はじめに
「インフラエンジニアになりたいけど、何から手をつければいいか分からない…」
そんな悩みを抱えていませんか?求人サイトを見ると「AWS経験3年」「Linux実務経験必須」と書かれていて、未経験の自分には無理なんじゃないかと不安になりますよね。
私はインフラエンジニアとして現場で働きながら、未経験者向けのハンズオン勉強会を運営しています。これまで多くの「未経験からインフラエンジニアを目指す方」と接してきた中で、成功する人には共通のステップがあることに気づきました。
この記事では、未経験からインフラエンジニアとして現場で動けるようになるまでのロードマップを、実体験をもとにお伝えします。
ステップ1:Linux基礎を「手を動かして」覚える
具体的なエピソード
勉強会に参加された方の中に、「Linuxの本を3冊読みました」という方がいました。しかし実際にターミナルを開いてもらうと、cdコマンドすら打てない状態でした。知識はあるのに、手が動かない。これは珍しい話ではありません。
なぜ重要なのか
インフラの現場では、サーバーにSSH接続してコマンドを打つのが日常です。本で読んだ知識と、実際に手を動かす経験には大きなギャップがあります。参加者の方からも「管理画面を触るのが怖い」という声を何度も聞きました。
どう学ぶか
まずはVirtualBoxやWSL2で自分のPC上にLinux環境を作り、毎日15分でもコマンドを打ちましょう。ls、cd、cat、grep、chmodといった基本コマンドが無意識に打てるようになることが第一歩です。
ステップ2:ネットワークの基礎を理解する
具体的なエピソード
ある未経験の方が初めてAWSでEC2を構築した際、インスタンスは起動できたのにWebページが表示されませんでした。原因はセキュリティグループで80番ポートを開けていなかったこと。「ポートって何ですか?」という質問が出た時、ネットワーク基礎の重要性を痛感しました。
なぜ重要なのか
クラウドでもオンプレでも、ネットワークの仕組みを理解していないと障害対応ができません。IPアドレス、サブネット、DNS、ポート番号——これらは毎日の業務で使う知識です。
どう学ぶか
CCNAレベルの知識を目標に、TCP/IPの基礎から学びましょう。座学だけでなく、実際にVPC(仮想ネットワーク)を構築して通信の流れを体感することが大切です。Ping疎通やtracerouteでパケットの経路を確認する経験が、現場での問題解決力につながります。
ステップ3:クラウド(AWS)を実際に触る
具体的なエピソード
「AWS SAAの資格を取ったのに、実際にEC2を立ててと言われたら何も分からなかった」——これは勉強会で最もよく聞くエピソードです。管理画面を開いても、どのサービスをどの順番で設定すればいいか分からず、30分フリーズしてしまったという方もいました。
なぜ重要なのか
資格試験は「選択肢から正解を選ぶ」力を測るものですが、現場で求められるのは「ゼロから構築する」力です。このギャップを埋めるには、実際にAWSアカウントを作って手を動かすしかありません。
どう学ぶか
AWS無料利用枠を活用して、まずはEC2でWebサーバーを立ててみましょう。次にRDSでデータベースを追加し、最後にRoute 53でドメイン設定——という流れで、段階的に構築範囲を広げていくのがおすすめです。失敗しても壊しても、自分の環境なら何度でもやり直せます。
まとめ
未経験からインフラエンジニアになるためのロードマップを整理すると、以下の流れになります。
- Linux基礎を手を動かして覚える
- ネットワーク基礎(TCP/IP)を理解する
- AWSを実際に触って構築経験を積む
大切なのは、「完璧に理解してから次へ」ではなく、「60%理解したら手を動かす」というスタンスです。知識だけで武装しても、現場では通用しません。逆に、手を動かした経験は必ず現場で活きます。
最初の一歩が一番怖いですが、一歩踏み出せば景色は変わります。ぜひ今日から、小さくてもいいので手を動かしてみてください。
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