初めに
具体的な年数などは伏せますが、
2人の男の子の育休を経て現場復帰した
エンジニアである妻の体験談を残します。
※育休は子供1人に付き 1年半~2年 で取得
※開発経験は10年以上
特に、私の様に共働きの妻を持つ方、
育休明けの方の現場上長や、同僚の方に知って頂ければと思います。
ストレス要素
えー知らないの?的な発言
後輩の上から目線な発言(準パワハラ)。
"そんなこと分からないの?"
"なんでこの仕様を忘れているの?"
といった言葉。
この辺りは非常にストレスになる。
復帰したら帰る場所が無かった
元の現場(常駐先)に戻れるチャンスはあったのだが、
時短勤務だと会社間の合意が取れず、結局戻れなかった。
雑用が多かった
復帰後、しばらくは雑用係(テストだけ)だった。
これもストレスになったが、耐えるしかない。
その後、ちゃんと話を聞いてもらえて、
まともな開発の現場に入ることができた。
助かった事
仕事のメンバーが助けてくれた
特に上長。
1人目の時のリーダーと2人目の時のリーダーが同じ人だった。
リーダーにも子供がいたので理解があった。
仮に全く話を聞かない上司だった場合、
もしかしたらやめていたかもしれない。
- 妻は私よりストレス耐性が高い。
それでも前述のような嫌味はキツかったそうです
また、現場で愚痴を聞いてくれる同僚がいたのも救い。
会社の体制に助けられた
会社が、コロナ禍でのリモートワークを率先して導入してくれた。
よく聞く "出社何割 must" という指標も無く、自由選択だった。
このため、今は安心して勤務ができている。
また、家にいるので、家事や通園・育児のストレスも軽減される。
- 早帰りして迎え&料理作る、は超きつい(≒残業)
開発の勘を取り戻すまで
一度身につけたプログラミング言語は忘れていなかったが、
勘を取り戻すのにしばらくかかった。
復帰前と同じ現場でも、慣れるのに1か月くらいはかかる。
現場が違う(扱う言語もシステムも完全に違う)場合、
完全に慣れるのに半年くらいかかった。
最後に:横で見ていた感想
妻は本当にすごい人です。
私なんて、仕事>家事&育児の連続作業でヘタっていますから;
しかし、表面上大丈夫そうに見えても、
疲れているな、という姿を日々見かけます。
同じエンジニアとして、分からない技術はサポートしたり、
夫として、家事と育児のサポートをする。
自分にできることをして、妻を支えていきたいと思います。