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インフラエンジニアの年収、年齢とポジションで【こんなに違う】データで見る現実

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インフラエンジニアの年収、年齢とポジションで【こんなに違う】データで見る現実

はじめに

「インフラエンジニアって、年齢を重ねれば年収も上がっていくんでしょ?」

そう思っていませんか?実は、インフラエンジニアの年収推移には、多くの人が気づいていない**ある"現実"**があります。

私は監視オペレーターから始まり、現在はインフラ設計・構築に携わる10年目のエンジニアです。この10年間で、20代・30代・40代、そして50代の先輩エンジニアたちのキャリアと年収を間近で見てきました。

そこで気づいたのは、「年齢を重ねれば自動的に年収が上がる」というのは半分正解で、半分は間違いだということ。

この記事では、データと実体験を交えながら、インフラエンジニアの年収の"リアル"をお伝えします。特にIT業界3年未満の若手エンジニアの方には、今後のキャリア戦略を考えるヒントになるはずです。

データで見る:インフラエンジニアの年収推移【年代別】

まず、客観的なデータを見てみましょう。

年代別平均年収の推移

各種調査データを総合すると、インフラエンジニアの年代別平均年収は以下のようになります:

年代 平均年収 主な業務内容
20代前半 350万〜420万円 運用保守・監視業務
20代後半 440万〜500万円 運用+構築補助
30代前半 500万〜570万円 設計・構築の実務
30代後半 600万〜660万円 プロジェクトリーダー
40代前半 670万〜750万円 マネージャー・スペシャリスト
40代後半 700万〜850万円 上級管理職・エキスパート
50代 550万〜700万円 ※ポジションにより大きく変動

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、各種IT人材調査データ(2026年版)

グラフから読み取れる"現実"

このデータを見て、何か気づきませんでしたか?

そうです。50代の平均年収が40代後半より低くなっているのです。

40代後半で700万〜850万円だった年収が、50代では550万〜700万円に下がるケースが少なくありません。これは統計上の事実であり、私が10年間のキャリアで実際に見てきた現実でもあります。

ポイント1:20代〜40代は年収が『著しく上がる』理由

私が見てきた20代〜40代の年収カーブ

私自身、監視オペレーターとしてキャリアをスタートした20代前半の年収は380万円でした。

  • 20代前半(監視オペレーター): 年収380万円
  • 20代後半(運用・保守エンジニア): 年収480万円(+100万円)
  • 30代前半(設計・構築エンジニア): 年収620万円(+140万円)
  • 30代後半(プロジェクトリーダー): 年収780万円(+160万円)

わずか15年で年収が2倍以上になりました。これは決して特別なケースではありません。

なぜ20代〜40代は年収が上がりやすいのか

この時期に年収が上がりやすい理由は明確です:

  1. スキルの積み上げが年収に直結する

    • 運用→構築→設計と、上流工程に携わるほど単価が上がる
    • クラウド(AWS/Azure)、自動化(Ansible/Terraform)など、新技術の習得が評価される
    • 資格取得(LPIC、CCNA、AWS認定など)が昇給の材料になる
  2. プロジェクトでの役割が広がる

    • メンバー→リーダー→マネージャーとポジションが上がる
    • 顧客折衝や要件定義など、技術以外のスキルも身につく
    • チームを率いる経験が、次のキャリアへの扉を開く
  3. 市場価値が最も高い年代

    • 企業は即戦力の30代〜40代前半エンジニアを求めている
    • 転職市場で選択肢が多く、条件交渉がしやすい
    • フリーランスとして独立する選択肢も現実的

私の経験:30代で年収が跳ね上がった瞬間

私が最も大きく年収が上がったのは、31歳でプロジェクトリーダーを任されたときでした。

それまでは「言われたことをやる」スタンスでしたが、リーダーになってからは:

  • 顧客との要件定義に参加
  • スケジュール管理と進捗報告
  • メンバーの技術指導とレビュー
  • トラブル時の意思決定

これらの経験を積むことで、技術だけでなく、ビジネススキルも評価されるようになったのです。結果として、年収は前年比で+120万円アップしました。

ポイント2:50代以降の年収が『落ちる』現実とその理由

先輩エンジニアたちの"分かれ道"

私がこれまで見てきた50代のインフラエンジニアは、大きく2つのパターンに分かれます:

