0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

2週間の突貫勉強でGoogle Cloud PCAに落ちた。敗因を分解して、次の計画を立てる

0
Posted at

落ちました

Google Cloud Professional Cloud Architect(PCA)、落ちました。

合格体験記は世の中に山ほどあるのに、不合格体験記はあまり見かけない。でも冷静に考えると、これから受ける人にとって本当に役立つのは「何をやったら受かったか」と同じくらい、**「何をやったら落ちたか」**のはずだ。

というわけで、恥を晒しつつ敗因を分解し、1〜2ヶ月後のリベンジに向けた計画を立てる。これから受ける人は、私と同じ轍を踏まないでほしい。

前提:どんな状態で挑んだか

  • 受験の動機:会社が推奨していたため
  • 勉強期間:2週間未満
  • やったこと:Udemyの模試を回す。以上

書き出してみると清々しいほど舐めている。ただ、言い訳をさせてもらうと「模試を回して間違えたところを潰す」戦法は、これまでの資格試験ではそれなりに機能してきた。今回もいけるだろうと思っていた。

いけなかった。

当日、開始数問で飲まれた

試験が始まって数問目、見たことのない単語が出てきた

模試で見た記憶がない。周辺知識から推測しようにも、そもそもそのサービス領域を勉強していないので推測の足場がない。1問なら事故で済むが、その後も「初見の用語」が繰り返し出てきた。特にAI/ML系のサービスまわりは、ほぼ無防備だった。

こうなるとメンタルが崩れる。わかる問題まで「これも何か罠があるのでは」と疑心暗鬼になり、時間配分も乱れる。知識の穴は、その問題だけでなく試験全体のパフォーマンスを崩す。これは当日の大きな学びだった。

結果は不合格。なお、PCAはセクション別のスコアレポートが出ないため、「どの分野が何点だったか」は本人にもわからない。だからこそ、記憶が新しいうちに自分で敗因を言語化しておく必要がある。

敗因の分解

帰り道から数日かけて整理した敗因は、次の4つだ。

1. 模試が古かった(たぶんこれが主因)

使っていたUdemyの模試は、内容が少し古かった。クラウドの認定試験は出題範囲が定期的に改訂されるのに、私は過去のスナップショットに対して最適化していた

これ、前回書いたエッセイ「技術記事は公開した瞬間から腐りはじめる」とまったく同じ構造で我ながら笑ってしまった。教材も生鮮食品だ。買った時点ではなく、受験日時点で新鮮かどうかを確認しなければいけなかった。最低限、公式のExam Guide(出題範囲)と模試の内容を突き合わせるべきだった。

2. 模試の点数上昇を「理解の進捗」と勘違いした

いちばん反省しているのがここだ。模試は周回するほど点数が上がっていった。それを見て、私はできる気になっていた

でも冷静に振り返ると、あの点数上昇の正体は「理解が深まった」ではなく、**「答えを覚えた」**だった。2周目以降、問題文を数行読んだ時点で「ああ、これは選択肢Cのやつ」と反射で答えていた。なぜCなのか、他の選択肢はなぜダメなのかを自分の言葉で説明できないまま、正答率だけが仕上がっていく。

模試の点数は本来「知識の穴を測る計器」なのに、周回すると計器そのものが壊れる。覚えた問題でしか測れなくなるからだ。壊れた計器が示す高得点を信じて、私は「仕上がった」と判断して試験会場に向かった。

PCAはサービス名の暗記テストではなく、要件からアーキテクチャを選ぶ設計判断の試験だ。本番では当然、覚えた問題文は一つも出てこない。特にIAMとVPCまわりは、個々の機能は知っていても「なぜこの構成を選ぶのか」を説明できないレベルだったことが、本番の初見問題で露呈した。

3. AI/ML系の学習がゼロだった

生成AIの流れを受けて、クラウド各社の試験でもAI系サービスの存在感は増している。当日いちばん飲まれたのがここだ。古い模試にはこの領域がほぼ含まれておらず、「模試に出ない=出題されない」という誤った安心をしていた。

4. 純粋に、理解に充てる時間が足りなかった

2週間未満で、模試以外に手が回らなかった。知らない用語を調べて、ドキュメントを読んで、腹落ちさせる——その「理解の時間」を丸ごと削った結果が、当日の「推測の足場がない」状態だった。近道をしたつもりで、いちばん大事な部分を削っていた。

リベンジ計画(1〜2ヶ月後)

敗因がわかれば、対策は素直に裏返せばいい。

  1. 公式のExam Guideから始める。出題範囲の一次情報を最初に読み、模試はそれに合っているかを確認してから使う。教材の鮮度チェックを習慣にする
  2. 模試は「答え合わせ」ではなく「穴の検出器」として使う。間違えた問題は正解を覚えるのではなく、そのサービスの公式ドキュメントに戻って「なぜその構成なのか」まで潜る。そして周回で点数が上がっても信用しない。代わりに、正解した問題も「他の選択肢がダメな理由」を口頭で説明できるかをチェックする。説明できなければ、それは「覚えただけ」だ
  3. IAM・VPC・AI/MLの3領域は、手を動かして理解する。読むだけで済ませず、実際に触って構成を組む。設計判断の試験には、設計した経験で挑む
  4. 最後の1週間で模試を時間制限つきで解き、当日のメンタル運用を練習する。初見の問題が出ても崩れない訓練も、対策のうちだと今回学んだ

おわりに:不合格は、精度の高い学習ログ

落ちたのは悔しい。ただ、不合格通知は見方を変えれば**「あなたの知識の穴はここです」と本番環境が教えてくれた、精度の高い学習ログ**でもある。

2週間の突貫と古い模試で挑んだ私の敗北が、これから受けるあなたの教材リストと計画を見直すきっかけになれば、この記事を書いた元は取れたことになる。

1〜2ヶ月後、リベンジしてくる。結果はまたここで報告します。


前回のエッセイ:技術記事は、公開した瞬間から腐りはじめる

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?