はじめに
「ChatGPTって便利らしいけど、使いこなせている気がしない……」
そんな方、多いのではないでしょうか。実は、ChatGPTの回答品質の9割はプロンプト(指示文)の書き方で決まります。この記事では、業務ですぐに使えるプロンプトのパターンを10個、具体的な入力例つきで紹介します。コピペして使ってみてください。
この記事を読むと、以下のことができるようになります。
- ChatGPTに「意図通りの回答」をさせる書き方の型を理解できる
- 議事録作成・メール文章・調査・要約など、業務シーンごとのプロンプトをすぐ使える
- 「なんか的外れな回答が返ってくる」という悩みを解消できる
そもそもなぜプロンプトで結果が変わるのか
ChatGPTは、与えられた文脈から「最もそれらしい続き」を生成するAIです。つまり、指示が曖昧だと回答も曖昧になります。
人間に仕事を頼むときも、「なんかいい感じにやっておいて」と「〇〇向けに、300字以内で、丁寧なトーンでまとめて」では結果が全然違いますよね。ChatGPTも同じです。
プロンプトに含めると精度が上がる要素は主に以下の4つです。
- 役割(Role):「あなたはマーケターです」「ITの初心者向けに説明してください」
- 背景・目的(Context):なぜこの情報が必要か
- 出力形式(Format):箇条書き・表・〇字以内など
- 制約(Constraint):「専門用語は使わない」「です・ます調で」
実務で使えるプロンプトパターン10選
パターン1:議事録の要約
会議のメモや文字起こしをそのまま貼り付けて、構造化された議事録にします。
以下の会議メモを議事録形式に整理してください。
・参加者、日時、議題を冒頭にまとめる
・決定事項と未決事項を分けて箇条書きにする
・次回アクションは担当者と期日を含める
・全体を400字以内に収める
【会議メモ】
(ここにメモを貼り付け)
パターン2:メール文の生成
状況を渡すだけで、丁寧なビジネスメールを作ってくれます。
以下の状況をもとに、取引先へのメールを作成してください。
・丁寧なビジネス文章(です・ます調)
・件名も含める
・200字程度
【状況】
打ち合わせの日程を来週水曜14時から木曜15時に変更したい。理由は社内会議が入ったため。
パターン3:資料の骨子作成
プレゼン資料や提案書の構成を先にAIに考えさせます。
以下のテーマで社内向けプレゼン(15分)の構成案を作ってください。
・スライド枚数は8〜10枚
・各スライドのタイトルと、伝えるべき要点を1〜2行で示す
・聴衆はITに詳しくない営業部門のメンバー
【テーマ】
社内業務へのAI活用について
パターン4:長文の要約
長いドキュメントや記事を短くまとめたいときに使います。
以下の文章を読んで、下記の形式で要約してください。
・3行サマリー:全体を3文でまとめる
・重要ポイント:箇条書きで3〜5個
・疑問点・不明点:あれば指摘する
【文章】
(ここに文章を貼り付け)
パターン5:アイデア出し
ブレインストーミングの代わりにアイデアを大量生成します。
以下のテーマについて、アイデアを10個出してください。
・奇抜なものも含めて、多様な視点から発想する
・各アイデアは1〜2行で簡潔に
・実現可能性は問わない
【テーマ】
(例:IT初心者向け勉強会の集客方法)
パターン6:文章の言い換え・トーン調整
書いた文章のトーンを変えたいときに使います。
以下の文章を【指定のトーン】に書き直してください。
・元の意味は変えない
・文字数はほぼ同じ程度
【指定のトーン】
・カジュアルで親しみやすいSNS向けの文体
【元の文章】
(ここに文章を貼り付け)
パターン7:表・比較表の作成
選択肢を比較するときに、表形式で出力させます。
以下の選択肢をMarkdown形式の比較表にまとめてください。
比較軸:【比較したい項目をカンマ区切りで記入】
【選択肢】
・選択肢A
・選択肢B
・選択肢C
パターン8:フィードバックの依頼
自分が書いた文章やコードをレビューしてもらいます。
以下の文章をレビューしてください。
・論理的に矛盾している点があれば指摘する
・読みにくい箇所、わかりにくい表現を具体的に指摘する
・改善案もあわせて提案する
【レビュー対象】
(ここに文章を貼り付け)
パターン9:Q&A形式での学習
新しい技術や概念を効率よく学びたいときに使います。
私は【対象技術・概念】を学び始めたばかりの初心者です。
以下の形式で教えてください。
・Q1〜Q5の5問、初心者がよく疑問に思う質問を自分で作り、それぞれ答える
・専門用語は使う場合は必ず一言で説明する
・回答は各200字以内
【対象技術・概念】
(例:RAG、クラウドコンピューティング)
パターン10:ロールプレイ(壁打ち相手)
企画書や提案の内容を、批判的な視点でチェックしてもらいます。
あなたは批判的思考が得意な経営コンサルタントです。
私が提案する以下の企画について、「うまくいかない理由」を3つ挙げてください。
感情的にではなく、論理的・現実的な観点で指摘してください。
【企画】
(ここに企画内容を貼り付け)
よくある失敗パターンと対処法
❌ 指示が短すぎる
# 悪い例
メール書いて
# 良い例
取引先への謝罪メールを書いてください。状況:納品が2日遅れた。理由:部品調達の遅延。
丁寧なビジネス文(です・ます調)、件名込み、150字程度。
短い指示は「なんとなくそれっぽい回答」しか返ってきません。状況・形式・制約を添えるだけで精度が大幅に上がります。
❌ 「良い感じに」という曖昧な言葉
「良い感じ」「いい感じ」「うまく」はChatGPTには伝わりません。「300字以内」「箇条書き5個」「丁寧なトーン」のように、数値・形式・トーンを具体的に指定しましょう。
❌ 一度で完璧を求める
ChatGPTは会話の続きで修正ができます。最初の回答が微妙でも、「もっと短く」「もう少しカジュアルに」「3番目の案をもっと具体的に」と追加指示するだけで精度が上がります。一発で完璧にしようとせず、対話を重ねることが近道です。
まとめ
この記事では以下のことを解説しました。
- プロンプトの精度を上げる4要素(役割・背景・形式・制約)
- コピペして使える実務向けプロンプト10パターン
- よくある失敗パターンとその対処法
「試したら思ったのと違った」という場合は、追加指示で修正してみてください。ChatGPTは何度でもやり直せるのが強みです。ぜひ日常業務に取り入れてみてください。
コメントや「このシーンでのプロンプトを知りたい」という要望があればぜひ教えていただけると、今後の記事の参考にします!
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