パターンA:年収が上がり続けている人

  • 年収900万円〜1,200万円
  • 技術部長、ITマネージャー、アーキテクトなど明確なポジション
  • 若手の育成や組織マネジメントで価値を発揮

パターンB:年収が下がった人

  • 年収500万円〜600万円(40代の頃より200万円以上ダウン)
  • 役職定年後に専門職へ移行、または再雇用
  • 「手を動かす仕事」がメインで、若手と同じ業務内容

なぜ50代で年収が落ちるのか

統計データと実体験から、50代で年収が下がる主な理由は以下の3つです:

  1. 役職定年制度の壁

    • 多くの企業では55歳前後で管理職から外れる
    • 管理職手当(月5〜10万円)がなくなり、年収が60万〜120万円ダウン
    • 再雇用では給与体系が変わり、さらに減額されるケースも
  2. 適切なポジションにつけていない

    • 40代までにマネージャーやスペシャリストのポジションを確立できなかった
    • 「手を動かす技術者」のままでは、若手との差別化が難しい
    • 新しい技術(クラウド、コンテナ、IaCなど)へのキャッチアップが遅れている
  3. 市場価値の変化

    • 企業が求めるのは「コストパフォーマンスの高い即戦力」
    • 同じスキルレベルなら、年収の低い30代〜40代が選ばれる
    • オンプレミス中心のスキルセットでは需要が減少

リアルな事例:50代の先輩Aさんのケース

以前、一緒に働いていた50代の先輩Aさんは、45歳の時点で年収800万円でした。しかし、55歳で役職定年を迎え、専門職へ移行。年収は580万円まで下がりました。

Aさんはこう話していました:

「40代の頃は忙しくて、マネジメントや新技術の勉強に時間を割けなかった。気づいたら、若手と同じ構築作業をしている自分がいて…。もっと早くキャリア戦略を考えておくべきだった」

この言葉が、今でも強く印象に残っています。

ポイント3:年収を維持・向上させるための『戦略的キャリア設計』

50代でも年収が上がり続ける人の共通点

一方で、50代でも年収が上がり続けている先輩エンジニアBさん(年収1,050万円)もいます。Bさんの特徴を分析すると、以下の共通点が見えてきました:

  1. 40代のうちに明確なポジションを確立

    • 技術部長として組織マネジメントを担当
    • 若手エンジニアの育成プログラムを構築
    • 経営層への技術提案と予算交渉を主導
  2. 技術の"幅"と"深さ"を両立

    • オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトをリード
    • セキュリティ、ネットワーク、サーバーをすべて理解
    • 特定分野(Bさんの場合はAWSアーキテクチャ)で社内トップの専門性
  3. 対外的な発信と人脈構築

    • 社外の勉強会やカンファレンスで登壇
    • 技術ブログやQiitaで知見を共有
    • 転職市場での価値を常に意識

今からできる3つのアクション

では、20代〜30代の若手エンジニアが今からできることは何でしょうか?

アクション1:40歳までに目指すポジションを明確にする

  • マネジメント志向か、スペシャリスト志向か
  • どの技術領域で第一人者になるか
  • 5年後・10年後の自分の市場価値を定期的に見直す

アクション2:技術の"幅"を広げる経験を積む

  • 運用だけでなく、設計・構築の経験を積極的に求める
  • クラウド、自動化、コンテナなど、モダンな技術に触れる
  • 1つの企業・1つのプロジェクトに留まらない視野を持つ

アクション3:実践的なスキルを"手を動かして"習得する

  • 資格取得だけでなく、実際に構築できるスキルを磨く
  • 個人プロジェクトやハンズオンで実践経験を積む
  • 失敗を恐れず、試行錯誤する環境を作る

まとめ:年収の未来は、今日の行動で変わる

この記事でお伝えしたかったことは、以下の3点です:

  1. インフラエンジニアの年収は20代〜40代で著しく上がるが、それは自動的ではなく、スキルと経験の積み上げの結果
  2. 50代以降は適切なポジションについていないと年収が落ちるという現実があり、統計データと実体験が裏付けている
  3. キャリアは戦略的に作る必要がある。今からでも遅くない、むしろ今が最も重要な時期

私自身、20代の頃は「とりあえず目の前の仕事を頑張れば、年収は上がるだろう」と思っていました。しかし、50代の先輩たちの姿を見て、キャリアは戦略的に設計しなければならないと痛感しました。

あなたの10年後、20年後の年収は、今日の行動で変わります。

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