〜「なんでわかってもらえないんだろう」が「あ、相手の言語で話せていなかった」に変わった話〜
こんにちは!ハンズオンラボ運営のえむです。
SEとして働いていると、こんな場面に必ず直面しませんか?
「正確に説明したのに、なぜか伝わっていない」
「お客様に技術的な制約を説明したら、余計に混乱させてしまった」
「上司に状況を報告したら『で、結局どうなの?』と返された」
実は、SEにとって「説明力」は技術力と同じくらい、場合によってはそれ以上に評価に直結するスキルです。
この記事を読むと、以下のことができるようになります
- なぜ「正確に話しているのに伝わらない」が起きるのかわかる
- 相手の属性に合わせた説明の切り替え方がわかる
- 明日から使える「伝わる説明」の型が身につく
「伝わらない」は説明の正確さの問題ではない
SEが犯しがちなミスは、「正確に伝えること」と「相手に伝わること」を混同することです。
技術的に完璧な説明でも、相手の知識レベル・関心・目的にズレていれば「伝わらない」になります。
相手別の説明の切り替え方
SEが説明する相手は大きく3種類います。それぞれ「求めているもの」が違います。
非エンジニアへの説明例:
❌ 「サーバーのメモリ使用率が95%を超えたため、スワップ領域が発生しレスポンスタイムが劣化しました」
✅ 「システムの処理能力の限界に近づいたため、動作が遅くなりました。今日中に対応するので、〇時以降は正常に戻ります」
「伝わる説明」の型:結論から話すPREP法
SEが覚えておくと便利な説明の型がPREP法です。
| 順番 | 要素 | 例 |
|---|---|---|
| P | Point(結論) | 「〇〇の機能は今週中に対応できません」 |
| R | Reason(理由) | 「なぜなら、DBの設計変更が必要で想定より工数がかかるためです」 |
| E | Example(具体例) | 「例えば、現在の設計ではAとBのテーブルを結合するたびに〇〇が必要になります」 |
| P | Point(再結論) | 「そのため、今週ではなく来週水曜日のリリースをご提案します」 |
結論を先に言うだけで、相手の「で、結局どうなの?」がなくなります。
ビフォーアフター
【ビフォー】
- 説明 → 技術的に正確なことを時系列で全部話す
- 相手の反応が薄い → 「なぜわかってもらえないんだろう」と悩む
- 質問される → 「さっき言いましたよ」と思ってしまう
【アフター】
- 説明前 → 「この人は何を知りたいのか」を5秒考えてから話し始める
- 相手別に言葉を変える → 顧客には「影響」、上司には「判断材料」、同僚には「技術詳細」
- PREP法 → 結論から始めて理由・例・再結論の順で話す
- 今すぐやること → 次の説明の前に「この人は何を知りたいか」を一言メモしてから話す
まとめ
- 「正確に話す」と「相手に伝わる」は別物
- 伝わらない原因は相手の知識レベル・関心・目的とのズレ
- 非エンジニアには「影響と対応策」、上司には「判断材料」、同僚には「技術詳細」を話す
- PREP法(結論→理由→例→結論)で「で、結局どうなの?」がなくなる
- 説明力が上がると、技術力の評価も連動して上がる
次に誰かに説明するとき、話し始める前に「この人は何を知りたいのか」を5秒だけ考えてみてください。それだけで伝わり方が変わります。
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