そうなんですよ。一番新しいのが一番いいやつなので、それを使っておくのがいいのですよ。。。
でもね、古風なのもよかったりするじゃないですか? 2.7.8 とか。
それ、できるよ。そう rbenv ならね。
そもそも rbenv とは
rbenv とは様々なversionのRubyを共存(同時にインストール)させつつ、簡単にいい感じに切り替えて使えるようにするツールです。
そして ruby-build とはrbenv環境用に様々なversionのRubyを簡単にインストールする仕組みです。
なので流れとしては
- rbenv 自体を整える
- ruby-build を整える
- ご希望のRubyのversionを選ぶ
- ご希望のversionのRubyをbuild(インストール)する
- ご希望のversionのRubyを選択する
です。
Macで何も考えずに最新の一番いいRubyを使う方法 ではこの一連の流れを説明しました。
Ruby 2.7.8 をインストールする
一番いいやつじゃない。。。それは分っている。脆弱性の対応も行なわれていなくてバグ対応などのメンテナンス、サポートもとっくの昔に切れていて使うのは非常に危険なバージョン。。。でも好き。2.7.8。。。
という人が沢山いるみたいなので 2.7.8 を使えるようにしてみましょう。
rbenv/ruby-build は整っているので 3,4,5 をやればOKです。
やってくよ
今あなたが使っているrubyは一番いい 3.3.4 のはずです。
ruby -v
とすると
ruby 3.3.4 (2024-07-09 revision be1089c8ec) [x86_64-darwin22]
などと表示されますね。
まず 2.7.8 がインストール可能かを調べます。
rbenv install --list
3.1.6
3.2.4
3.3.4
jruby-9.4.8.0
mruby-3.3.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-24.0.1
truffleruby+graalvm-24.0.1Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown.
Use `rbenv install --list-all' to show all local versions.
Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown. という事なので、当然表示されませんが
rbenv install --list-all
すれば出てくるはずです。
build しましょう。
rbenv install 2.7.8
10分から20分ほど待って、buildが終ったら
rbenv global 2.7.8
すると
ruby -v
ruby 2.7.8p225 (2023-03-30 revision 1f4d455848) [x86_64-darwin21]
はい OK
簡単ですね。
一番いいやつに戻す
rbenv global 3.3.4
して
ruby -v
ruby 3.3.4 (2024-07-09 revision be1089c8ec) [x86_64-darwin22]
切り替え簡単
インストール済みのRubyがわからなくなったら?
rbenv versions
してみましょう。
system
2.3.3
2.3.6
2.3.8
2.4.1
2.5.8
2.6.3
2.6.4
2.6.5
2.6.6
2.7.1
2.7.2
* 2.7.8 (set by /Users/hana-da/.rbenv/version)
3.0.0-preview1
3.0.0-preview2
3.1.1
3.3.2
3.3.3
3.3.4
3.4.0-preview1
3.4-dev
こんな感じで build(インストール)済みの version がわかります。
これはつまり rbenv install
しなくても、rbenv global
で切り替えるだけで使える一覧という事になります。