はじめに
「単価を上げたいけど、どう交渉すればいいか分からない…」
SESで働くエンジニアにとって、単価は年収に直結する重要なテーマです。しかし「交渉って何を言えばいいの?」「言い出したら切られるんじゃ?」という不安から、何年も同じ単価で働き続けてしまう方が多いのが実情です。
私自身、SES経験者として単価交渉に悩んだ時期がありました。また、勉強会で出会ったエンジニア仲間の中にも、実際に交渉して単価アップに成功した方がいます。
この記事では、SESエンジニアが単価交渉で年収を上げるための具体的な手順を、実例を交えてお伝えします。
ステップ1:自分の「市場単価」を調べる
具体的なエピソード
勉強会で知り合ったインフラエンジニア3年目の方は、月単価50万円で常駐していました。しかしフリーランスエージェントの求人を見ると、同じスキルセット(AWS + Linux運用)で月65〜70万円の案件がゴロゴロ。自分の単価が相場より大幅に低いことに気づいたのです。
なぜ重要なのか
交渉の根拠がないまま「上げてください」と言っても通りません。「市場相場では○○万円が妥当です」というデータがあれば、会社側も無視できません。
具体的なアクション
フリーランスエージェントのサイト(レバテック、PE-BANK等)で自分のスキルに合う案件の単価を10件以上チェックしましょう。自分の現在単価との差額を明確にすることが交渉の出発点です。
ステップ2:「交渉材料」を3つ以上用意する
具体的なエピソード
前述の方は、交渉に向けて3つの材料を準備しました。1つ目はAWS SAAの資格取得、2つ目は常駐先での改善実績(監視アラートの誤報を70%削減)、3つ目は市場単価のデータです。結果的に、月単価が50万→60万にアップしました。
なぜ重要なのか
「頑張っています」だけでは交渉材料になりません。客観的に示せる実績・スキルがあると、会社側も顧客への単価交渉がしやすくなります。あなたの単価アップは、営業担当にとっても利益になるのです。
具体的なアクション
以下の3カテゴリから、最低1つずつ準備しましょう。
- 資格: AWS認定、LPIC、CCNA等の取得・更新
- 実績: 現場での改善事例、工数削減、障害対応の実績を数値化
- 市場データ: 同スキル帯のフリーランス案件単価
ステップ3:「伝え方」を工夫する
具体的なエピソード
交渉で失敗する典型は「不満ベース」の伝え方です。「今の単価が低すぎます」と言うと、会社側は防衛的になります。成功した方は「今後も長く貢献したいので、市場に合った評価をいただけると嬉しいです」というスタンスで伝えていました。
なぜ重要なのか
単価交渉はゼロサムゲームではありません。あなたの市場価値が上がれば、会社は顧客に対しても単価改定を提案できます。「一緒に成長するための相談」というスタンスが、最も通りやすい伝え方です。
具体的なアクション
交渉は「四半期面談」や「契約更新のタイミング」に合わせましょう。突然切り出すのではなく、定期的な場で自然に話題にするのがコツです。
まとめ
SESエンジニアの単価交渉は、正しい準備をすれば決して難しいものではありません。
- 市場単価を調べて「根拠」を持つ
- 資格・実績・データの3つで「交渉材料」を揃える
- 「一緒に成長するための相談」として伝える
年収100万円アップは、月単価にすると約8万円の上昇です。スキルアップと実績づくりを並行すれば、十分に現実的な目標です。まずは市場単価の調査から始めてみてください。
ハンズオンラボでは勉強会を開催中!
単価交渉の武器になるスキルを身につけるためのハンズオンやもくもく会を隔週で開催しています。
興味がある方は、ぜひconnpassページをご確認ください。
📍 connpassページ: https://zeki-chan-lab.connpass.com/