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人生初LTのスライド構成をどう考えたか?PREP法の視点

Last updated at Posted at 2025-03-17

はじめに

先日、社内LT会にて人生で初めて登壇する機会があり、「情報発信はコスパ最強!」というテーマで登壇してきました。PREP法を使って内容を組み立てたところ、思いのほか好評だったので、その裏側をシェアします!

PREP法を活用したスライド構成

今回の登壇では、「PREP法」を使ってスライドを組み立ててみました。

PREP法とは、
Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(例)→ Point(結論の再提示)
という流れでプレゼンを組み立てる手法です。

また今回は、ただ単に情報を伝えるだけでなく、聴衆の初期状態と最終的なゴールを明確にして、そのギャップを埋めていくストーリーを意識しました。

聴衆の初期状態(Start)と目標(Goal)を明確化

効果的な登壇をするために、まず以下の2点を明確にしました。

【聴衆の初期状態(Start)】

  • 聴衆の最初の認識:「櫻井くんっていうエンジニアが『情報発信はコスパ最強!』というテーマで話すらしい」
  • 聴衆の心の声:「櫻井くんって情報発信してるの?」「コスパ最強ってどういうこと?」

【目指すゴール(Goal)】

  • 聴衆に「よし、自分もテックブログ書いてみようかな!」と思ってもらうこと

今回は、この「Start」と「Goal」のギャップを埋めるために、どのように話を進めていくかを考えました。
聴衆の認識を少しずつ変化させ、最終的な行動を促す流れを作りたかったんです。

スライドの流れは聴衆の認識変化に沿って設計

この「Start」から「Goal」へのギャップを埋めるために、以下のような流れでスライドを構成しました。

スライド①:情報発信のメリット紹介

情報発信で得られる3つのメリットを自分の経験を交えて紹介しました。

1. いろんなチャンスが広がる

個人事業主で活動をしていた過去があり、その際にXなどのSNSで情報発信を行い
そこでできた交友関係の仕事仲間から案件をいただくというような活動をしていました。

2.会社に貢献できる

社内の技術ブログに投稿した記事が、採用活動や会社のブランディングに役立った実例を共有しました。エンジニア視点の記事が、意外と会社の魅力発信になっていたんです。

3.やり方次第で意外と簡単

情報発信って大変そうに聞こえますが、日々の業務で気づいたことを少しずつまとめるだけでも価値があるんだよ、というお話をしました。

この時点での聴衆の認識変化
「情報発信にはこんないいことがあるんだ!でも、ちょっとめんどくさそう?」

スライド②:社内の情報発信の場を紹介

思ったより身近にある情報発信の機会について紹介しました。

  • 社内ドキュメントを充実させる
  • チーム内の技術共有会議で話してみる
  • 社内技術ブログに投稿してみる
  • 社外向けテックブログに寄稿する etc...
それぞれ「意外と簡単に始められるよ」というメッセージを伝えました。

この時点での聴衆の認識変化
「あ、意外とハードル低いのかも!」

スライド③:具体例の提示

LT会の運営メンバーが今回のLT会についての記事を書くとどんないいことがあるか、具体例として挙げました。

チャンスが広がる

  • 〇〇くん、こんな素敵なイベントを主催してくれているんだ!今度のイベント運営も任せてみたい・・・!

会社に貢献できる!

  • menu(フードデリバリー事業を展開する弊社)って社内イベントが活発でいいな〜
  • 登壇文化や技術共有がしっかりしてそう

この時点での聴衆の認識変化
「おお、なるほど!いいことばかりじゃん!」

作成したスライド構成

まとめ. 今回の構成設計のポイント

1. 聴衆の初期認識を把握する
「情報発信」と聞いて、多くの人は「大変そう」「時間がかかりそう」というイメージを持っています。この先入観を理解した上で話を組み立てました。

2. 具体的なゴールを設定する
単に「情報発信の大切さを理解してもらう」ではなく、「自分もテックブログを書いてみようと思ってもらう」という具体的な行動を目標にしました。

3. 認識の変化を段階的に設計する
「メリットを知る」→「ハードルの低さを理解する」→「具体例で実感する」という流れで、少しずつ聴衆の認識を変化させるよう設計しました。

4. 各スライドでの聴衆の反応を予測する
各スライド後に聴衆がどう感じるかを予測し、次のスライドでその疑問や不安に応えるような流れにしました。

おわりに

登壇を終えてみて、「やっぱり場数は大事」 というのが率直な感想です。緊張で早口になってしまったり、伝えきれなかった部分も反省しています。ただ、「スライドの骨格」をしっかり考えたおかげで、聞き手の皆さんには概ね伝わったのではないかと思います!

今後も、登壇の機会があれば積極的にチャレンジし、さらに分かりやすい構成と話し方を追求していきたいです!


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