はじめに

今回は、2021年3月20日に行われた「G検定」に合格したので合格体験記を書きます。

これから「G検定」を受けようとしている人の参考になれば幸いです。

G検定とは

G検定とは、「ディープラーニングを事業に生かすための知識を有しているか」を検定するための試験となっています。

🌟G検定とは - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】
https://www.jdla.org/certificate/general/

受験資格制限なし
実施概要試験時間：120分
知識問題（多肢選択式・220問程度）
オンライン実施（自宅受験）

試験日程
３月、７月、１１月の年３回

G検定を取得するメリット

①資格として取得できる

人工知能系の資格というのあまりありません。
目に見える形で第三者にアピールできます。

※ただし、この資格を持っているからといって就職、転職に有利になるということはあまりないようです。

②G検定合格者用のSlackグループに入れる

私は、資格取得よりもこちらが目的でG検定を受験しました。

人工知能の情報を入手するのはなかなか難しいです。
G検定合格者用のSlackでは、人工知能系の情報が集まるので非常に便利です！！

難易度

合格率は平均50〜60%くらいです。
だいたい受験者の半分以上は合格するのでそこまで難解な試験ではないと思います。
オンライン試験のため試験中に書籍やネットで調べながら受験することができるためなのか、合格率は高めです。

問題内容

①人工知能（AI）とは（人工知能の定義）
　
②人工知能をめぐる動向
探索・推論、知識表現、機械学習、深層学習

③人工知能分野の問題
トイプロブレム、フレーム問題、弱いAI、強いAI、身体性、シンボルグラウンディング問題、特徴量設計、チューリングテスト、シンギュラリティ

④機械学習の具体的手法
代表的な手法（教師あり学習、教師なし学習、強化学習）、データの扱い、評価指標

⑤ディープラーニングの概要
ニューラルネットワークとディープラーニング、既存のニューラルネットワークにおける問題、ディープラーニングのアプローチ、CPU と GPU、ディープラーニングのデータ量、活性化関数、学習率の最適化、更なるテクニック

⑥ディープラーニングの手法
CNN、深層生成モデル、画像認識分野での応用、音声処理と自然言語処理分野、RNN、深層強化学習,ロボティクス ,マルチモーダル、モデルの解釈性とその対応

⑦ディープラーニングの社会実装に向けて
AIプロジェクトの計画、データ収集、加工・分析・学習、実装・運用・評価
法律（個人情報保護法・著作権法・不正競争防止法・特許法）、契約
倫理、現行の議論（プライバシー、バイアス、透明性、アカウンタビリティ、ELSI、XAI、ディープフェイク、ダイバーシティ）

✅ディープラーニングを事業に生かすための試験なので、ディープラーニング系の問題が多いです。

※引用　https://www.jdla.org/certificate/general/

学習方法

本番前までと試験直前の準備について紹介します。

本番前まで

基本は、参考書と問題集での学習をメインで行いました。

①ディープラーニングG検定公式テキスト

まずは、こちらの参考書で全体の流れを掴むところから始めました。

🌟第２版が販売されるようなのでこれからの人はこちらを購入した方がいいと思います！！！

②徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集

参考書を読み終えたらすぐに問題を解き始めました。
２週ほどすれば十分だと思います。

③最短突破ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集

②の問題集だけでは物足りないと思ったので、こちらの問題集でも学習しました。
②にはない問題も多数あったので非常によかったです。

④ＡＩ白書　２０２０

時事問題対策として、AI白書を購入しました。
多くのG検定合格体験記で必須の書籍として紹介されますが、個人的な意見としては購入する必要はなかったと思いました！！！

AIの動向や自動運転、ドローンや各国の状況を紹介していますが、量が多く読み切れませんでした。
また、説明も簡易的なので、概要しかわかりません。
（検索もしづらいので本番で解答を見つけるのも難しいと思います。）

学習まとめ

①参考書を１週
②徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集を２週
③最短突破ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集　２週
④AI白書　途中で挫折

✅重要

上記の問題集と本番の試験は問題のレベルが大きく違います。
問題集にない問題が大量に出てくるわけではありませんが、問題文の書き方や問題集の内容の非常に細かいところまでを問われます。
基本的なことは頭に入れておき、わからない問題はすぐに調べて回答できるように準備しておくことが重要だと思います。

直前の準備

カンニングシートの作成をしようとしました。
２時間で220問ほどの問題を解く必要があるので時間との勝負になります。

これなんだっけ？？で時間を奪われることを防ぐためカンニングシートは必須だと思います。

しかし、自分で作るのは面倒だったのでこちらを利用させてもらいました。

🌟【G検定チートシート】AI関連法律や動向含む試験当日のカンペ
https://watlab-blog.com/2020/02/11/gexam-cheat-sheet/#i-24

あとは、時事問題の準備です。

時事問題で準備が必要だと判断したのは、「自動運転」、「ドローン」、「個人情報保護」です。

以下のWEBページをブックマークして本番に臨みました。
🌟自動運転
・https://jidounten-lab.com/u_japan-autonomous-laws-guidelines-matome
・https://jidounten-lab.com/u_autonomous-knowledge-matome

🌟ドローン
・https://viva-drone.com/law-on-drones-in-japan/

🌟個人情報保護
・https://www.ppc.go.jp/news/publicinfo/

おわりに

G検定受験の参考になればありがたいです。
質問等があればお答えするのでお気軽にコメント等でお願いします！！１