Qiitaなのにテックな記事ではなくてすみません。
2014年~2019年までの5年間でゆっくり教員免許の追加取得をし、ぶじ高等学校教員(情報)一種の免許状を取得することができましたので経緯をまとめます。
同様のことを目指している方の参考になれば幸いです。
#前提条件
・すでに高等学校教諭1種免許状または高等学校教諭専修免許状を所持している
・高等学校教諭1種免許状(情報)の追加取得を目指している
→イチから免許状を取得する前提の方の場合は本記事の範囲外となりますのでゴメンナサイ。
ちなみに私は下記の前提です。
・大学の専攻(英米文学)で中学・高等学校教諭1種免許状(英語)を取得済
・通信大学の科目等履修生で24単位追加受講し、高等学校教諭1種免許状(情報)を追加取得したい
#北海道情報大学を選んだ理由
・追加取得の実績が多い
・通学が一切不要(社会人である都合上、リモートでできることが最大の条件でした)
・試験会場が全国に用意される(特に首都圏は充実、神奈川県人としては横浜会場があったのがありがたかった…)
・価格が許容範囲
・科目等履修生で通える(最終学歴に含めたくはなかった)
#入学後のギャップ
上記の選んだ理由について、ほぼ入学前後のギャップはなかったです。
とはいえ入学後に気づいたよかった点、想定外だった点もありましたので下記に記載します。
##よかった点
・今まで部分的にしか認識していなかったIT基盤の仕組みについて包括的に学ぶことができた。新たな発想も多く得られた。
コンピュータ技術などのハードスキルについても興味深かったが、知的所有権論(著作権や商標などの権利の話)や情報科教育法(どのような情報教育を今後行っていくべきか、現状の学習カリキュラムの欠点など)などの考え方に関する知見を得られたことも印象的だった。
・キャラクターが濃くて面白い先生が多く、IM授業は楽しんで受講できたw
コンピュータサイエンス入門、ディジタル画像概論、システム設計演習の先生とかパンチ強かったw
・IM授業はスマホ経由で見られるので、家で腰を据えて勉強する時間が最小限で済んだ
##想定外だった点
・1~2年で終える予定だったが社会人生活の両立は厳しく5年かかってしまった。
→私の事前想定不足でもあるが、講義によっては負荷の高いもの(課題提出やIM授業の講義時間が長いものなど)もあり、想定以上に時間が必要だった。
特に重かったのは下記2つの記憶。
-プログラミング基礎(IM上で毎週C言語の課題提出が必要)
-システム設計演習(毎授業の課題提出と最終課題(VBAプログラミングだったかな)が必要)
・長引いたので結果的にお金も想定よりはかかった。
#かかった時間とお金
上記の通りですが、時間は入学前に想像していた以上にかかりました。
半期で2科目くらいのペースで
・定常的な時間時間:週4~5時間くらい。
→IM授業の受講、課題提出、ノートまとめなど。
・試験前の勉強時間:10時間くらい
→持ち込み不可の試験勉強
→持ち込み可の場合でも自筆ノートのみなど制限されていたり(ディジタル画像概論、データベースシステム)したのでノートにまとめる時間が必要でした。
価格についてはぶっちゃけて言うと厳密には覚えていませんが、ざっくり概算で45~50万くらいだと思います。
(科目ごとの価格とか記憶がおぼろげで違うかもしれない、あくまで参考でお願いします)
・入学金/継続費用 半期1.5万 ×7期 = 10.5万
・授業料 1科目1.5万(?) × 11科目 = 15万
・IM(インターネットメディア授業)利用料 1科目3万 × 6科目=18万
・教科書などの書籍購入 3,4万くらい?
参考前に、受講した科目の一覧です。
これで全24単位となり、免許の追加取得の最短コースとなるかと思います。
#今後
せっかく取ったのに・・・と突っ込まれそうですが、今の仕事がとても楽しいので教員採用試験を受ける気持ちは現状ありません。
とはいえ取得したことは無駄ではないと思っており、ITとの付き合い方について学問的に学べたこと、また将来的な1選択肢を得られたことは非常に嬉しく思っており、後悔は一切ありません。
書き漏れや追加で質問等ありましたらコメントいただければお返しできますので、ぜひぜひ宜しくお願い致します!