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Macで何も考えずに最新の一番いいRubyを使う方法

Last updated at Posted at 2024-07-23

Elshaddai_free_images056.jpg
一番新しいRubyが一番速くて一番よいRuby

という事で最新のRubyを何も考えずに入れて使う方法です。

最新のRubyは年に数回(2ヶ月に1回)リリースされるので、それに追従して最新のRubyを入れつづけやすいように rbenv というツールを使います。

下ごしらえ

基本的には https://github.com/rbenv/rbenv#basic-git-checkout に書いてある事をそのままやるだけなのですが、この記事では 何も考えずに がウリなので何も考えなくていいように、何も考えずに以下のコマンドをターミナルへコピペしてください。

まず rbenv をインストール

ターミナルを起動して以下のコマンドをコピペ

git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
~/.rbenv/bin/rbenv init

rbenvのインストールは完了です

ここまでできたらターミナルを一度終了してください。

rbenvがインストールできているか確認

再度ターミナルを起動して以下のコマンドをコピペ

curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/HEAD/bin/rbenv-doctor | bash

OK がいっぱい出たら OK

rbenv を使って Ruby をビルドする準備

ruby-build という仕組みを導入します。
基本的には https://github.com/rbenv/ruby-build#clone-as-rbenv-plugin-using-git に書いてある事をそのままやるだけなのですが、この記事では 何も考えずに がウリなので何も考えなくていいように、何も考えずに以下のコマンドをターミナルからそれぞれコピペしてください。

git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build

ruby-build がインストールできているか確認

以下のコマンドをコピペ

rbenv install --list

なんかversion番号っぽいものがいくつか出てきたらOK

libyaml を用意する

Homebrewの導入

Ruby 3.2からrubyをbuildするのにlibyamlというライブラリが別途必要になりましたので、libyamlを簡単に導入するためにHomebrewという仕組みを導入するのですが、この記事では 何も考えずに がウリなので何も考えずに以下のコマンドをコピペ

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

すると

==> Checking for sudo access (which may request your password)...

という表示で一旦停止するので自分のmacのパスワードを入力する。
その後、インストールするかの確認を求められるのでEnterを押下。

最後に以下の2行をそれぞれコピペ

(echo; echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"') >> /Users/$USER/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

See: libyaml や libffi のような 3rd パーティのライブラリのソースコードの同梱を廃止しました

libyaml をインストール

何も考えずに以下をコピペ

brew install libyaml

もし下の Warning が表示されたら。。。

Warning: libyaml 0.2.5 is already installed and up-to-date.

以下をコピペ

brew reinstall libyaml

一番いいのを頼む

準備は整いました!
それでは最新の1番いいRubyをbuildしてインストールしましょう。

先程の rbenv install --list で出てきたもののうち数字とピリオドだけで構成されている一番最新のやつが一番いいやつです。

3.1.6
3.2.4
3.3.4
jruby-9.4.8.0
mruby-3.3.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-24.0.1
truffleruby+graalvm-24.0.1

Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown.
Use `rbenv install --list-all' to show all local versions.

だったら 3.3.4 ですね。

以下のコマンドをコピペ

rbenv install 3.3.4

2分から3分ほど待ちます。

一番いいのを使う

使用するRubyのversionを指定するには以下のコマンドをコピペ

rbenv global 3.3.4

とすると 3.3.4 が使えます。

さらに一番いいのを使う

新しいRubyがリリースされたという話を聞いたら、あなたが今使っているRubyは一番いいやつではなくなっています。
一番いいやつを使いつづけるには以下のコマンドをそれぞれコピペ

git -C ~/.rbenv pull
git -C ~/.rbenv/plugins/ruby-build pull

した後、 rbenv install --list してみてください。インストールできるversionが増えているはずです。
あとは rbenv install して rbenv global すればOKです。

本当に一番いいのを使う

インストールできるversionの確認に使っている rbenv install --list は実は安定版のみがリストアップされています。

公式にリリースされていない開発中の本当の最新のRubyや、リリースPreview版のRubyを使いたい時は rbenv install --list-all としてみてください。

Happy Hacking!

おまけ

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