EC2・VPC・SSH ― サーバーにログインできるまでの仕組みを「家と鍵」で理解する
AWSハンズオンで“分からないまま進めていた初心者が、基礎をつなげて理解し直すまでの記録
AWSのハンズオンを進める中で、手順通りに操作はできても
「なぜこの設定をするのか」「このサービスは何のためにあるのか」
といった本質的な理解が追いつかないまま進んでしまった。
この記事は、そんな自分が 一度立ち止まり、基礎をつなげて理解し直すための学習記録 である。
同じように「分からないまま進んでしまった初心者」に向けて、
どこでつまずき、どう理解がつながったのかを整理していく。
はじめに
AWS のハンズオンを進めていると、
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「EC2 を作って」
-
「キーペアをダウンロードして」
-
「VPC を確認して」
-
「SSH で入って」
と、専門用語が次々に出てきて混乱しがちです。
僕自身、手順通りに進めることはできても、
なぜその操作が必要なのか がまったく理解できていませんでした。
この記事は、そんな僕が一度立ち止まり、基礎をつなげて理解し直した記録 です。
Before:僕の理解
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EC2 はキーペアを作る場所だと思っていた
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キーペアを作って TeraTerm で SSH に入るための鍵を作るもの
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VPC は外部からアクセスするためのリソースを作る場所
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HTTP と SSH の違いはよく分からない
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セキュリティグループはポートを開ける場所という認識
-
全体像は理解できていないまま進めていた
After:正しい理解
ここからは、比喩を使って つながる理解 を作っていきます。
1. EC2とは(=家そのもの)
EC2 は クラウド上に建てる「家」 です。
-
OS がある(家の中の設備)
-
IP アドレスがある(住所)
+** SSH でログインできる(玄関から入る)**
- Web サーバーを動かせる(家の中で仕事ができる)
僕は最初、
「EC2=キーペアを作る場所」
と思っていました。
これは、家を建てるときに
「鍵屋さんの場所」だと思っていたようなもの。
本質は 家そのもの です。
2. VPCとは(=家が建つ土地)
VPC は AWS の中に作る自分専用の土地(敷地)。
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VPC=敷地
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サブネット=部屋
-
ルートテーブル=道路
-
セキュリティグループ=玄関の鍵
EC2(家)は必ずこの VPC(敷地)の上に建ちます。
僕の
「外部からアクセスするための場所」
という認識は方向性としては近いですが、
VPC はもっと広い概念で ネットワーク空間そのもの です。
3. セキュリティグループとは(=玄関の鍵)
セキュリティグループ(SG)は 家の玄関の鍵。
-
インバウンド:外 → EC2(誰を家に入れる?)
-
アウトバウンド:EC2 → 外(家から外に出る?)
よく使うポート番号
| ポート番号 | 意味 |
|---|---|
| 22 | SSH(リモートログイン) |
| 80 | HTTP(Webサイト) |
| 443 | HTTPS(暗号化されたWebサイト) |
僕の
「ポートを開ける場所」
という理解は正しかったです。
ただし重要なのは、
-
アクセスできる端末を制御するのはインバウンド
-
EC2 から外へ出る通信はアウトバウンド
という点。
4. SSHとは(=玄関の鍵を使って家に入る方法)
SSH は サーバーにログインするための通信方式。
インラインコードで表すと TCP 22番ポートを使います。
-
22番ポート
-
キーペアで認証
-
TeraTerm で利用
実際の流れは以下の通りです。
PC
↓(SSH)
インターネット
↓
VPC
↓
セキュリティグループ(22番を許可)
↓
EC2
5. 全体像を「家の比喩」でまとめるとこうなる
あなたのPC
↓(SSH=玄関の鍵)
インターネット
↓
VPC(敷地)
↓
セキュリティグループ(玄関の鍵:22番を許可)
↓
EC2(家)
AWS のハンズオンで行っていた操作は、
この 家に入るまでの流れを成立させるための設定だったのです。
Before → After:理解の変化
| 項目 | Before(理解前) | After(理解後) |
|---|---|---|
| EC2 | キーペアを作る場所 | 家(サーバー) |
| VPC | 外部アクセスの場所 | 敷地(ネットワーク空間) |
| SG | ポートを開ける場所 | 玄関の鍵(通信の許可) |
| SSH | サーバーに入る何か | 鍵を使って家に入る方法 |
僕の理解は「点では合っているが線になっていない」状態でした。
この記事でその点が線につながりました。
おわりに
AWS の学習は、サービスが多く、手順も複雑で、
「分かったつもり」になりやすいです。
しかし、ひとつひとつのサービスの役割がつながると、
AWS の世界が一気に理解しやすくなります。
この記録は、分からないまま進めていた自分が、
基礎をつなげて理解し直すためのプロセス そのものです。
次の記事では、CloudFormation と IAM を通して
「AWS を安全に自動構築する仕組み」を整理していきます。
Copilotを使用してこんな感じで作ってみました!