とっても易しいセットアップ手順
職場でどうしても構文解析をしたくなったので、JavaCCというパーサジェネレータを使う機会がありました。
この記事は、JavaCCを使うにあたって、公式ページのGetting Startedなど色々読んでまとめた自分向け手順です。
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環境
以下の環境で動作確認しました。OS JDK JavaCC Redhat Enterprise Linux(RHEL) 6 1.6 6.0 macOS Mojave 1.8 6.0 Windows 10 1.8 6.0 -
ダウンロード
公式ダウンロードサイトからzipファイルをダウンロードします。
私の環境では、「Download JavaCC 6.0」というリンクボタンを押すとダウンロードが始まりました。 -
解凍
ダウンロードしたzipファイルを解凍します
解凍先は書き込み権限のあるところならどこでも大丈夫です。
(私はサーバ側の環境を壊さないよう、以下のようにホームディレクトリ配下に解凍しました。)(Linx/Mac)${HOME}/usr/local/tools/javacc-6.0
(Windows)%systemdrive%%homepath%¥usr¥local¥tools¥javacc-6.0
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実行ファイルの作成
解凍したディレクトリ(フォルダ)内に"bin"というディレクトリがあります。
ここに以下のような実行ファイルを起きます。${HOME}/usr/local/tools/javacc-6.0/bin/javacc(Linux/Mac)#!/bin/bash java -cp ${HOME}/usr/local/tools/javacc-6.0/bin/lib/javacc.jar javacc "$@"
%systemdrive%%homepath%¥usr¥local¥tools¥javacc-6.0¥bin¥javacc.bat(Windows)@ECHO OFF java -cp %systemdrive%%homepath%¥usr¥local¥tools¥javacc-6.0¥bin¥lib¥javacc.jar javacc %%*
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パスを通します。
ユーザ環境変数PATHに実行ファイルを置いたディレクトリを追加します。Linux/Macexport PATH=${PATH}:${HOME}/usr/local/tools/javacc-6.0/bin
Windowsset PATH=%PATH%;%systemdrive%%homepath%¥usr¥local¥tools¥javacc-6.0¥bin
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テストしてみます
上記でセットアップは完了です。
ここで、動作するかテストしておきましょう。(Windowsについては割愛)
Linux/Mac(ホームディレクトリを/home/hogehogeとした場合)
> # まずはPATHが通ったことを確認
> which javacc
/home/hogehoge/usr/local/tools/javacc-6.0/bin/javacc
> # javaccが実行できることを確認
> javacc
Java Compiler Compiler Version 6.0_1 (Parser Generator)
Usage:
javacc option-settings inputfile
"option-settings" is a sequence of settings separated by spaces.
Each option setting must be of one of the following forms:
...(実際はもっと長いメッセージが出ます。)