はじめに
ハードディスクの廃棄などで完全なデータのフォーマットが必要になったとき、ファイルを削除するだけでは、リカバリソフトを使うことで盗み取られてしまう可能性があります。完全なデータの削除をddコマンドを使用して実施します。
ディスク情報を確認する
デバイスは/dev/sdXとします。
$ sudo fdisk -l /dev/sdX
ディスク /dev/sdX: 1.8 TiB, 2000398934016 バイト, 3907029168 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
物理セクタサイズは、4096バイトのようです。
全物理セクタ数は、2000398934016 /4096=488378646セクタです。
ディスク全体を削除する
乱数を書き込みます。
容量が大きいと時間がかかりますので、PCのリソースに余裕があるときに実行します。
$ sudo dd if=/dev/urandom of=/dev/sdX bs=4096 count=488378646 seek=0 status=progress
参考サイト