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Macでちょっと考えて好きなRubyを使う方法

Last updated at Posted at 2024-07-23

そうなんですよ。一番新しいのが一番いいやつなので、それを使っておくのがいいのですよ。。。

でもね、古風なのもよかったりするじゃないですか? 2.7.8 とか。

それ、できるよ。そう rbenv ならね。

そもそも rbenv とは

rbenv とは様々なversionのRubyを共存(同時にインストール)させつつ、簡単にいい感じに切り替えて使えるようにするツールです。
そして ruby-build とはrbenv環境用に様々なversionのRubyを簡単にインストールする仕組みです。

なので流れとしては

  1. rbenv 自体を整える
  2. ruby-build を整える
  3. ご希望のRubyのversionを選ぶ
  4. ご希望のversionのRubyをbuild(インストール)する
  5. ご希望のversionのRubyを選択する

です。

Macで何も考えずに最新の一番いいRubyを使う方法 ではこの一連の流れを説明しました。

Ruby 2.7.8 をインストールする

一番いいやつじゃない。。。それは分っている。脆弱性の対応も行なわれていなくてバグ対応などのメンテナンス、サポートもとっくの昔に切れていて使うのは非常に危険なバージョン。。。でも好き。2.7.8。。。

という人が沢山いるみたいなので 2.7.8 を使えるようにしてみましょう。

rbenv/ruby-build は整っているので 3,4,5 をやればOKです。

やってくよ

今あなたが使っているrubyは一番いい 3.3.4 のはずです。

ruby -v

とすると

ruby 3.3.4 (2024-07-09 revision be1089c8ec) [x86_64-darwin22]

などと表示されますね。

まず 2.7.8 がインストール可能かを調べます。

rbenv install --list

3.1.6
3.2.4
3.3.4
jruby-9.4.8.0
mruby-3.3.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-24.0.1
truffleruby+graalvm-24.0.1

Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown.
Use `rbenv install --list-all' to show all local versions.

Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown. という事なので、当然表示されませんが

rbenv install --list-all

すれば出てくるはずです。

build しましょう。

rbenv install 2.7.8

10分から20分ほど待って、buildが終ったら

rbenv global 2.7.8

すると

ruby -v

ruby 2.7.8p225 (2023-03-30 revision 1f4d455848) [x86_64-darwin21]

はい OK
簡単ですね。

一番いいやつに戻す

rbenv global 3.3.4

して

ruby -v

ruby 3.3.4 (2024-07-09 revision be1089c8ec) [x86_64-darwin22]

切り替え簡単

インストール済みのRubyがわからなくなったら?

rbenv versions

してみましょう。

system
2.3.3
2.3.6
2.3.8
2.4.1
2.5.8
2.6.3
2.6.4
2.6.5
2.6.6
2.7.1
2.7.2
* 2.7.8 (set by /Users/hana-da/.rbenv/version)
3.0.0-preview1
3.0.0-preview2
3.1.1
3.3.2
3.3.3
3.3.4
3.4.0-preview1
3.4-dev

こんな感じで build(インストール)済みの version がわかります。
これはつまり rbenv install しなくても、rbenv global で切り替えるだけで使える一覧という事になります。

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