これは株式会社カオナビ - Qiita Advent Calendar 2025 - Qiitaのシリーズ3の12日目です。
こんにちは、カオナビでバックエンドエキスパートしている富所です。タイトルの「こぼれたボール」ですが、イメージで表すと仕事でよく見るこんなタスクを表現しています。
言葉で表現すると、こんな言い方もできそう
- 誰がやるのか決まってない
- 重要だけど緊急じゃない
- やったほうがいいけど、やらなくてもチームの成果は出せそう
木こりのジレンマ
こういった誰がやるのか分からないタスクは、実は全体に影響するタスクだったりすることが多いです。緊急じゃない脆弱性対応だったり、プログラミング言語やフレームワークのバージョンアップなんかもこれですね。
もっと単純なものだと、開発環境構築手順やデプロイ方法の改善もそうですね。この他にもSREの人たちが、トイルという名前で呼んでいるものも、こぼれたボールに該当しそうです。
効率の悪い作業をただ続けるよりも、まずは効率よく作業できる環境を整えたほうが長期的視点では良いに決まっています。でも、現場で締め切りに追われているとそんな心の余裕がなくなってしまって効率の悪い作業方法を継続してしまう。
どうしたらボールを拾えるのか?
答えは一つではないです。タスクとして昇華させたり、気合で残業したり、最近ではAI Agentにやってもらうなんてやり方もあります。ですが、私の経験上、こぼれたボールを拾う方法は実にシンプルです。これです。
いつもこぼれたボールを拾う
は?って思われる方がいるかもしれませんが、これが真実です。割れ窓理論などとも呼ばれますが、そもそも最初の方にこぼれていたボールを拾わなかったから、いまのボールが拾いづらくなっているのです。
【文響社 公式】なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
この書籍、とても好きです。結局、手の早さ、仕事の早さがゆとりを産んでくれます。パーキンソンの法則などもそうですが、常に納期ギリギリではなく、それよりもはるかに短いスパンで仕事を一段落させることを心がければ、ボールが拾えるようになります。そして、ボールが拾えるようになると、なんと、さらにボールが拾えるようになります。
そして、あの人、いつもボール拾ってるな?という人材になります。
ジレンマ
「じゃあ、ボール拾えるようになるために仕事のスピードをあげるためにボールを拾うにはどうしたらいいのか?」という質問がでるかもしれません。そんなあなたに送る本はこちらです。
これは大真面目に言うのですが、仕事をスピーディーにこなしたかったら、まずは自分の身の回りの整理整頓をするのが大事です。机の上は整理されていますか?部屋は片付けられていますか?歯科健診いってますか?
こうした整理整頓の先に、ボールを拾えるゆとりが待っています。
まとめ
とりとめがなくなってきましたが、もし仕事を早くしたい!もっとチーム全体に寄与するメンバーになりたいと思ったら、まずは机を整理してみましょう。きっと新しい世界が見えてくることでしょう。
