この記事を書くことにした背景
2020年12月よりObsidian
を使い始めた。
思いのほか続いているし、想像以上に使用頻度が高い。
半年〜一年弱である現時点で、どのように使っているのか。
Obsidian
は「個人用ナレッジデータベース」であるので、いきなり完成形になることはなく、時を追うに連れて変化していくもの(とおもわれる)。
育成過程の実例が役に立つこともあるのではないかとおもってご紹介。
環境
ここで書いていることは、下記のバージョンで実施しました。
- Obsidian v0.12.10
- macOS BigSur 11.5.1
- MacBook Pro (13-inch, 2020, Four Thunderbolt 3 Ports)
全体概観
基本的には、こういう画面で使っている。
- 1画面(スペース)をObsidianで利用
- 左ペインで編集、右ペインはプレビュー
- 左サイドバーは開いているが、右サイドバーは閉じている
フォルダ構成
使っているもの
-
10_DA
- ファイル217個
-
デイリーノート
フォルダとしてスタートしたが、実際にはここにすべて放り込んである - サブフォルダはつくっていない。
-
30_Projects
- サブフォルダ5つ
- マニュアルや提案書作成など、本体(時系列)、使用画像、アウトプット(PDF)の途中バージョンなど、いろいろまとめておきたい場合に利用
-
40_pastnotes
- ファイル5個
- 過去のメモを放り込んである。
- メモツール放浪の歴史がここに……
- workflowy, emacs + org, vim + qfixhowm
- 紙copi時代も含めたいねえとおもいつつ、まだやっていない
-
90_templaters
- ファイル2個
- 実際に使っているのはマンスリーノートのテンプレートのみ
使っていないもの
-
00_2020
01_2021
- ファイル0個
- 年ごとにフォルダをわけると便利かとおもったが、そうでもなかった
- VS Codeのエクスプローラで、ファイルの並び順を変えられたので、困らなくなった
- 使っていないが、まだフォルダは削除していない
-
80_files
- ファイル0個
- Obsidianにファイルをドラッグドロップすると、ここに添付ファイルとして入る
- つかっていないが、フォルダを作成はしてある(添付ではなくリンクにしているため)
おもに何につかっているか
かなり「なんでもObsidian
」になりつつあるが、代表的なものを……。
- ログ
- タスクログ、調査記録、ゲームの攻略メモ
- ログを少し発展させた、簡便なリンク集(ブックマークがわり)
- 業務寄り
- 作業標準の作成と改訂
- 提案書作成(w/t Marp)
- マニュアル作成(PDF化)
- 記事作成・投稿関係
- テンプレート(スターをつけてある)
- はてブロやQiitaに投稿したMarkdownのコピペ
付録
マンスリーノートのテンプレート
command + T
で
- 未作成ならばテンプレートからファイルを作成
- 作成済みならばマンスリーノートを開く
テンプレート:
# {{date:YYYY-MM}}00
---
[[210407_Monthly_Note_MOC]]
添付ファイルではなくリンクにしている
- 基本的な考えかたは、「すべてをリンクにしてしまいたい」
- マニュアルに明記されていない(と思う)が、
[boo](file:///foo)
形式でローカルファイルへのリンクを作成できる
ご参考 ⇒ Obsidianで作業記録を取ると、ウェブリンクもローカルへのリンクもまとめて扱えてとても便利だとおもっているのですが、どうでしょう
-
Automator
をつかって、リンクを生成してもらっている
ご参考 ⇒ 作業ログ|Obsidianで便利なローカルファイルへのリンクを、Automatorに作成してもらうと楽ちんだなあ