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FLASHerAdvent Calendar 2016

Day 12

Starling HandBookが出るよ

Last updated at Posted at 2016-12-11

こちらの記事はFLASHer Advent Calendar 2016 12日目の記事となります。
http://qiita.com/advent-calendar/2016/flashers

今年もFLASH(er)のAdvent Calendarがあって、何気に他に去年より盛況ですね。カレンダーの雰囲気は同窓会ぽい感じというかカレンダーの趣旨自体が思い出を記す感じですが、本日は空気を読まずに、ここ最近のネタで記事を投稿しようと思います。(他にFlashのカレンダーたてるのもアレですし。)

最近のStarling header_logo_st.png

スマホ向きアプリをFLASH(AIR)で作るなら定番といった立ち位置になったStarling frameworkも、いつのまにやら最新のバージョンが2.1となりました。
http://gamua.com/starling/
着実に進化してハイパフォーマンスかつ高機能でかつ汎用的な優等生に育ちました、が、全ての機能を使いこなせる人は少なく、昔使っていたという人も最新の機能はあまり把握していなかったりするのではないでしょうか。

どんなに拡大してもジャギーが目立たないビットマップフォント
http://forum.starling-framework.org/topic/new-feature-distancefieldstyle

2Dスプライトのライティング機能
http://wiki.starling-framework.org/extensions/dynamic_lighting

このように、2.xからの大技的な実装も精力的にされております。しかし、決して使うのが難しいわけではないのですが、AIR未経験者がStarlingを初めてみても何をどうすればいいかわからず、上にあるような便利な機能を使うまで至らない場合もあるようです。AIR自体の情報も多くないので、そもそもまずエディタをどうするのかとかわからないですよね。StarlingコンテンツもFlash(Animate)タイムラインアニメーションから直接書き出せたりすると良いのですが、実際には利用するにある程度のレベルのプログラムを書く必要があり、最初の関門が存在しています。

入門書が出るよ header_logo_st.png

handbook-bezel.png

そのような状況を把握してなのかわかりませんが、Starling framework作者のダニエルさん自ら[Starling ハンドブック] という名前の入門書を執筆されています。
http://gamua.com/blog/2016/09/the-starling-handbook/
執筆中のプレビュー版を上記リンクから入手可能です。ダニエルさんのwikiの記事はいつも丁寧でわかりやすいのですが、今回の執筆内容も図やサンプルプログラムを多く含み、プレビュー版の状態で既に良いものとなっています。

内容としては、下記のような章立が予定されています。

(1) まず最初にやること
Starlingとその技術面の概要解説、便利な関連ツールの紹介、プログラムの最初の一歩まで。
(2) フラッピーStarling
某怒った鳥風味のゲームを実際に作ってみながら、基本的なStarlingの使い方を覚える。
(3)Starlingの基本コンセプト
ディスプレイリスト・テクスチャ・イメージ・テキスト・イベントハンドリング・アニメーション・エフェクトなどについて。
(4)上級テクニック解説
アセット管理・パフォーマンスチューニング・カスタムレンダリングなどについて。
(5)スマホ開発
ネイティブANE拡張・マルチ解像度対応・画面の回転・およびFeathersUIコンポーネントについて。
(6)プロのTips
様々なシチュエーションで役にたつTips集。ATFテクスチャの扱い・マルチタッチ制御・画像のキャッシング・パーティクル・ライトエフェクト・水面反射エフェクト・AIRのコンパイルの考察など。

まだ販売形体と発売時期は未確定ですが、大概の電子書籍フォーマットでは出版され、ひょっとすると紙の本も出るかもしれません。しかしここで1つの疑問があります。日本語版は出るのだろうか、と。

翻訳やります header_logo_st.png

というところで、英語版以外はどうなの?と、直接ダニエルさんに聞いてみました。その時点ではまだ考えてなかったようですが、やる気になってくれました。ハンドブックは実際に販売されるものなので出版社もからんできて、簡単に多言語版が実現できるわけではないようですが、ハンドブック内容の大部分は一新される公式マニュアルやweb上のドキュメントと同じ内容になるので、少なくともその部分は多言語版を用意する敷居が低いようです。

そして放っておくと日本語版が出ない予感がするので、とりあえず無料の公開される範囲に関しては、自分が翻訳のお手伝いをする事にしました。(どうせ英語版は全部読むので。)担当した翻訳は問題なければまずはラフな状態からQiitaに上げていこうと思いますので、興味ある方はお尻叩きなどよろしくお願いします。そもそもいつ原稿が出来上がるのかまだ連絡もらえていないので、こちらの業務が忙しい時期とぶつからないといいのですが。

終わりに header_logo_st.png

この本が出版されたら次はFeathersUIの方も出版されたらいいなーと思っています。こちらもAIRモバイル開発では手放せない感じですが、入門書がなく、使いこなすまでの敷居が高いので。。

さて、明日は、akirafukuokaさんのTweenerで好きだったパラメーター(仮)です。楽しみです。

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