はじめに
「インフラエンジニアとして配属されたけど、何をすればいいか分からない…」
1年目のインフラエンジニアなら、誰もが感じる不安ではないでしょうか。先輩から「CloudWatch設定しといて」と言われても手順書が見つからない、エラーが出てもログのどこを見ればいいか分からず半日潰してしまう——私自身、そんな経験をしてきました。
この記事では、インフラエンジニア1年目に「これだけは覚えておけば現場で困らない」という10のポイントを、実体験を交えてお伝えします。
1. SSHログインと基本コマンド
現場初日に「このサーバーにログインして確認して」と言われることがあります。sshコマンドの使い方、秘密鍵の指定方法(ssh -i)、ログイン後のpwdやlsは最低限押さえましょう。ログインできないと、その先の作業が何もできません。
2. ログの見方(tail -f、grep、less)
障害対応で最初に求められるのは「ログを見ること」です。tail -f /var/log/messagesでリアルタイム監視、grep ERRORでエラー抽出、lessでページ送り。この3つだけで、ログ調査の8割はカバーできます。
3. プロセス管理(ps、top、systemctl)
「このサービス動いてる?」と聞かれた時に確認する方法です。ps aux | grep nginxでプロセス確認、systemctl statusでサービス状態を見る。障害対応の第一歩は「動いているかどうか」の確認から始まります。
4. ネットワーク確認(ping、curl、netstat)
通信できない時の切り分けに使います。pingで疎通確認、curlでHTTP応答チェック、netstat -tlnp(またはss)でポート確認。「繋がらない」と言われた時、どこで止まっているかを特定できると頼りにされます。
5. ファイル権限(chmod、chown)
「Permission denied」は1年目が最もよく遭遇するエラーの一つです。ファイルの所有者とパーミッションの仕組み(rwx、755、644など)を理解していれば、慌てず対応できます。
6. cron(定期実行)の設定と確認
バッチ処理やバックアップの自動実行に使います。crontab -lで現在の設定確認、crontab -eで編集。「このバッチ、何時に動いてる?」と聞かれた時にサッと答えられると評価が上がります。
7. AWSマネジメントコンソールの基本操作
EC2のインスタンス一覧の見方、セキュリティグループの確認、CloudWatchのメトリクス画面。最初は迷子になりがちですが、よく使う画面をブックマークしておくだけで作業効率が格段に上がります。
8. バックアップとリストアの概念
「バックアップ取ってからやって」は現場の鉄則です。AMI(Amazon Machine Image)の作成、スナップショット取得の手順を覚えておきましょう。作業前のバックアップを習慣にするだけで、大きな事故を防げます。
9. 手順書の読み方・書き方
現場では手順書に従って作業することが多いです。「手順書通りにやったのに動かない」という場面に出くわした時、手順書のどこが古いのか、環境の何が違うのかを見極める力も大切です。また、自分が作業した内容を手順書に残す習慣をつけましょう。
10. 「分からない」と言う勇気
技術的なスキルではありませんが、1年目に最も大切なことかもしれません。分からないまま作業を進めて本番環境を壊してしまうよりも、「ここが分かりません」と早めに聞く方が、チームにとってはるかに助かります。
まとめ
10個すべてを一度に覚える必要はありません。まずはSSHログインとログ確認(1〜2番)から始めて、現場で必要になった順に身につけていけば大丈夫です。
1年目は「知らなくて当然」です。でも「知ろうとしない」のは違います。毎日1つでも新しいコマンドを試し、分からないことをメモする——その積み重ねが、半年後に大きな差になります。
焦らず、一つずつ。あなたのペースで成長していきましょう。
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