まず用語整理
サービス |
概要 |
CloudWatch |
リソースモニタリングサービス(Datadog的なもの。Datadogは自由なダッシュボードが便利で人気の要因) |
CloudWatch Logs |
loudWatchで収集したログの分析を行えるサービス |
CloudWatch Logs Insights |
CloudWatch Logsのロググループに対してSQLを用いたクエリーを投げてログを集計できるサービス |
Athena |
S3で収集したログに対してクエリを投げてログを分析できるサービス |
最初に結論
「Athena」と「CloudWatch Logs Insights」は、ほぼ同じ。
若干の違いは存在する。
共通項目
比較項目 |
答 |
検索対象 |
どちらもS3 |
課金体系 |
どちらも従量課金 |
異なる項目
比較項目 |
CloudWatch Logs Insights |
Athena |
検索方法 |
専用のクエリ言語とコマンド |
標準SQLを使用。事前にデータリソース定義時に、データ型・テーブル名のデータ構造を設定する。 |
データの可視化 |
折れ線グラフやスタックされたエリアグラフとして表示できる |
Athena単体で視覚化の機能はない。Amazon QuickSightやRedashと連携ことでデータの可視化を実現する |
保持期限 |
ロググループの設定による |
S3のリソースが存在する限り |
私見による違い・使い分け
CloudWatch Logs Insights
- CloudWatchが優秀なので、1つのサービスで色々完結させたい場合には、良い選択肢となり得る。
- ただ色々出来るがゆえに、個々のサービスの使い勝手では、CloudWatchに勝るサービスが存在する、というのもまた事実
Athena
- 使い慣れたSQLで検索できるため、学習ハードルが低い。
- BIツールも使い慣れたものを使用すれば、それも学習ハードルが低くなる。BIツール観点ではあるが、CloudWatch Logs Insightsより機能が豊富なBIツールを使用すれば、それは使い勝手はかなり高いと言える。
- ただまぁ準備が色々めんどくさい印象
参考