RESZAIKO開発エンジニアの浜辺です。
今年4月、第一子となる娘が産まれ、10月までの半年間、育児休業をいただきました。
育休中は会社PCを返却し、Slackアカウントも一時停止となるため、仕事に関する情報は一切シャットアウトされます。
そのおかげで初めての育児にフルコミットすることができました。
育休中の経験を振り返ってみると、「これって仕事にも通じるな」と感じた場面がいくつかありました。(若干こじつけてるところもありますがw)
今回は、その中でも特に印象に残ったことを書いてみます。
ミルク
新生児期(最初の1~2ヶ月)は3時間おきにミルクを飲ませる必要があります。夜中でも早朝でも関係ありません。
産まれる前までは、粉を溶かしてあげるだけ、なんて思っていましたが、実際はもっと工程が多いです。
- お湯を沸かす
- ミルクを溶かす
- 冷ます
- 飲ませる
- ゲップをさせる
- 哺乳瓶を洗う
- 消毒する
これを3時間おきに行うのですが、意外と1回で30分以上は使います。
普段育児をしない夫がこれを理解しないで、飲ませた後の工程が妻に偏ってしまい、スレッズで怒っている人をよく見かけます。
これはプロダクト開発でいうと「自分の担当箇所の実装だけして仕事が終わったと思っている」パターンに似ています。
エンジニアがコードだけ書いて、あとはディレクターや営業におまかせ…という状態になりがちではないでしょうか。
実際はテストしたり、UXを確認したり、関係者にオペレーションの変更を説明したり、作ることと同じくらい重要な後工程が待っています。
自分も実装にどうしても固執してそれ以外が疎かになってしまう時があります。作る以上の工程までしっかり面倒を見ることで、さらにユーザーへの価値提供を最大化できるのだと意識を持ちたいです。
お風呂
育休中で最も忙しかったのは夕方からの時間でした。
早々と夕食を済ませ、赤ちゃんをお風呂に入れ、ミルクを与え、夜の寝かしつけ合戦に備えなければいけません。
私が洗って湯船に入れ、妻が保湿・着替え・ミルクを担当。
その間私は急いで自分の風呂を済ませ、妻とバトンタッチして寝かしつけへ。
2人とも流れを理解していて、同じ目標に向かって動いています。
また、この流れを最大効率で回すために、お互いが常に「今、相手がどの工程にいるのか」を把握し「自分が代わることで相手が何ができるか」を考える必要があります。
チーム開発に置き換えても同じことが言えます。
期限内に機能をリリースするために、
- 決めなければいけない仕様は何か
- 誰がどういった手順で進めていくのか
を明確にして、全員がそれを理解することがとても重要です。
また、リーダーやディレクターだけでなく、各メンバーがお互いのタスク状況を認識し合って開発を進めることは大きなメリットがあります。
- 手が空いたら新たなタスクを自分からとっていける
- 急な差し込み案件も適切に優先度を決めることができる
- 全員で同じ課題について議論できる
改めて振り返ると、育児のお風呂一つ取っても、仕事に活かせる学びがあるなーと思いました。(育休中は1ミリも仕事のこと考えなかったですが)
寝かしつけ
育児の中で、個人的に最大難易度なのが寝かしつけです。
- 1時間泣き続ける
- ベッドに下ろした瞬間に起きる(いわゆる背中スイッチ)
- 夜中も1時間毎に起きる
…など、理不尽な事だらけです。
ここをうまく乗り越えていかないと、ほとんど睡眠が取れないまま朝を迎え、夫婦関係もギスギスする結果になります。(なりました。)
なので、お互いの状況を見ながら交代を重ねることでなんとか乗り切ります。
- いま明らかに妻の方が疲れているから交代しよう
- もう一時間抱っこし続けて、メンタルが削れてきたから一旦スイッチ
プロダクト開発でも、予測不可能なバグや障害、リリース間際のクライアントからの無理な要求など、理不尽な状況は発生すると思います。
でも、それを乗り越えていけるのはチームで対応しているから。1人で抱え込まず、複数人でカバーし合えるからではないでしょうか。
復帰して2ヶ月
復帰して2ヶ月ほど経ちましたが、日々仕事と育児の両立の難しさを痛感しています。
(産まれる前は、育休中もゴルフ行けるかな〜とかバカなこと言ってましたが、そんなものは全くもって行けません)
仕事も育児も、大事なのは「1人でなんとかしようとしないこと」だなと感じます。
過去の自分を振り返ると、どうしても自分が未熟に感じると、1人でなんとかして成果を上げたいと考えてしまいがちでした。
でも誰かに頼って初めて、納得のいく成果が出せるし、一人前になれるのかもしれません。
現在の開発チームはディレクター1人, エンジニア5人の小規模チームですが、これからも協力して課題に立ち向かっていけるチームでありたいなと思っています。
さいごに
地理的な理由で実家のサポートを得られず、不安も多かった半年間でしたが、その分妻とチームとして協力して育児に向き合う時間を持てました。
友人に話すと「半年も育休取れるなんて、いい会社だね」と言われることが多いですが、本当にその通りだし、会社やチームメンバーの理解と協力には改めて感謝しています。
(ちなみにこの記事は妻のファクトチェック済みです)