0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

メールサービス

Last updated at Posted at 2022-12-11

【メールサービス】

メールの理解が浅すぎると思ったので LPIC 202 の勉強も兼ねて。

メール

  • メールを処理をするソフトウェアには、以下がある
    • MTA(メッセージ転送エージェント)
      • MUAからメールをMTAに送信する時や、MTA間でのやりとりには、SMTPプロトコルが使われる
      • そのため、SMTPサーバとも呼ばれる
      • 広く使われているのが Postfix, sendmail 等
    • MUA(メールユーザーエージェント)
      • PC等で利用するメールクライアントソフトウェア(メーラ)
      • MUAがメールを受信する時には、POPやIMAPプロトコル(現在は POP3,IMAP4)が使われる
      • POP/IMAPサーバには Dovecot 等
      • Dovecot はPOP3, IMAP4プロトコルに加えて、SSL/TLSを使ったPOP3S、IMAPSにも対応している
    • MDA(ローカルメール配送エージェント)
メール関連の主なポート
SMTP : 25 (メール送信・転送)
SMTPS : 465 (上記の暗号化)

POP3 : 110 (メールの受信)
POP3S : 995 (上記の暗号化)

IMAP : 143 (メールの受信)
IMAPS : 993 (上記の暗号化)

Submission port(SMTP) : 587 (クライアントからのメール送信(OP25B))

メール配送の仕組み

  1. メーラMUAからメールを受け取ったメールサーバMTAは、DNSサーバに問い合わせて、配送先MTAを調べ、MTAへメールを配送
  2. MTAはメールを受け取ると、ローカル配送プログラムMDAが、宛先ユーザーのメールボックスにメールを格納
  3. 受け取り側ユーザーのMUAは、POPサーバや、IMAPサーバを経由してメールボックスからメールを取り出す

Postfix (MTA)

sendmailと互換性ある、高速に動作し、設定も容易

  • Postfixの設定は、/etc/postfixディレクトリ以下の
    • main.cf
      • MTAとしての基本設定ファイル
    • master.cf
      • Postfixを構成する各種デーモンの設定ファイル
  • Postfixの全設定値を表示 : postconfコマンド
  • Postfixの制御 : postfixコマンド

メールリレー

MTA間でのメールの中継をリレーという

  • 他のホストに宛てたメールを受け取った場合、MTAはそのメールのリレーを許可すべきか判断
  • ※ リレーを無限に許可すると、スパム送信時の踏み台に利用されかねないので注意

SMTPサーバの運用と管理

Postfixの運用と管理は多岐にわたる、その中でもメールキューとメールボックスを理解しておくのは大事

メールキュー

処理待ちのメールが一時的に保持される場所をメールキューという

  • Postfixでは/var/spool/postfixディレクトリ以下のサブディレクトリ
  • Postfixでのメールキューの表示には、
    • mailqコマンド
    • postqueue -pコマンド

メールボックス

メールサーバが受け取ったメールは、メールボックスに格納される

参考

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?