この記事は Adobe Dimension CC Advent Calendar 2017 20日目の記事です。
もう1ヶ月すぎてるけど気にしない!
Adobe Dimension CCはデザイナー向けのお気楽3Dレイアウトソフトなので、PSDへの出力機能はありますが、fbxなど一般的な3Dフォーマットへのエクスポート機能はありません。(今後FBXインポートは追加される様です。出力はソフトのコンセプトを考えるとどうでしょう?)
ですが、 Dimesionで編集中の画面にあわせたモデルを3Dソフト側で用意したい状況が個人的にあったので、MAYA上でにたような画面を再現できるか試してみました。
まず、カメラのアングルを持って行くことを考えます。単位が不明ですが、カメラのパラメータはここにありますので、
MAYAのシーンに新規カメラを作って値を同じように設定していきます。Dimensionの`視野`の値を、MAYAのカメラシェイプの`ビューアングル`に設定します。
同様に、`位置`および`回転`の値をカメラトランスフォームの`移動`と`回転`に設定します。なお、MAYAの長さの単位は`cm`になっています。入力項目が青いグレーになっているは値をロックしたからなので、気にしないで下さい。
ここでいったんこのカメラからのビューを確認します。あっているような気がしますね。
(ドキュメントの設定はDimensionの画像サイズに合わせてあります。)
わかりやすくするために、Dimensionから書き出した画像をカメラに追従する背景として設定してみます。カメラシェイプの属性のこの辺りから画像選択ができます。
わかりやすくなりました。カメラの位置、パースなど合っている様です。
テストとして、他のオブジェクトを読み込んでみます。左下のグリーンでハイライトされいるのがカメラで、そこから背景画像の方向を写すので、別のアングルから俯瞰するとこの様になります。面白いですね。
読み込んだモデルの位置をあわせてみました。うまくいっている様です。
MAYA側でレンダリングする気が無いので、環境ライトまで持ってきていませんが、持ってこれるといいですね。
中間ファイルとしてどこかに書き出されて無いものだろうか。