という事で最新のRubyを何も考えずに入れて使う方法です。
最新のRubyは年に数回(2ヶ月に1回)リリースされるので、それに追従して最新のRubyを入れつづけやすいように rbenv というツールを使います。
下ごしらえ
基本的には https://github.com/rbenv/rbenv#basic-git-checkout に書いてある事をそのままやるだけなのですが、この記事では 何も考えずに
がウリなので何も考えなくていいように、何も考えずに以下のコマンドをターミナルへコピペしてください。
まず rbenv をインストール
ターミナルを起動して以下のコマンドをコピペ
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
~/.rbenv/bin/rbenv init
rbenvのインストールは完了です
ここまでできたらターミナルを一度終了してください。
rbenvがインストールできているか確認
再度ターミナルを起動して以下のコマンドをコピペ
curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/HEAD/bin/rbenv-doctor | bash
OK がいっぱい出たら OK
rbenv を使って Ruby をビルドする準備
ruby-build という仕組みを導入します。
基本的には https://github.com/rbenv/ruby-build#clone-as-rbenv-plugin-using-git に書いてある事をそのままやるだけなのですが、この記事では 何も考えずに
がウリなので何も考えなくていいように、何も考えずに以下のコマンドをターミナルからそれぞれコピペしてください。
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build
ruby-build がインストールできているか確認
以下のコマンドをコピペ
rbenv install --list
なんかversion番号っぽいものがいくつか出てきたらOK
libyaml を用意する
Homebrewの導入
Ruby 3.2からrubyをbuildするのにlibyamlというライブラリが別途必要になりましたので、libyamlを簡単に導入するためにHomebrewという仕組みを導入するのですが、この記事では 何も考えずに
がウリなので何も考えずに以下のコマンドをコピペ
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
すると
==> Checking for
sudo
access (which may request your password)...
という表示で一旦停止するので自分のmacのパスワードを入力する。
その後、インストールするかの確認を求められるのでEnterを押下。
最後に以下の2行をそれぞれコピペ
(echo; echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"') >> /Users/$USER/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
See: libyaml や libffi のような 3rd パーティのライブラリのソースコードの同梱を廃止しました
libyaml をインストール
何も考えずに以下をコピペ
brew install libyaml
もし下の Warning が表示されたら。。。
Warning: libyaml 0.2.5 is already installed and up-to-date.
以下をコピペ
brew reinstall libyaml
一番いいのを頼む
準備は整いました!
それでは最新の1番いいRubyをbuildしてインストールしましょう。
先程の rbenv install --list
で出てきたもののうち数字とピリオドだけで構成されている一番最新のやつが一番いいやつです。
3.1.6
3.2.4
3.3.4
jruby-9.4.8.0
mruby-3.3.0
picoruby-3.0.0
truffleruby-24.0.1
truffleruby+graalvm-24.0.1Only latest stable releases for each Ruby implementation are shown.
Use `rbenv install --list-all' to show all local versions.
だったら 3.3.4
ですね。
以下のコマンドをコピペ
rbenv install 3.3.4
2分から3分ほど待ちます。
一番いいのを使う
使用するRubyのversionを指定するには以下のコマンドをコピペ
rbenv global 3.3.4
とすると 3.3.4 が使えます。
さらに一番いいのを使う
新しいRubyがリリースされたという話を聞いたら、あなたが今使っているRubyは一番いいやつではなくなっています。
一番いいやつを使いつづけるには以下のコマンドをそれぞれコピペ
git -C ~/.rbenv pull
git -C ~/.rbenv/plugins/ruby-build pull
した後、 rbenv install --list
してみてください。インストールできるversionが増えているはずです。
あとは rbenv install
して rbenv global
すればOKです。
本当に一番いいのを使う
インストールできるversionの確認に使っている rbenv install --list
は実は安定版のみがリストアップされています。
公式にリリースされていない開発中の本当の最新のRubyや、リリースPreview版のRubyを使いたい時は rbenv install --list-all
としてみてください。
Happy Hacking!
おまけ