どうしてもアンインストールできないアプリはありませんか?
今回は消したいアプリがやっと綺麗に削除できたので、アンインストールまでの経緯と削除方法をまとめておこうと思います。
アプリが削除できなくなった
私は以下の経緯で、アプリ(「Epic Games」)が完全に削除できなくなりました。
- 設定→アプリ一覧より対象アプリを探し、アンインストールを押下
- なにやらWindowsインストーラーと書かれたBoxが表示され、緑色のバーで進捗が示される
- 続いてアプリ名「EpicOnlineServices」と書かれたBoxが表示され、緑色のバーで進捗が示される
- バーはどんどん進んでいくが、ある時を境に、処理が進みいっぱいになりかけた緑色のバーがなぜか逆走し、5,4,3,2,1(単位があったような)というカウントダウンとともにバーが元の状態に戻ってしまう
- 謎の動きに不信感を持ち、ネットで断片的に得た知識を頼りにエクスプローラーからアプリに関係しそうなファイルを片っ端から削除する
- ファイルが削除でき心は落ち着いたものの、アプリ一覧にはアプリが残り続ける。
主な原因
ChatGptに見解を聞くと、何かしらの原因でインストーラーやアプリ自体の故障が発生している可能性が高いとのことでした。
さらに見える範囲のファイルだけ削除したことで、故障に追い打ちをかけてしまっていたようです。
ちなみにですが、アンインストール操作を行う際に「アンインストールの過程で権限にアクセスすることを許可しますか?」といった文言が以下の詳細とともに出ました。
Epic online services
確認済みの発行元: Epic Games Inc.
ファイルの入手先:このコンピュータ上のハードドライブ
プログラムの場所:アンインストール2.0.33.0
Epic Games, Inc.
英語(米国)
C:/windows/installer/~.msi
アンインストールには許可が必要ですが、気になったので少し調べました。
上記は確認済みの発行元でデジタル署名があり、プログラムの場所もWindows正規のインストーラキャッシュ場所(C:/windows/installer/~.msi)であることなどにより、正規寄りの組み合わせであることが判断できるそう。
マルウェアであれば発行元が不明だったり変なパスが入ることが多いようです。
見つけた対処法
調べて見つけた対処法は以下の通りでした。当時の状況と共にまとめます。
- 対象アプリを完全終了
→タスクマネージャーを開いて削除したいアプリが動作していないことを確認します。
もし動作していれば、アプリに関係しているタスクを終了してから、アンインストールを試してみてください。 - アプリを再インストールし、その後にアンインストールを試す
→私は試していません。ファイルだけ削除するという中途半端な状態だったので、これ以上問題が複雑化することを避けたかったです。 - Microsoftの強制削除ツールを使用★★★
→「プログラムのインストールとアンインストールのトラブルシューティングツール(Microsoft公式)で壊れたMSIを強制的に削除します。
私はこちらのやり方で解決しました。次で詳しく説明します。 - レジストリ削除(最終手段)
→ 先ほど言及した通りですが、最終手段と書かれていた方法をすでに実施済みでした。
本来は正しいアンインストール手順で削除されるはずなので、この手順はなるべく控えます。
トラブルシューティングツールでアプリの削除に成功
いくつかのネット記事やChatGPTが強く勧めていたやり方が「プログラムのインストールとアンインストールのトラブルシューティングツール」を使う方法でした。
ここにアンインストールに成功した実際の手順を載せておきます。
- ブラウザで「プログラムのインストールとアンインストールのトラブルシューティングツール」(Microsoft公式)と検索
※ツールはWindows10用とされているかもしれませんが、Windows11とも互換性があるため使用可能です
プログラムのインストールまたは削除をブロックする問題を修正する - 見つけたらダウンロードして起動
- 起動後に「アンインストール」を選択し、一覧からアプリ名(Epic Online Services)を探して選択
- 「アンインストールを試みる」を選択
- 完了を待つ
この手順を終えて確認したところ、設定のアプリ一覧から対象のアプリが消えていました。
コントロールパネルのアプリ一覧からも消えていたので、削除は成功したといえそうです。
Microsoftの公式アプリを使用する方法なので、安全に解決したい方には特におすすめできると思います。
おまけ ~インストールの仕組みを調べる~
作業後にインストールとアンインストールの仕組みが気になったので、ざっくり調べてみました。
用語
ここで登場する用語を簡単にまとめます。
- 実態ファイル
インストールされるアプリの本体。(C:\Program Files\Epic Gamesなど) - MSI(Microsoft Installer)
Windowsが提供するインストーラー規格のひとつで、インストール/アンインストール時に使用される。
標準ではあるが使用は必須でないため、使うかどうかはアプリに依存する(アプリ開発者次第)。 - レジストリ
Windows(Microsoft)の中核機能で、OS設定やアプリ設定などが全部ここに入る。
OSが依存しているため、どんなアプリでも何かしらの形で使うことになる。
インストールの流れ
- セットアップ.exeや.msiを実行すると、内部でWindows Installer(MSIエンジン)が動く
- インストール内容の確認を行う
OSのバージョンチェック、必要な権限確認、依存関係確認など - 実態ファイルを配置する
Program Filesにexeやdllなどを配置。 - レジストリを登録する
Windowsにインストール場所、バージョンなどを報告し、アプリが入ったことを認識させる。 - MSI情報を登録する
アンインストール手順などが保存され、C:\Windows\Installerにキャッシュされる。 - アプリによる諸々の設定が終わって、インストール完了
アンインストールの流れ
MSIの設計図に従ってアンインストールを行っていく。
- MSIが起動する
アンインストールを押すとMSI(C:\Windows\Installer\***.msi)、もしくは同等のアンインストーラ(.exe)が呼ばれる。
これが全体の指示役となる。 - MSIの情報をもとに実態ファイルを削除する
ここで実態ファイルだけ存在しない場合にエラーとなる可能性あり。 - レジストリを削除する
アプリの設定やパス情報などを削除し、このアプリが存在するという記録を消す。 - アプリによってはサービス停止、スタートアップ削除、ショートカット削除などが実行される
- MSI自身の登録情報を削除し、Windowsにもうこのアプリは存在しないと通知する
MSIはどのファイルをどの順番で削除するかといった情報がすべて書かれているため、MSIが壊れていると正しく消せないようです。MSIはファイル削除やアプリ側の不具合などで壊れてしまうことが多々あるようです。
おわりに
仕組みを知ると、安易なファイル削除はシステムのつながりを断ち切るような行為だったなと感じます。
相手はコンピューターなのですから、自分の目に見える範囲だけの対処で終わらせてはいけないですよね。
これからはただの作業として行っていたものについても、仕組みを意識していけたらと思います。
この記事がお役に立てば幸いです。