もめちゃくちゃだった。
でも今見返すと、独自の発想で問題を解決しようとした形跡がある。
最善じゃなかったとしても、自分なりに考えて動くものを作り上げた事実は残る。
そのボットを作りながら、ライブラリの使い方を覚えた。
Discordの画面を見ながら「これを実装したい」と試行錯誤するのが楽しくて、
気づいたら試すこと自体が目的になっていた。
達成感があった。それが続けられた一番の理由だと思っている。
最初のコードは汚くていい。動くものを作った経験が、次の設計力になる。
過去の自分に一番伝えたいこと
Pythonに限らず、プログラミング全般に言えることがある。
まず「何ができるか」を知ること。
書けなくてもいい。構文を覚えなくてもいい。
pytestが存在すること、データベースというものがあること、
ライブラリで何ができるか——それを知っているだけで、作れるものの質が変わる。
知識は「書けること」だけじゃない。
「こういうことができる」を知っていること自体が、強力な武器になる。
何も知らずに実装を始めると、車輪の再発明をしやすい。
自分のtxt管理がそうだったように——それが悪いわけじゃないが、知っていれば選択肢が増える。
まとめ
後悔というより、これは「知らなかっただけ」の話だ。
知識がなくても動くものを作り続けた経験は、無駄じゃなかった。
でも早く知っていれば、もっと面白いものが作れたとも思う。
これを読んでいる人が、少しだけ遠回りを減らせたら嬉しい。
「Pythonって、たぶんそういう意味じゃない」 シリーズでは、
こういう"なんとなくで語られがちなPython"を言語化していきます。
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