Ruby on Rails とCloud9
Ruby on Rails は、RubyでWebサービスを簡単に開発するためのフレームワークです。
またAWSのCloud9(クラウドナイン)での開発というのは、ネット上のもう一つのパソコンでプログラミングをするようなイメージです。
Cloud9のメリットは複数人でプログラミングができるとか、サーバーさえあればどこでもプログラミングができるとかいろいろあります。
個人的に思ったメリットとして、環境構築がとても簡単に終わるので初心者の方にもおすすめです。
この記事ではクラウド9の環境を新たに作成するところから、Ruby on Rials の環境構築までの手順を簡潔にまとめましたので、細かい説明はいらないから手順だけ知りたいという方はご覧ください。
筆者は備忘録として使っていこうと思います。
参考にしたサイト
今回はこちらのサイトを参考にしました。細かい解説はこのサイトに載っていますので、気になる方はご覧ください。
準備
前提条件として、AWSのアカウントは作成しているものとします。
AWSにログインして、cloud9の画面まで行ってください。(AWSのホーム画面の検索欄で「cloud9」と検索すれば出てくると思います。)
Cloud9 の新規環境作成
Cloud9の画面からCreate environmentをクリック
PlatformをUbuntuに設定してまたNaxt step
Ruby on Rails の環境構築
次にCloud9でRuby on Railsを導入します。
Cloud9のターミナルの、environmentディレクトリでコマンドを打っていきます。
まずインストール時間を短縮するため、Rubyドキュメントの設定を追加します。
echo "gem: --no-document" >> ~/.gemrc
バージョンを指定してRailsをインストールします。
gem install rails -v 6.0.4
bundlerのバージョンを指定してインストールする
gem install bundler -v 2.2.17
Cloud9環境のディスク容量アップと、クラウドIDEへのYarnインストール
source <(curl -sL https://cdn.learnenough.com/resize)
続けて
source <(curl -sL https://cdn.learnenough.com/yarn_install)
========================================
Your Yarn packages are out of date!
Please run `yarn install --check-files` to update.
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もし上記のような警告が出たら言われた通りに
yarn install --check-files
を実行しましょう。
ではここから新たなアプリケーションを立ち上げます。今回はtokuposuというアプリケーションを作成します。
rails _6.0.4_ new tokuposu
作成が終わるまで待ちます。
作成できたらGemfileの内容を一新させ、Rubyのバージョン番号を削除します。
source 'https://rubygems.org'
git_source(:github) { |repo| "https://github.com/#{repo}.git" }
gem 'rails', '6.0.4'
gem 'puma', '4.3.6'
gem 'sass-rails', '5.1.0'
gem 'webpacker', '4.0.7'
gem 'turbolinks', '5.2.0'
gem 'jbuilder', '2.9.1'
gem 'bootsnap', '1.10.3', require: false
group :development, :test do
gem 'sqlite3', '1.4.1'
gem 'byebug', '11.0.1', platforms: [:mri, :mingw, :x64_mingw]
end
group :development do
gem 'web-console', '4.0.1'
gem 'listen', '3.1.5'
gem 'spring', '2.1.0'
gem 'spring-watcher-listen', '2.0.1'
end
group :test do
gem 'capybara', '3.28.0'
gem 'selenium-webdriver', '3.142.4'
gem 'webdrivers', '4.1.2'
end
# Windows ではタイムゾーン情報用の tzinfo-data gem を含める必要があります
gem 'tzinfo-data', platforms: [:mingw, :mswin, :x64_mingw, :jruby]
ここからは作成したtokuposuディレクトリでコマンドを入力していきます。
cd tokuposu
bundle installを実行してgemをインストールします。
bundle update
bundle _2.2.17_ install
Yarnを使ってWebpackerをインストールします。
rails webpacker:install
何回か聞かれるoverwriteは全て「y」で答えましょう。
最後にローカルWebサーバーへの接続を許可します。config/environments/development.rbファイルの最後に次のコードを追加します。
# Cloud9 への接続を許可する
config.hosts.clear