19
18

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

勉強会アンチパターンへの対処例(随時更新)

Last updated at Posted at 2018-07-29

はじめに

本記事は、「有志の社内勉強会を1年で50回くらいやった結果 伝えたいこと」で書いた「勉強会アンチパターン」の対処例についてです。

自分自身あれからいろんな勉強会を見てみて、いろいろなやり方があるよな・・・と、認識を改めたものです。
また、自分の記事で定義した『アンチパターン』は、「絶対にダメ!」というほどのものではないため、誤解を解く意図もあったりする。

宿題を出す

「モチベーションの低い奴はやってこないから、宿題は準備するコストに対して見合うほどのリターンはないよ」ということで、アンチパターン定義していた。

ゲーミフィケーション化

勉強会をゲーミフィケーションする」を読んで、「確か」にと思った。

ついて来れる人を対象に、フィードバックループを回すことで、効果を最大化するってのは、ありだな。と。

強制する

「強制はモチベーション下げるから、継続性の観点からNGやで」ってことで、アンチパターン定義していた。

仕事にする

「勉強会」というよりは「調査報告会」みたいな形。
実際に部門でやってて、ある程度うまく行った気がする。(自分は運営側じゃなくて参加者側で参加した)

  1. テーマ選定(運営の仕事)
  2. チームにテーマを割り振る(部門のメンバ全員が対象)(運営の仕事)
  3. 必ず外部の研修に参加してもらう
  4. チームごとに発表内容をまとめる(チームごとに責任持ってやる)
  5. チームごとに発表する(偉い人の講評あり)

4〜5人で1チーム。5チームくらいできた。
発表は1組1時間程度なので、発表の日は1日かけてのイベントになる。
仕事なので、ちゃんと業務時間内にやってもらう。(有志とか、自己啓発とか、そういうのじゃなくて、仕事の一つ。)

イベント頻度としては半期に1回程度。
外部研修への申し込みは、テーマ発表から1ヶ月以内にやってもらう。(運営でチェックする)

テーマは、
「テスト自動化」や「UML」など、今の現場に馴染みが無いだけの一般技術や、
「ディープラーニング」とか、「ブロックチェーン」とかの先端系技術など、様々。
「競合他社のソリューション情報」などのビジネス系のテーマもあった。

発表は、
研修の内容をそのまま発表されてもしょうがないので、
「何かしら実践してみる」とか、「部門への適用方法の検討」とか、「この先、部門としてどう取り組んでいくべきかの考察」などを加えなさい、
っていう条件がついた。

結果としては、
「部門のメンバーの、新しい技術への感度が上昇した」感があった。

実践・検討・考察の深さはかなりメンバーに依存しており、「素晴らしい発表だな!」ってのもあれば「これは・・・」ってのもあった。
まぁ別に全部が当たりの発表になるわけがないので、運営側も特に気にしてない感じだった。
また、発表の仕方もかなり癖が強く、発表に「慣れている人」「慣れていない人」の差がかなり浮き彫りになった。
(今まで発表の機会がほとんど無いエンジニアにやらせるわけだし、そんなものだろう。)

色々な発見がありつつも、業務ピークと重なると動けないチームもあり、現場負荷はそこそこ高い。
現場負荷の解消に関しては、業務量自体のマネジメント話になるので、ここでは割愛するが、「勉強会があることを前提に、仕事を調整した」という考え方の転換が大きかった様に感じる。

前記事で書いてた「動機付け云々の話」に関しては、これは「仕事なんだからやりましょう」で押し通せるのが強み。
上司からの指示で、「勉強会しなさい!」と言われたら、この形にしようかなと思う。

ちなみにこれの運営は「部門で2・3番目に偉い人」がやっていた。

以上です。(気が向いたら追加していきます)

19
18
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
19
18

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?