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SESから自社開発に転職した先輩が「実はここを見ていた」と教えてくれた話

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はじめに

SES歴3年の先輩が自社開発の会社に転職しました。

転職後しばらくして話を聞く機会があり、「どうやって転職できたんですか?」と聞いてみました。返ってきた言葉は、想像していたものとは少し違いました。

「技術力だけじゃなかった。面接官は他のところも見てたよ」

この記事は、その先輩が教えてくれた「自社開発企業の面接官が実際に見ていたポイント」をまとめたものです。転職活動を考えているSESエンジニアの参考になれば幸いです。

この記事を読むと、以下のことができるようになります。

  • 自社開発企業がSES出身エンジニアに求めることの実態が分かる
  • 「技術力以外」で評価されるポイントを把握できる
  • 転職活動前に準備すべきことが具体的に分かる

先輩の転職の背景

先輩はSESでインフラエンジニアとして3年働いていました。複数の現場を経験し、AWS・Linux・ネットワーク系の基礎は身についていた。でも「このままSESを続けていていいのか」という気持ちが積み上がり、転職活動を始めました。

最初は自信がなかったそうです。「自社開発の会社なんて、自分には無理かも」という感覚があった。でも転職活動を通じて「意外と評価してもらえるポイントがあった」と気づいたと言っていました。


見ていたポイント①:「自分で課題を見つけて動いた経験」があるか

面接でよく聞かれたのが「SES時代に自分から提案や改善をしたことがありますか?」という質問だったそうです。

「言われたことをやる」だけでなく、「現場の課題を見つけて、自分から動いた」という経験があるかを見ていた。

先輩の場合、担当していた現場でデプロイ作業が毎回手動だったのを「手順書を作って、シェルスクリプトで半自動化しました」という話をしたら、面接官の反応が変わったと言っていました。

「自社開発では、誰も指示しなくても課題を見つけて改善する人が必要。SES出身でも、現場でそういう動き方ができていた人は一緒に働けそうと思う」と言われたそうです。


見ていたポイント②:「なぜそうしたか」を説明できるか

「AWSを使っていた」「EC2を構築した」だけでは弱い。「なぜその構成にしたのか」「別の選択肢はあったか」まで説明できるかどうかを見ていたそうです。

手順書通りに動いていただけでは「なぜ」を答えられません。「なぜこの構成か」を説明できるということは、自分で考えて理解した証拠だからです。

「SES出身だと設計に関わっていないケースも多い。でも、構築した内容の背景を自分の言葉で語れる人は、自社開発環境でも通用する」という評価につながったと言っていました。


見ていたポイント③:「自分で学ぶ習慣があるか」が見える工夫をしていたか

自社開発の会社では、新しい技術を自分でキャッチアップして業務に活かすことが求められます。

「業務以外で何か勉強していますか?」という質問への答えが見られていました。

先輩は、個人のAWSアカウントで構成を試したり、勉強会に参加したりしていたそうです。「AWSの構成を自分のアカウントで作って、ブログにまとめたことがある」という話をしたら「自走できる人だ」という印象につながったと言っていました。

ポイントは「資格を取りました」だけでなく「実際に手を動かしている」が伝わること。資格はあるに越したことはないですが、「なぜ取ったか」「取って何を学んだか」まで話せる方が効果的だったと教えてもらいました。


見ていたポイント④:「失敗の話ができるか」

意外だったのが「失敗の話を正直にできるか」というポイントです。

「SES時代に難しかったこと・失敗したことを教えてください」という質問への答え方を見ていた。

「特にありません」「うまくいきました」という答えは、「反省して成長する習慣がない人」という印象になりがちだそうです。

「あのとき〇〇という設定ミスをして、こういう影響が出て、こう対処して、再発防止のためにこうした」という話ができる人は、「失敗を隠さず学びに変えられる人」という評価につながると言っていました。


転職活動前に準備すべきこと

先輩の話を聞いて、「転職活動前にやっておけばよかった」と言っていたことをまとめます。

①「自分でやったこと」の棚卸し

SES時代の業務を振り返り、「手順書通りにやっただけのこと」と「自分で考えて動いたこと」を分けて整理します。自分で提案した、改善した、調べて解決した——そういう経験を書き出しておく。

②「なぜそうしたか」を言語化する練習

自分が構築した構成や設定について「なぜその選択か」を言葉にする練習をします。技術的な説明だけでなく「コスト・運用・可用性を考慮して」という文脈で話せると、設計思考が伝わります。

③ 業務外での実績を作る

個人AWSアカウントで何かを構築する、技術ブログを書く、勉強会でLTをする——「業務外でも動いている」という事実を作ることが、転職活動の武器になります。


技術力は「入場料」

先輩が最後に言っていた言葉が印象的でした。

「技術力は入場料だよ。最低限あることが前提で、その上で『この人と一緒に働きたいか』を見てる」

AWSやLinuxの基本ができることは、選考に進むための最低条件です。その上で「自分で考えて動ける人か」「失敗から学べる人か」「自走できる人か」が判断される。

SES出身というバックグラウンドは、「自社開発の経験がない」という弱みとして見られることもあります。でも「現場で自分なりに課題を見つけて動いてきた」という話ができれば、それは強みに変わります。


まとめ

この記事では以下のことを解説しました。

  • 自社開発企業が見ているのは「自分で課題を見つけて動いた経験があるか」
  • 「AWSを使っていた」だけでなく「なぜそうしたか」まで説明できるかが問われる
  • 「資格を取った」だけでなく「業務外でも手を動かしている」が自走できる証拠になる
  • 失敗の話を正直に語れるかどうかが、成長習慣があるかどうかの評価につながる
  • 技術力は入場料。その上で「一緒に働きたいか」が判断される

転職活動を考えているなら、まず「自分でやったこと」の棚卸しから始めてみてください。意外と「自分でやったこと」はあるものです。



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